クリスマス時期の物語だけど、いつでも読んで胸温めて欲しいと思える作品
- ★★★ Excellent!!!
一人前になったばかりの若い魔女エルナ。
彼女は子供の頃から、黒いサンタクロース“クランプス”に、一年に一度だけ会えることを楽しみにしていた。
それはいつしか恋心となったけれど、一人前になった時、彼は役目を終えて会えなくなって……。
本筋はこの二人の恋物語で、かわいい子供のエルナの成長や、彼に心惹かれていく心の動きは、読んでいてうずうずしてしまいます。
しかしこの物語の楽しみはそこだけでなく、タグにある「仮想ドイツ」の舞台設定が素晴らしいのです!
本当にドイツではこんな世界が広がっているかもしれないという説得力と共に、現実に近いようで遠い夢を見るような、真実味のあるファンタジー要素が自然に組み込まれていて、読み進めるほどに引き込まれていきます。
会えない彼を探して、再び出会う時。
良かったね、だけではないその先がまた、とても素敵です。
クリスマス時期の物語ではありますが、いつでも読んで胸温めて欲しいと思える物語でした。
お勧め致します!