山野の狐の街中デートへの応援コメント
ごきげんよう、遂にデート当日ですね、そうか、米田さんの方が大阪の近くなのに、わざわざ島崎くんを迎えに来てくれたんだ。島崎くんの想像も当たっているかもしれませんが、やっぱり米田さん、お姉さん思考のような気もしますね。プレゼントをちゃんと身につけてくれたり、髪色も考えてくれたり、どちらにせよ米田さん、本当に気配り上手な素敵なお嬢さんです。これで傭兵とかギャップが凄いですが。
職場でも、東京出身の社員さんは大阪出身の社員さんが「知らんけど」と言うと、凄く喜んでます。本当にそう言うんだ、って。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。第四部はデート会で〆ようと思っております。
そうなんです。今回は大阪でのデートなのですが、米田さんの家の方が圧倒的に大阪に近いんですよね。ですが大阪慣れしていないであろう島崎君の事を思って、わざわざ迎えに来てくれたのです。
米田さん、やっぱり島崎君のお姉さん的なポジションですね。実際彼女には義弟や義妹がいた事があるので、姉のように振舞うのは得意なのかもしれません。というか島崎君の弟っぽさが強いというのもあるんですが。
元々彼女は傭兵という職業も相まって、クールでカッコいい妖物をイメージしてますが、島崎君の前では優しくなってますね。これもギャップだったのかもしれません……!
それはそうと、ちゃんとプレゼントも身に着けてくれたので島崎君も大喜びでしょう。
「知らんけど」は最近テレビの影響で関西圏ではない所でも徐々に認知されているようですね。
本文の注釈では「事実はさておき私はこう思う」という意味のみを掲載していますが、照れ隠しやツッコミ待ち(敢えてツッコミを入れてもらうために使う)などと言った、様々な用途で用いられます。どういう用途なのかは、都度雰囲気で感じ取ると言った所ですね。
そして若妖怪たちは日常に戻るへの応援コメント
ごきげんよう、だんだんとこの街も治安が悪くなってくる気配がするのでしょうか、なんだか漠然とした不安がありますよね。嵐の前の静けさと言うのか。
それはそれとして、話題は若いとどうしてもバレンタインや恋バナになるとでしょうか、妖怪さん達も。
でも見た目と年齢が合わないと話題のチョイスも大変そうですね。
作者からの返信
ごきげんよう。いつもコメントありがとうございます。
数話ほど前から少し不穏な気配を漂わせておりましたが、そちらにも気付いていただきありがとうございます。この気配がどうなっていくのかについても、今後お楽しみくださいませ。
島崎君も柳澤さんもお互い彼女が出来たり結婚が決まったりしたので、どうにも恋バナにシフトしたみたいです。共通の知り合いもいるので尚更です。
雪羽君は実年齢的にはこの三人の中では最年長ですが、純血の妖怪なので、中学生から高校生くらいなんですよね。なお、柳澤さん(彼は人間です)は鳥園寺さんよりも三、四歳ほど年長なので、二十六、七くらいですね。
宴の終わりに夜の鳥啼くへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、雪羽くんも時折は街へ飲みに出掛けたらしているのですね。たまのガス抜きは大切ですよね。
萩尾丸先輩、飲み会の後のアフターフォローまで完璧とは、出来た上司さんですよね。もっとも、雪羽くんの監督指導もあるから気を遣っているのでしょうが。
それにしても人間、ハーフ、クォーターハーフ、交わるにはやはり様々なリスクがあるのですね。島崎くんは新たな現実に気付かされたようです。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
雪羽君は再教育中ゆえに、日頃は真面目に業務に励まなければならないので、たまにガス抜きをしたくなるんでしょうね。今回は、特にハクビシンの姉弟と打ち解けたので尚更です。
萩尾丸先輩、しれっと島崎君と雪羽君の両名のフォローも行っていました。島崎君たちの目線では厳しかったり何とも言い難い部分が目立つようですが、やっぱり出来た上司なのかもしれません。
人間と半妖、半妖と妖怪が交わる話については、かなり生々しい話になってしまいました。とはいえ島崎君と米田さんの今後を考えると、避けては通れない話でもあるので、敢えて今回触れてみました。
島崎君は男性ですが、他人事ではない案件ですし。
