消してこそ残る声がある

原爆を「光」や「爆発」ではなく、「声の残響」として描いた静かなSF。
科学的好奇心と人としての倫理がぶつかり合い、最後に選ばれるのは“記録”ではなく“沈黙”。
派手な演出はないのに、読み終えたあと胸の奥に長く残る余韻があります。
過去と向き合うとは何かを、そっと問い返してくる一編、何十年先までも残ってほしい作品です。

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