概要
大平原の暮らしから闘技場へ。仲間の仇たる剣闘士に、少年の剣は届くか!?
■平原を移り住む遊牧民の子、ウミドは突然に仲間を殺され、街の闘技場へ。目の前には仲間の仇、剣闘士が己の命を賭けて戦う。
いつか……討つことなど叶うのだろうか。
◇ ◆ ◇
●ウミド 11歳
遊牧民の子。仲間を失ったのも束の間、見たこともない街へ連れられ、闘技場に入れられる。
●レオニス 25歳
連勝を続ける剣闘士。自身を恨むウミドと寝起きを共にする。
●アリサ 13歳
闘技場で下働きをする娘。性別と年齢のわりに力強く、懸命に働く。
いつか……討つことなど叶うのだろうか。
◇ ◆ ◇
●ウミド 11歳
遊牧民の子。仲間を失ったのも束の間、見たこともない街へ連れられ、闘技場に入れられる。
●レオニス 25歳
連勝を続ける剣闘士。自身を恨むウミドと寝起きを共にする。
●アリサ 13歳
闘技場で下働きをする娘。性別と年齢のわりに力強く、懸命に働く。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!家族と山羊と生きていたが、復讐の芽を植え付けたアイツをアイツをだ!
自然ばかりの中に育ったウミド。
山羊と暮らし、家族もおり、特に父親の言葉、『心(しん)』を自身の信条として生きてきた。
向こうが野蛮だと思うほどの火で、なにもかもを失ったが、仇はとるとレオニスが頭らしいと追いかけると、彼は凄腕の剣闘士だった。
生活環境の異なる地で、如何に生き抜いてやり、如何に敵を倒すか。
ギラつく鼓動が視線になる思いだ。
世話人のアリサと知り合い、敵地をよく観察し、若いウミドは真綿が沁みるように、作戦を練って鍛練して体を守り、生き甲斐としてはダークだが、奴を墜とすことにかける。
様々な世の道理を知る中でウミドが選んだ、より『心』なる術はなにか。
是非、若き者の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「オレが殺すまで死ぬな!」仇敵へのクソデカ感情が、少年の生きる糧となる
何から何まで素晴らしかった。凄まじい傑作です。
最終回を見届けて、これほどまでのロスに陥るとは思いませんでした。
いわゆる「村焼き」から幕を開ける本作。
集落が敵襲に遭い、一人生き残った遊牧民の少年・ウミドは、家族や仲間を殺した男・レオニスの命を狙います。
見知らぬ闘技場の街へと連行されたウミドは、レオニスが「百人殺し」の二つ名で呼ばれる最強の剣闘士だと知るのです。
まず、ウミドとレオニスの関係性があまりにも最高です。何度悶えて床を転げたことでしょう。
ウミドの父親を手にかけておきながら、彼を「息子」と呼んで飄々とした態度で面倒を見るレオニス。
ウミドにしたら不本意すぎる奇妙な「親子」関…続きを読む