若狐、愛は呪いだと諭されるへの応援コメント
ごきげんよう、さすが苅藻の叔父様、大人としてきちんと諭すべきところは諭す、特に島崎くんは今、浮かれている状態でもありますから釘を刺す必要があるのでしょうね。
島崎くんも自分の生まれや育ちについて、今更言っても詮無き事を言ってしまうのはまだ子供だからなんでしょう。お母さまやご親族が、生まれてきた子供に平穏で幸せな人生を歩んでほしいと思うのは当然のこと、きっといま叔父様が仰られた「愛は呪い」、それを踏まえてお母さまも島崎くんを育てなければと考えられたことと思います。
島崎くんも今更ながら、米田さんと結婚するということの本当の意味を考え直すべき時なのかもしれませんね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
苅藻さんも二百数十年生きてらっしゃいますから、妖怪的にもちゃんと大人なんですよね。あの三國さんよりも年長ですし。
そして島崎君とも幼少の頃から交流があり、父親や兄たちとは違う「叔父」という立場で彼を諭したのだと思います。言動はアレな所もありますが、結局な所は良い叔父かもしれません。
島崎君は人間として育てられた事に不満を抱いていますが、これは客観的に見れば「至極当然な事」なのです。島崎君のご両親は、半妖の子供たちを人間として育て上げた「実績」がありますからね。半妖であるゆえに妖怪として生きるのは苦難がある、それならば人間として育ち、暮らした方が幸せなのではないか……お母様は割と真剣にそう思っていたのかもしれません。
愛は呪いだ、というのは今回言いたかった所でございます。島崎君ももはや米田さんへの恋慕に捉われてしまいました。そして裏を返せば、米田さんも同じ事と言えるかもしれません。
米田さんとの結婚については、本当に色々と考えなければならないですよね。島崎君はまだ若いので、すぐに結婚とはなりませんが……そこは今後描けたらと思っています。
高嶺の花と獣の性、そして半妖への応援コメント
ごきげんよう、なるほど、確かに野生の動物は警戒心が高いですし、特に米田さんは、自己の存在の不完全さが隠れたコンプレックスですものね。野良妖怪でしかも完璧を目指して実績を積み重ねて来た男妖怪に寄り添うと、己の不完全さが身に染みて、しかも恐怖を覚えてしまうでしょう。
その点、半妖である島崎くんは、心を許せる存在なんでしょうね。
叔父様や叔母様に懐いているのも同じ理由なのかもしれませんね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
野生動物の一生は過酷なため、その分警戒心も強いんですよね。実際の所、野生のキツネも生後一年で大人になる半面、平均寿命は数年程度とも言われていますし。
米田さんはそうした野生動物由来の警戒心も具えているうえに、過去の事故のために、どうしても自身が不完全であるという考えが憑きまとってしまっているのです。根っからの野良妖怪たちに対して劣等感や恐怖心を抱くのも無理からぬ話かもしれません。
※義弟の事故が無ければ、もしかしたら米田さんももっと堂々と妖狐としての生を歩んでいた可能性もあるかな、と思いました。詮無い話ではあるのですが。
島崎君は半妖であり、しかも「人間として育てられた」事に抗っている節もあります。そうした所に米田さんは仲間意識を感じたのかもしれませんね。
苅藻さんやいちかさんはむしろ妖怪寄りという判断かなと思ったのですが、確かに二人も半妖ですもんね。
妖怪たちの出自譚――心に根付くはコンプレックスかへの応援コメント
ごきげんよう、ああ、なるほど。
確かに後天的妖怪さんの方が、色々と胸の中に抱えていそうですよね。
妖怪である現在とそうでなかった過去、差異やギャップでままならないとストレスになることも多そうです。それがコンプレックスになる事もあるでしょう、他人がどう評価しているか、よりも自分の胸の中にあるしこりが問題だから、それを隠そう、埋めようと妖怪である生を先天的な妖怪さんより頑張る、だけどいつまでたってもそのしこりは無くならず、だからいっそう頑張る、そんなループに嵌まり込むのかもしれませんね。
作者からの返信
ごきげんよう。いつもコメントありがとうございます。
後天的妖怪の場合、妖怪化した後はもちろんの事、妖怪化する前も自我や記憶などはあるでしょうから、確かにストレスや生きづらさはあると思います。よくよく考えたら、雪羽君の取り巻きだったアライグマ兄妹や、今回登場しているハクビシン姉弟も後天的妖怪かもですね。
