概要
赤い振袖の少女は、今日も謎を見つける。
北海道の東にある十北市・十北学園高校。
校舎のどこかに、いつも赤い振袖姿の少女がいる。
おかっぱ頭に丸い顔。その姿はまるで、こけし人形か日本人形のよう。
少女の名は、久月菜乃香。
浮世離れした彼女と、その護衛役を頼まれてしまった古代涼。
二人の周囲では、超激辛カレースパイスの秘密、消えた桜の木、動かない時計――今日も学園のどこかで小さな謎が起こる。
殺人事件は起きない。けれど、誰かの勘違い、ちょっとした秘密、不思議な偶然が、日常を少しだけ面白くする。
「涼さん、この謎……気になりませんか?」
観察する少女と振り回される護衛役が挑む、北の学園を舞台にした日常ミステリ。
■久月 菜乃香(きゅうげつ・なのか)
私立十北学園高校1年A組。
いつも赤い振袖を纏い、おかっぱ
校舎のどこかに、いつも赤い振袖姿の少女がいる。
おかっぱ頭に丸い顔。その姿はまるで、こけし人形か日本人形のよう。
少女の名は、久月菜乃香。
浮世離れした彼女と、その護衛役を頼まれてしまった古代涼。
二人の周囲では、超激辛カレースパイスの秘密、消えた桜の木、動かない時計――今日も学園のどこかで小さな謎が起こる。
殺人事件は起きない。けれど、誰かの勘違い、ちょっとした秘密、不思議な偶然が、日常を少しだけ面白くする。
「涼さん、この謎……気になりませんか?」
観察する少女と振り回される護衛役が挑む、北の学園を舞台にした日常ミステリ。
■久月 菜乃香(きゅうげつ・なのか)
私立十北学園高校1年A組。
いつも赤い振袖を纏い、おかっぱ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「趣味かと言われると、強いて言うなら、観察……でしょうか?」
本作は、おっとりとした佇まいの裏に驚異的な探偵力を隠し持つ少女・久月菜乃香と、彼女の護衛兼友人となった少年・古代涼が織りなす学園ミステリーです。
私立十北学園高校を舞台に巻き起こる不思議な騒動や噂を、菜乃香の圧倒的な観察眼とロジックが鮮やかに紐解いていきます。
特に、主人公の菜乃香には不思議な魅力があります。
一見は赤い振袖を纏った「こけし」のようなお嬢様ですが、他人の嘘や微細な癖を見抜く天才的な観察眼を持っております。
ときどき見せるはんなりとした仕草や悪戯っぽい微笑みは、彼女が持つ多面的な魅力を上手に表現しております。
また、本作には血なまぐさい事件はなく、終始一貫して学校生活…続きを読む - ★★★ Excellent!!!小さな違和感を解く青春学園ミステリ
学校でも常に赤い振袖姿という少女・久月菜乃香と、彼女を見守る古代涼が活躍する学園日常ミステリ。
扱われるのは学園生活の中で起こる小さな違和感や不思議な出来事ですが、手がかりはきちんと読者にも提示されており、推理の過程と結論に納得できる本格ミステリとしての面白さがあります。
北海道を舞台に、本州との文化や風土の違いが自然に描かれているのも魅力的です。
一方で、本作の魅力は謎解きだけではありません。菜乃香と涼を中心に、クラスメイトや先輩たちとの交流が丁寧に描かれ、学園青春ものとしても非常に楽しく読めます。
謎を通じて少しずつ人間関係が広がり、深まっていく構成も心地よく、「日常の謎」と「青春…続きを読む