とにかく読んでいて、楽しいです。面白いです。トランスジェンダーの視点で綴られた、自然体の言葉に引き込まれました。自虐あり、ユーモアあり、LGBTやカクヨム仲間の死への哀悼などなど。バラエティーに富んだ内容が、ざっくばらんに語られているのです。体は男性、心は女性と公言する、作者の歯に衣着せぬ言葉、それと同時に柔らかで優しい感性に、こころを静かに揺さぶられることでしょう。最新作では、女性初の総理誕生?に触れながら、トランスジェンダー総理の誕生を願っていて、確かに、そんなふうに、もっと多様性あふれる時代がくればいいなと思いました。
もっと見る