自分の胸の中にあるしこりが問題、というのもその通りだと私も思います。コンプレックスなどは心の中にあるうちは誰も気づけないでしょうから。それにコンプレックスを無言で抱えるヒトって、ついつい頑張ってしまうのでそれが余計に見えないというのもありそうです。
かつて米田さんが「妖怪の組織に囚われるのは苦手」と言ったのも、そうした意識の裏返しだったのかもしれませんね。
女狐は不完全ゆえに愛すなりへの応援コメント
ごきげんよう、米田さんは、叔父様や叔母様によほど心を開いていると言うか、信頼し、大切に思っているのですね。だからこそ、縁者である島崎くんに簡単に手を出せないという気持ちもわかります。そして米田さんの過去、義弟との悲しい過去があったからこそ、その戦う島崎くんの姿を見て姿を重ねた、弟さんを求めている訳じゃないでしょうが、それも親しみを感じられる要素だったのでしょうね。
でも不完全だから好きになった、自分もまた不完全だから。
この辺りはどんな理由なのか、気になります。守ってあげたいというような母性本能だけでもなさそうですものね。
作者からの返信
ごきげんよう。毎度コメントありがとうございます。
いちかさんサイドの述懐ですが、やはり米田さんは苅藻さんたちを大切に思っている事が伝わりましたか。よくよく考えれば、苅藻さんたちと知り合ってからの年月は、島崎君の両親が交際して今に至るよりも長いかもしれません。もちろん、純血の妖怪や半妖、人間の間では、長さの感覚は違いますが。
島崎君はその苅藻さんたちの末の甥ですし、幼い事も相まって手を出せないと思う感じですね。
実は米田さんが何故島崎君に惚れたのか、については結構悩んだ所です。表面的に見れば、彼女はとてもカッコいい妖物なので。そんな彼女が島崎君に好意を持ったという所に説得力を持たせようと思い、今回の話の流れになりました。
年上の女性なので、確かに母性本能というのもあるにはあるかもですが。実際問題島崎君は「弟」扱いもされていますからね。
次話もどうぞお楽しみくださいませ。
厄介なりしは小規模な悪事への応援コメント
ごきげんよう、なるほど、米田さんにしてみれば、自分の周囲にいる、しかも親しい、信頼している人物と瓜二つの人物が不意に現れたら、誰かが何かを企んでいるのではと疑う方が自然な感情ですよね。いちかさんににているのなら、いちかさんに罪をなすろうとしているのではと怒りを覚えそうです。
悪事は大小問わず厄介ですが、完全に悪とわかる犯罪よりも、まあ良いかと諦めてしまうとか、人によっては善悪の線引きが異なる、の方が厄介ですよね。
でも島崎くん、自分の野望はさておき、道徳観が善良と言うか小市民と言うか。
要は、善人なんでしょうね。
作者からの返信
ごきげんよう。
実は京子ちゃんがいちかさんにそっくりというお話は後々になってから(京子ちゃん初出から半年後)に思いついたのですが、おだ様に深く考察していただき恐縮です。
私としては「見ない顔だし誰だろう」と思っていたレベルだと考えていましたが、米田さんはいちかさんを姉として慕っていたので、そう言う考えもありますよね。
>>いちかさんに罪をなする
こんな事したら犯人が後々ヤバい事になりますよ……
善悪の線引きが異なるがゆえに小さな悪事が厄介というのはその通りですよね。場合によっては、悪事と自覚していない事柄さえも、小さな悪事には含まれる訳ですし。
島崎君善人だったのか(今更)まぁでもこれまでも十姉妹の件で彼なりに筋を通してますし雪羽君とも何だかんだで打ち解けてますし、何だかんだで根は良いやつなのかもしれませんね。
ひとつ明らかなのは、島崎君は年長者に従う事を苦に思っていない事、何となれば年長者を信頼している事ですね。いさかいを収めるにあたって、年長者の力を借りようとしていますし(汗)
若狐 恋慕の秘密を垣間見るへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くんは、時折、言い方は変ですけれど「昭和の価値観」を基準にして思考したり発言したり行動したりしますよね。
妖怪の世界では、力だけで評価される世界(それはそれで仕方ないのかもしれませんが、人間社会の道徳的には廃れつつありますよね)、人間として育てられた島崎くんは、人間社会の「性差による社会的な身分や思考、行動」に縛られているのかしら?
