第5話
ログインし、リェーフに挨拶しながら、撫で回していく
「おはようリェーフ、今日から亜人の森でばんばんクエストして行くよ」
「グァン」
リェーフの挨拶を聞きながら本を開き亜人の森のクエストを確認する
クエスト一覧
ゴブリンの討伐
場所………亜人の森
対象………ゴブリン10体
種類………討伐
報酬………1000ギル
コボルトの討伐
場所………亜人の森
対象………コボルト10体
種類………討伐
報酬………1000ギル
この2つに加えオーク、キラーラビットそれぞれ10体の討伐、納品はオークの肉にキラーラビットの肉、ゴブリン銅にコバルトの4つを受けた、ゴブリン銅とコバルトはレアドロップな為、報酬がそれぞれ5000ギルとお高め
「よし、クエストも受けたし亜人の森に行こうかリェーフ!」
「グァン」
「メェェー」
「グワン」
今度はヤギとドラゴンの声も聞き、亜人の森に出発した
亜人の森についてそうそうゴブリン2体と接敵した
相手はこちらに気づいておらず呑気に木の棒を持って歩いているリェーフに<エール>と<ロール>をかけ、後ろからの攻撃を指示、足をゴブリンの前方に投げ気を逸らす。
1匹が石が落ちていった方に駆け寄るのを確認しリェーフが後ろから頭を噛みつき、左右に揺らし倒す、すると仲間のゴブリンがやられたのに気づき駆け寄ってきたゴブリンにリェーフが爪で攻撃、それを木の棒で防いだ瞬間石をゴブリンに投げ怯ます、そこにリェーフが噛みつき、もう一体のゴブリンを倒す
リェーフの攻撃を与えればほぼ一撃だが、防いでくる敵が出てきた為、町の周りの敵とは一味違う事を感じるカナメとリェーフより一層気を引き締めて探索を開始する1人と1匹その後は順調にゴブリンとコボルトを10体ずつ討伐した
「この奥からオークとキラーラビットが出てくるから、頼むなリェーフ」
「グォン」
「メェ」
明らかにここから森の中層部です、といった緑色の線と雰囲気のある前方の森その前でリェーフに改めて頼み、カナメとリェーフは亜人の森中層部に進んでいくその際何故かドラゴンは鳴かなかったが⋯⋯⋯
慎重に進んで行けばオーク2体にゴブリン2体、コボルト2体の計6体前方で焚き木の火に当たっているのを見つける、どうやら亜人の森の人形モンスターは敵対しないならしい、そんな群れ相手にカナメ達はオークの後ろから襲撃する
リェーフはオークの首と両肩を後ろから襲撃し噛みつき体を捻る、その一撃でオークは光になり消えていく、襲撃された事に驚いた他のモンスターは動けないでいた、その隙を見逃さずリェーフはもう1体のオークに噛みつくが直ぐに木の棍棒で防がれる、それを見たゴブリンとコボルトがリェーフの横から攻撃してくる、それを躱しゴブリンとコボルト1体ずつ爪で攻撃し、相手を怯ませる、オークがリェーフに攻撃するがカナメが顔目掛けて石を投げ気を散らす、その間怯んでいたゴブリンとコボルトに再び爪で攻撃し2体を光にし、咆哮を上げる
「グオォォーーン!」
「リェーフ、周りを回れ、ゴブリンとコボルトを先に消すぞ!」
残りの3体相手にリェーフは周りを回り何処から攻撃するか分からなくする、辺りを見ているゴブリンとコボルト相手に石を投げる、簡単に躱されるが隙ができるその隙ををリェーフが1体ずつ噛みつき光にする
残りは1体オーク相手に真正面から爪で連続で攻撃する、最初は防がれたが速さについていけなくなり段々と被弾していくオーク、そして最後には光になって消えていく
「リェーフ!よくやった!」
「グオン」
今までにない群れ相手に被弾なしでなんとか勝利を勝ち取ったリェーフにカナメは褒めながら撫で回していく
その後1体で歩いている、はぐれのオークを相手にし10体目を倒す、討伐クエストはクリアしたがゴブリン銅とコバルトが足りないため森の中層を探索していくと森の中にある小さな廃村を発見した
「廃村?⋯⋯少し調べていくかリェーフ辺りを警戒してくれ」
「グォン」
リェーフに辺りの警戒を頼みまだ朽ちていない家の中に入っていく、中には机や椅子といった家具しかなく目新しいものは発見出来なかったが、廃村で1番大きな家の中に下へ続く隠し扉を発見した
「リェーフ、下に降りる穴があったぞ!」
リェーフに一声かけ、リェーフと共に中に入っていくが中はモンスターは居らず、小さな祠が1つ淡い光を放ちながら鎮座していた
「これは⋯⋯⋯祠?」
木が腐って崩れかけだが何か力強い物を感じたカナメとリェーフ
「オークの肉でもお供えしておこうか」
「グォン」
オークの肉をお供えし頭を下げ静かに祠の間を出ていった
廃村を出て辺りを探索しながらゴブリンとコボルトを探索していると遠くの方から甲高い音がキィン、キィンと聞こえてくる
「この音は?」
気になりカナメ達は隠れながら静かに近づいていくと複数体のゴブリンとコボルトが岩肌をピッケルで採掘していた
「お前ら、もう少しで規定量だ!頑張れ!」
「おう!もう少しだ!」
他のゴブリンやコボルトとは体格が違う2体のゴブリンとコボルト周りのゴブリンとコボルトに激を飛ばしている
「ん?喋ってる?違うあいつらモンスター判定じゃないNPCだ!」
「ん?だれだ!出てこい!」
体格の良いコボルトにばれ手を上げながら出ていく
「待ってくれ!敵じゃない!」
「ん?なんだお前らサモナーか?」
「あ、あぁ、この辺りを探索していたら君たちを見つけたんだ」
「ふぅ〜ん、そうだお前!オークの肉持ってねぇか?」
「オークの肉?持っているが」
「ならゴブリン銅とコバルト1個オークの肉5個と交換しねぇか?」
「なに?いいのか?」
「構わねぇ俺たちは無理やりオークに従われるのが嫌で逃げてんだ、それにあいつらの肉はうまいな!ガハハ」
「それなら!枚数が足りないから、今からオークの肉を取りに行ってもいいか?」
「んー、どうする?」
「んー、どうしよ?」
体格の良いゴブリンが喋り、もう1体のコボルトと話し合う、それに他のゴブリンとコボルト達が採掘の手を止め集まってくる
「ぐぎゃぎゃぎゃ」
「がぅがう?」
どうやら体格の良い2体の以外は人間の言葉を喋れないないらしい、多くのゴブリンとコボルトがぐぎゃぐぎゃ、がうがうと喋りはじめる、それを体格の良いコボルトが一喝する
「だまれ!、お前らの言いたい事も分かった、よしそこのサモナー俺達についてこいアジトを教えやる!」
体格の良いコボルトの言葉に周りのゴブリンとコボルト達は頷きながら体格の良いコボルトに続いて歩いていく
「いったい、俺達はどこに行くんだ?」
「グォン?」
「メェ?」
「ワン?」
相変わらずのドラゴンの鳴き声を聞きながらゴブリンとコボルトの群れについて行く
bookstoryOnlin ~貴方の紡ぐ物語~ 甘党七味 @kaisin0
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