暗号ものとして極上のミステリ作品だったと思います。解読方法に無理がなく、伏線も十分に張られているため非常にフェアです。
辞書の編纂に関わっていたという「しりとりじいさん」が亡くなった。彼は亡くなる直前、パソコンにとある暗号を遺した。
それは「四角形が円状に12個並んでいるそれぞれの空欄に言葉を入れよ」というもの。1個だけ既に埋まっており、読者は残りの11個を埋めることとなります。選択肢が11個用意されており、それぞれ正しい箇所に入れたらパスワード解錠となるようです。
この不可解な暗号に挑むのは少年探偵・森透。彼はしばらく考えてから、思いもよらぬ解決法を導き出します。
ちなみに僕もノートに情報を書き出して20分ほど考えてみましたが、妙案は浮かばず敗北。
解決編は「あ~そういうことか!」と意表を突かれるもので大変お見事でした。最後の最後までよく練られた佳品です。
(第1編読了時点の感想)