それでも人間社会ではそれこそが課題として改善を求められているのですが、そこにはあまり意識が向いていないようで、人間としても妖怪としても、どっちつかずになっちゃっているのかもしれませんね。
それにしても米田さん、宮坂京子スタイルが気に入っているんだ。ちょっと意外。
自分に似ているからって、私なら少し同族嫌悪が働きそうですが、米田さんにしてみれば、どんな感覚なんでしょうね。
島崎くん、調子に乗って京子さんに化けて、なんてしそうでちょっと心配です。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうですね、島崎君の価値観は人間的と言いますか、確かに昭和の価値観を基準にしている素振りはあるかもしれません。彼自身は平成中期(1999年)の生まれではあるのですが……両親や兄姉たちの影響ですかね。
なお、妖怪の場合は本文中にありました通り、性差は殆どありません。動物の本能に近い・妖怪たちの寿命に比較して妊娠~育児の期間が短いなどと言った部分が絡んでいるのかもしれませんね。
あ、宮坂京子は米田さんに似ているのではなくて、若い頃のいちかさんにそっくりという事なのですね。いちかさんは島崎君の叔母にあたるので、変化した時にそうなってしまったのかもしれません。
調子に乗って京子ちゃんに化ける……普通にありそうなんですよね(汗)
若狐、自由恋愛を許可されるへの応援コメント
ごきげんよう、この飲み会では、島崎くん、もう米田さんのことで弄られっぱなしですね、お気の毒様です。
それにしてもいちかさん、暑苦しいって。
まあ暑苦しくて堅苦しくて重そうなんですけれど。
島崎くんは、そう言う意味では、今どきの若者の恋愛観ってあまりないみたいですよね。人間の高校に通って、周囲でそれらしい恋愛模様も見てきたでしょうに。あまり興味がなかったのかしら?
苅藻の叔父様も北斗さんも色々裏も表も知り尽くした大人ですかr、余計に構いたくなるのでしょうね。
それにしても島崎くんの当初のプランって、気になりますね。
作者からの返信
ごきげんよう。
田舎の飲み会では恋愛沙汰とかでいじられる事があるから仕方ないのです。ましてや島崎君は、苅藻さんたちからは可愛い末の甥、他の妖狐たちにしてみれば面白い新人な訳なので。
いちかさんにしてみれば、米田さんも可愛い妹分になります。なので米田さん寄りの考えで感想が出てきたのかもしれませんね。
島崎君の恋愛観は……何か意外と軽いノリじゃあないですね。奥手な上にのめり込んでしまうという事は書いているうちに明らかになりました。彼自身は兄姉の影響で色々と知ってると思い込んでいるのですが、案外そうでもないのかもしれません。
苅藻さんは叔父という立場を利用して、弟分みたいに島崎君をからかってますからね~実の弟がいない分、余計に可愛がってしまうのかもしれません。
島崎君の当初のプランについては、次話冒頭で明らかになります。
おだ様におかれましては、盛大にツッコミを入れてくださいませ(笑)
九尾の子孫、恋路と先祖の悪性を語るへの応援コメント
ごきげんよう、叔父さん叔母さん、どちらも本当に島崎くんの事を可愛がり心配しているのがよくわかりますね。
