概要
売れない陰キャ作家✕陽キャの高校生祓い屋=春を告げる凸凹男子バディ!
語り手は、春告鳥。
演者は、葉脈憑き。そして葉脈祓い屋と花師。
観客は──あなた。
幕を開けるは、その時限りの物語。
売れない作家の小鳥遊螢は、ひょんなことから人に憑くという【鬼の葉脈】を祓う祓い屋である男子高校生──梵諫早と出会う。諫早に葉脈憑きを鎮めることができる春告鳥だと告げられ諫早の春告鳥になるよう誘いを受けるものの、自分の文章に自信の持てない螢はそれを拒絶する。
頭部が植物のように変形している葉脈憑きに襲われ怯える螢だったが、祓う能力を持たなくとも葉脈憑きを救いたいと願う諫早の態度に胸打たれ、物語を語った。
見事葉脈憑きを鎮めた螢へと、諫早は手を伸ばす。
「おれには、あんたが必要なんだ」
「ね、怖がってていいから。あんたのことはおれが守るから」
「おれは、や
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