概要
ATMから昆布が出て来た
短い散歩から帰って来た夫が、「ATMから昆布が出て来た」と口にした。私は半信半疑だったが、どうやら本当のことらしい。SNSや報道メディアを巻き込んだ騒動は、やがて北の海に辿り着く。
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【他掲載先 ※敬称略】―
【文学賞参加記録】
・カクヨムWeb小説短編賞2023中間選考通過
・「円城塔賞」最終選考対象作品選出
◯ ご紹介ありがとうございます
公開先:
「カクヨムWeb小説短編賞2023:円城塔賞追加選評」内「個別評その2。うまい人」
https://kakuyomu.jp/works/16818093076499544803/episodes/16818093078195280570
◯カクヨムWeb小説短編賞2023 のランキング、ファンタジー週間2位/総合
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【他掲載先 ※敬称略】―
【文学賞参加記録】
・カクヨムWeb小説短編賞2023中間選考通過
・「円城塔賞」最終選考対象作品選出
◯ ご紹介ありがとうございます
公開先:
「カクヨムWeb小説短編賞2023:円城塔賞追加選評」内「個別評その2。うまい人」
https://kakuyomu.jp/works/16818093076499544803/episodes/16818093078195280570
◯カクヨムWeb小説短編賞2023 のランキング、ファンタジー週間2位/総合
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!不思議を不思議のまま受け入れ、不思議に終わる昆布のお話
ある日からATMは紙幣ではなく昆布を吐くようになった。
いや。
その日から人間の思考もなんかおかしくなってしまってないですか、これ。
本作はタイトルのとおり、ATMから昆布が出るようになってしまった世界線のお話。
どんな場所に置かれたかも分からない紙幣がいた場所にあった昆布だぞ、不潔では?
とか、
いや、そもそもこれは食って問題ないのか。新手のテロでは。
みたいな思考に至る人間はひとりもおらず、出てきた昆布でおでんを作ったり、昆布がめでたいと拝み始めたり。この世界線なら、顆粒出汁に負けつつある昆布出汁の味噌汁が復活するかもしれません。
という横道はいったん置いておき、ATMから出てき…続きを読む - ★★★ Excellent!!!最後にニコッとなる物語
タイトルにインパクトがあり、面白そうだなというのが第一印象。
しかしこの物語からはいろんなことを考えさせられます。
少し変わったことが起きれば人間界はそれ一色になる。それが日本特有のものなのか世界的にそうなのか分からないけれど。
人は変化や話題に飢えているのだろうか?
それとも、流行に乗ることで自分がその中の一員と感じられて安心できるのか。もしくは承認欲求を得られる機会の一つなのか。
皆が経験していることは共感性も高いし、知らない相手とでも気軽に盛り上がれるだろう。人間は単純で愚かで面白い生き物だなと思った。
この物語では話題の中心が昆布というだけで、どんな話題でもこんな風に…続きを読む