善悪は表裏一体、見る角度や立場、状況によって変わるでしょうから、悪妖怪の末裔と言う遺伝子も、その時代でどう評価されるか分からないでしょうし。
少なくともこのお二人は、現時点では信頼の若者を気にかけている優しい親戚でしかないですよね。
でも、いちかさんの語る米田さん、可愛い恋する女の子と言う感じで、素敵。
作者からの返信
ごきげんよう。
苅藻さんもいちかさんも末っ子だったり末っ子経験者なので、末の甥である島崎君の事は、何かと気にかけて可愛がっているみたいですね。
苅藻さん、事あるごとに先祖を引き合いに出して邪悪ムーブを行う事がありますが、もしかするとこれは結構露悪的な態度なだけなのかもしれませんね。何だかんだ言いつつも言動や島崎君を諭す内容はマトモですし。
玉藻御前は作中では悪妖怪であり残虐だったと度々語られていますが、本当にそうだったのかどうかは実の所判らないですよね。ただ、彼女を慕う義妹たちがいたり子孫たちが生き残っている事を思うと、ただただ悪逆だっただけではないのだろうな、仲間への情はあったのだろうなとも思ったりします。封神演義では、普通に焼き殺されて毛皮になった子孫について心を痛めている描写もあるので尚更です。
米田さんは島崎君視点では大人の女性・姉っぽい雰囲気を見せていますが、いちかさんにとっては妹分なのです。可愛い恋する女の子、という風にいちかさんの目には映ったのでしょうね。
もっと頑張って米田さんの可愛さとかも描写しなきゃ(使命感)
親族狐の推論ばなしへの応援コメント
ごきげんよう、あらあら、白川さん、修羅場ってそっちの方でしたか。まあ、ご愁傷様ですが、自業自得ですよね。
なるほど、昔米田さんに片恋だったから余計に島崎くんに絡んだんでしょうけど、今カノがいる場なんてしくじりましたね。
女性は男の恋が追加記憶と知っていますから、この手のトラブルは長引きますよ?
じっくり腰を据えてフォローしてあげてくださいませ。
島崎くん、友人など他人から冷やかされるより、親族に知られる方が恥ずかしいですよね。
確かに三ノ宮デートの時、叔父様いましたものね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
白川さんにはサクッと天罰(?)が下りました。ちょっとしたことでも、因果応報はあるかなと個人的には思いますので。
白川さん自身は、既に過去の恋には踏ん切りも付いていますし、何なら彼なりに島崎君を応援したいと思っているのかもしれません。しかし、今カノがいる事を忘れてしまったのが彼の敗因ですね……まぁ大人ですし上手い事やっていくでしょう(適当)
島崎君は、苅藻さんたちに知られて恥ずかしいと思ってますね……もちろん米田さんの交際を積極的に隠すつもりはありませんが、親族たちにはきちんと関係が定まってからちゃんと紹介しようと思っていたみたいなので……
苅藻さんは港町方面で活動なさっているので、参之宮などをぶらついていたら、そりゃあまぁ目撃されちゃいますね(笑)
若狐 ヒトの恋路に興味もちへの応援コメント
ごきげんよう、白川さんはもう酔っているのかしら、ちょっとからみ酒?
