おっさん冒険者の"レベル+5"が、心に染みる。
- ★★★ Excellent!!!
長年、冒険者として地道に生きてきた36歳のルイス――その等身大の姿が、読んでいてとても心地よい物語でした。
彼の「特別ではないけれど、確かに積み重ねてきたもの」が、"+Level5"というスキルで浮かび上がる瞬間のカタルシスは見事。中でもギルド内での人望や、若い受付嬢・フレイとの微笑ましいやり取りがとても自然で、キャラクターたちが本当に「生きている」と感じられます。
文章も非常に読みやすく、テンポ良く展開しつつ、熱さも笑いもきっちり盛り込まれていて、読後感の良い作品でした。騎士団副団長・エリアとの関係の今後や、危険度7のダンジョン攻略がどうなるのか、続きを楽しみにしております!