おっさん冒険者の"レベル+5"が、心に染みる。

長年、冒険者として地道に生きてきた36歳のルイス――その等身大の姿が、読んでいてとても心地よい物語でした。

彼の「特別ではないけれど、確かに積み重ねてきたもの」が、"+Level5"というスキルで浮かび上がる瞬間のカタルシスは見事。中でもギルド内での人望や、若い受付嬢・フレイとの微笑ましいやり取りがとても自然で、キャラクターたちが本当に「生きている」と感じられます。

文章も非常に読みやすく、テンポ良く展開しつつ、熱さも笑いもきっちり盛り込まれていて、読後感の良い作品でした。騎士団副団長・エリアとの関係の今後や、危険度7のダンジョン攻略がどうなるのか、続きを楽しみにしております!

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