米田さんのことが好きだったのか、島崎くんの出自が妬ましかったのか、どちらもなのか。
なかなか空気を読まない困った先輩ですが、最後の絡みは品性が疑われますね。
でもそれを無意識のうちに煽ったのは島崎くんですけど、彼の言葉もまた女性からすればなんて前時代的なと思ってしまいますが。
けど実際の二人を見れば、米田さんが島崎くんを保護してる、って感じですよね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ふと気づいたのですが、島崎君って酒に酔った妖怪や人間に何度も絡まれてますね。彼自身は未成年なので、飲酒はもちろん行わないのですが。
久々に白川さんの登場ですが、彼はちょいちょいヒール役としてうってつけかもしれませんね。ちなみに白川さんの絡み酒の理由も次話にて明らかになりますし、彼も彼でオチはございますのでご安心くださいませ。
島崎君の「俺の女」発言は、ついつい調子に乗っての事ですね。そりゃあまぁ女性陣からは引かれてしまう・前時代的と思われるのはやむなしです。
>>米田さんが島崎君を保護してる
その辺りは私もそうだなぁ、と思います。そもそも米田さんは苅藻さんたち(島崎君の叔父たち)の妹分のような存在でもありましたので……良くて姉弟のような関係性なのですよね。
やはりここから対等なカップル・パートナーとなるには、島崎君が精神的に成長するほかないようです。
始まりしは狐の宴への応援コメント
ごきげんよう、なるほど、組織の運営、ノウハウの取得と対抗策の立案の為には、経験者を囲うのが一番ですよね。サイバー犯罪の件は萩尾丸先輩も仰ってましつが、日本の警察でも、雇うわけではないけれど、空き巣のテクニックやスリの手口など、前科があって更生された方を講師に招く事があると聞いたことがあります。
組織の将来を考えると清濁合わせ飲む度量が必要なんでしょうね。
島崎くん、早速米田さんの件で酒の肴になってますね、飲み会だから覚悟しなきゃいけませんね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
サイバー犯罪やハッカーの件は私もテレビ等で存じておりましたが、空き巣云々の話は初耳だったので勉強になりました。
人間界でもこのような事がある訳ですから、妖怪社会でも同じように、更生した悪妖怪を敢えて組織に招き入れ、悪事などの対策立案に協力してもらう事もあるかと思います。もちろん悪事の度合いにもよりますが、もしかしたら長く生きる妖怪の場合、人間社会よりも積極的に行っているのかもしれませんね。
その辺りは島崎君よりもむしろ叔父の苅藻さんや、それこそ米田さんの方が詳しいかもしれません。
そりゃあもう早速米田さんの件は持ち上がりますね(笑) 島崎君自身も彼女との交際は隠すつもりは無さそうですし、あのバレンタインの件は目撃者も多いですし。
しかし次話には修羅場が展開されるかもしれません。
若妖怪と打ち上げの意義への応援コメント
ごきげんよう、萩尾丸先輩、中間管理職としては部下の統率のみならず、部下同士のコミュニケーション、交流、良き人間関係構築には、やはり苦労されてるんだろうなぁと、私の上司さんの姿を重ねながら読んでいました。
やっぱり妖怪さんでも若い方は勤務時間外の飲みニケーションやイベント参加を忌避する方も多いのでしょうね。
雪羽くんはいずれ、一家や部下を取り纏めなければいけない立場ですかは彼の教育の為でもあるのでしょうね。
作者からの返信
ごきげんよう。話が進むにつれて、萩尾丸先輩の「苦労人な中間管理職ポジ」が色濃くなっている気がしてきました。大妖怪なので部下を従える事そのものは難なく出来そうですが、部下同士の交流や彼らの和を保つ事はかなり大変そうな気がします。そうでなくとも、天才肌な紅藤様に仕え、更には彼女と対立する妖怪(しかも組織内外を問わず)にも目を光らせねばなりませんし……
飲みニケーションやイベント参加については、やはり妖怪たちの中でも「別に……」というヒトはいる感じですね。そこは人間社会と同じかもしれません。
雪羽君の教育というの為というのはその通りかもです。かつてのオトモダチとは違う、健全で対等な交流を徐々に行っていく事が、彼にとっては大切な事なので。
島崎君は、人間として学校に通っていた事、末っ子で年長者のコミュニケーションを見て育ってきた事もあって、案外他者との交流は得意なようなのですが。
妖狐歩きて夜に思案すへの応援コメント
