誰かが活躍するお話には、それに相応しい舞台が必要です。
ここでいう舞台というのは、単なる場所という意味だけでなく、それを効果的に演出させる環境づくりや、引き立て役に徹する他の登場人物たちも含めます。
そう、「引き立て役」。
それこそ最も重要な存在です。
その引き立て役の中でも最も華があるのが、活躍する主役と相対し、直接対決を繰り広げる「悪役」です。
ある意味、物語のもう一人の主役とも言えるでしょう。
ある時は気持ちよくぶっ飛ばされるためにヘイトを買い、ある時は悲しい背景が語られ同情され、またある時は愉快に笑われるべくコミカルに振舞う。
ヒーロー側というのは大体が正義や善性を説いて掲げる側なので、ある程度お決まりの道を外れることができないものなのですが、悪というのはそういうしがらみや縛りが一切ないのですよね。
なので、実に自由で幅広く演出ができるわけです。
悪役をいかに魅力たっぷりに描くことができるかは、そのまま作品の魅力に直結する要素だと言えるでしょう。
そんな「悪役」の魅力、本作と一緒に是非楽しんでみてはいかがでしょうか。
このエッセイ……今年度1番の大当り✨️と自信を持って思えました。
著者様の保育園時の頃に行われたお遊戯会。
そこで行った「ピーターパン」についての回想なのですが、とにかく視点と考え方に痺れます。
ヒーローと悪漢。
ずっと続いてきた様式美。
そして、不変的な構図。
でも……ちょっとだけそこに感じるトゲのような違和感。
それって……ホントにありなの?
そんな気持ちを著者様の子供の頃のほろ苦き記憶と共に、実に冷静に……そして相反するようですが、熱く描かれています。
もう……その公平さと熱さとカッコよさに痺れました✨️
カクヨム様で良く言われる
「もっと沢山の人に知ってもらいたい」
私はこの著者様こそそれを思います。
私がこの方から頂いた学びや言葉。
それをもっと沢山の方に知ってもらいたい。
そんなささやかな思いを込めて、この拙いレビューがお役に立てば……