大学生の合宿。いきなり、「彼」は壊れた。狂ったのだ。……思い返せば、合宿の参加当初から、何か彼はおかしかった。主人公は、彼と仲良しだった。いつもと違う兆候は、あった。人が狂うという事。統合失調症という事になるのでしょう。誰でも、発症する可能性はあるでしょう。そして、狂ってしまった病状が進んでいくのを、読者は固唾を呑んで見守る事になります。
気心の知れた友人が、突然人が変わったかのように暴走した。 言葉の意味は通じず、何かに追い立てられるかのように動き回っては支離滅裂になっていく。 砂利すら食べようとしてしまう彼の眼は真剣そのもので…… 知らない人からすると、作り話のようにすら感じてしまうかもしれない。 ただ、認知症や統合失調症を始めとした、心や記憶、意識が失調している方と接した、関わりを持っている方であれば、 この話は恐怖や驚きより、大きな喪失、悲しみをもたらすだろう。 人は変わる。本当に。
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