ごきげんよう、うふふ、島崎くんと米田さん、まるで中学生同士のカップルみたいにささやかな、でも温かいバレンタインを過ごしたのですね。社会人同士だとどうしても、どこかオシャレなレストランを予約して、とかなっちゃいそうですが、これはこれで特に島崎くんらしいですよね。
でも会話の中身、後半はあんまり恋人同士らしくないかも? まだまだぎこちなさが残る、初々しいカップルです。
でも玉面さん、ちゃんと苅藻さんといちかさんにも会われたのか。なんだかんだと親族に対してこまめな方ですよね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
中学生同士のカップルみたいなバレンタイン、ですか(照)とはいえ島崎君も高校を出たばかり、それも初めての彼女なので、そうなっちゃうのかもしれませんね。おしゃれなレストランの予約は気が回らなかったと言いますか、夜遅くに米田さんを帰すのはちょっと……と思ったのかもしれません。
実は米田さんの心情や恋愛に対するスタンスも現在考えている所ですが、彼女も彼女で案外初心ではないかという疑惑が浮上している次第です。島崎君を恋人に選んだ理由に関しても、後々明らかになるかもしれません。
玉面公主様は、雉鶏精一派の件とは別に、苅藻さんたち兄妹にも会っておりました。苅藻さんたちは玉面公主様の甥姪に当たるので、島崎君よりも血は濃いんですよね。
恐らく彼女も若い頃は牛魔王様との結婚でトラブルとかを起こしてしまったので、その事を反省し、親族たちのやり取りを大事にしているのかもしれませんね。
妖怪たちのバレンタイン――バレンタインと情人節への応援コメント
ごきげんよう、うふふ、島崎くん、相変わらず会話、言葉は堅苦しいけれど、一人称が俺とか僕とか混乱しているのが彼ののぼせっぷりと緊張を現していて微笑ましいですよね(私、何様?)。
確かに米田さん、島崎くんと相対する時はなんだか普段と違って柔らかい感じもします。
次のデートの約束まで出来て良かったです。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
デート中の島崎君の会話、何となれば取引先との商談でもやってるのかな、と思うほどの堅苦しさですね。実は鳥園寺さんや演劇部の仲間だった廣川さんたちと話す方が、よりフランクかもしれません(汗)
何処かでお話しましたが、島崎君の元々の一人称は「俺」なのです。心の声や家族・親しい相手にはもっぱら俺を使っていますね。一方で「僕」を使うのは目上の相手やちょっと改まった場のようです。
島崎君としては米田さんに対しては「僕」を使おうと思っていたようですが、興奮のあまり思わず「俺」が出てしまったようです。
そうですか。米田さんは島崎君に対して柔和な感じになっているんですね……私自身はそこまで意識していませんでしたが、島崎君に弟的な何かを米田さんは感じているのかもしれません。というか島崎君、何かと年長者に可愛がられやすいですからね……
次回のデートのお話は、第四部終盤の予定ですのでお楽しみに。
妖怪たちのバレンタイン――夜空の下に二狐は集うへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くんの浮かれ具合が文章から溢れ出しているようで、微笑ましいやら、こっちまで恥ずかしくなっちゃうやら。
でも恋のはじめなんて、周囲から見ているとこんな感じで、だからピンク色に染まって、なんて表現されるのでしょうね。
米田さん、本当に大人の静かさと優しさを体現したような女性ですよね。
島崎くんに向ける感情の表現が、どうしても保護者目線のやうに思えるのも仕方ないのでしょうが。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
何と言っても島崎君は実年齢十八ですからね。但し、半妖なので年の取り方が人間よりも遅い側面もあります。なので精神年齢はもう少し若い(幼い)可能性すらあります(汗)
米田さん、結構島崎君の前では優しく穏やかに振舞っていますね。もちろん彼女は百年ほど生きているので実年齢的には年長です。ですがかつては島崎君の叔父・叔母の妹分のような存在でもありました。そうした事からも、島崎君に対しては幼い弟みたいな感じで接しているのかもしれません。
そうでなくとも、「弟」には思う所がおありですし……
編集済
妖怪たちのバレンタイン――若狐と花言葉への応援コメント
やっと、これた……!
