概要
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!記憶の片隅に居座る、子ども時代の仄暗い塊。
めちゃくちゃ面白かった。
読み終わった感想はそれに尽きる。
本作は、主人公の追憶の断片を繋ぎ合わせる形で進行する。
母と小父の三人で喫茶店でコーヒーゼリーを食べたり、裸の母に髪を洗ってもらってシャンプーが目に入ったり。
夕方に鳴る無言の黒電話だったり。
子どもの頃に体験する記憶は点でしかなかった。
それは、妙に印象に残って、心の片隅に居座り続ける。仄暗い塊は、静かに目立たないように、子ども時代に成長していく。
そうして大人になったときに、ある日線になって姿を現す。
違和感として。疑問として、そして自分自身を構築する大きな意味として。
正直、読み終えた後もこの塊が何か判然としないのだけれ…続きを読む