花言葉を細かく調べるとは、私の周囲にいる男の子にはなかなかいないタイプ。否定するものではありませんが、それをヘアアクセサリーと合わせるのは……独占欲の爆発、イルカでっしたっけ。
鳥園寺さん見事。最近はお金そのものより、ギフト券などが人気ですね。図書カードの時代は過ぎ去ってしまった。Amazonのギフトはプレゼントとしてかなりの需要があるとか。それか花言葉なんて調べず、お花屋さんみたいなプロに任せれば。
若いですね。ちゃんと話し合って決めれば良いのです。サプライズは後々ささやかに。
作者からの返信
お久りぶりです。
花言葉ってネットとかで最近すぐに出てくるなぁと思っていたんですけれど、やっぱり調べる男子って少ないんですね(汗)それはそうと、円形のアクセサリー自体が独占欲とかに繋がるそうです。むしろ私はアクセサリーのプレゼントの意味の方に疎かったりします。
鳥園寺さんの言葉もその通りやなと思いながら書きました。ギフト券が人気というのも勉強になります。まぁ確かに、図書カードですと書籍の購入だけに絞られるので、最近はギフト券の方が人気が出るんでしょうね。
島崎君、サプライズを行いたいという気持ちが先行しちゃったみたいです。裏目に出ないと良いんですけどね(汗)
妖怪たちのバレンタイン――若狐と花言葉への応援コメント
ごきげんよう、うわぁ、、、島崎くん、ちょっとぉ。
本人は冷静になって考えたつもりなんでしょうが、かなり舞い上がってる様子ですね。浮かれていると言うか。
初めての恋人、初めてのバレンタイン、気持ちはよくわかりますが、ちょっと考えすぎかしら?
米田さんは大人の女性ですから、ちゃんと受け入れてくれるとは思いますけど。
花言葉調べてる若い男の子、私なら引いてしまうかも。
アクセサリーも難しいんですよね、本当は相手をちゃんと知ってから、出来たら相談とかした上での方が良い結果に繋がるのでしょうけど。
でも島崎くんの本気の大好き、ちゃんと米田さんには伝わると思いますよ?
作者からの返信
ごきげんよう。私も書いていて「こいつ愛が重いな……」と思っておりました(笑) 何処かで島崎君が花束を持って佇んでいたらホラーだというセリフがありましたが、まさしくその通りなのかもしれません。
考えが先行し過ぎている感はかなりありますね。デートを始めてから1ヶ月強しか経っていませんし。しかも彼自身は、今後も順当に交際を続ける気満々だったりします。
よく考えたら、ハニトラに引っかかった時も即座に結婚を考えていたみたいですし……
花言葉を調べている若い男の子は引かれちゃうんですね(汗) 参考になるご意見有難うございます。
確かにアクセサリーも難しいですよね。好みとかもちろんあるでしょうし、異性のプレゼントとして選ぶとなれば尚更難しいでしょう。とはいえ、髪留めはまだ穏当な方でして、ネックレスとかブレスレット、ペアリングとかよりはまだ「マシ」かもしれません。
なお島崎君、薔薇の花言葉についても、本数によって違う事もある程度把握しているみたいです(白目)
ともあれ、どのようなバレンタインになるのか、どうぞお楽しみくださいませ!
妖怪たちのバレンタイン――中休みのブレイクタイムへの応援コメント
ごきげんよう、そうか、食べ物の可否だけじゃなくて、食生活自体も違うのですね、そんな妖怪さん達が一箇所に集まって働く職場だから細かなルールとかは作りようがないのでしょうね。社員食堂は大変そう。
島崎くんの思い遣り、雪羽くんに真意が伝わったみたいで良かったです。
それにしてもそうか、島崎くん、ちゃんと夜の予定があったんですね。どうなることやら、楽しみです。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうですね、妖怪たちの種族の違いは動物(植物)の種類の違いでもありますので、もちろん食生活も違う場合がありますね。
雷獣の食生活は伝承では少ない記録しかありませんが、活動的な事を踏まえると、哺乳類の中でもかなり代謝が高いのではないかな、と思っております。実際、トガリネズミの仲間などは代謝が極めて高く、数時間の絶食で生命を落とす事もあるそうなので。
とはいえ妖怪社会ではそれが元からなので、社員食堂も工夫して運営するのかもしれませんね。
雪羽君、自分は結構無茶な事はやってしまいがちなのですが、弟妹達の事はとても可愛がっておりますので、危険な事はしてほしくないと心底思っています(第三部参照)。島崎君もその事は知ってますし。
島崎君のバレンタインはむしろ夜からが本番ですね。ちゃんと職場の傍までやって来る米田さんはとてもいい妖だと思いました。
ごく普通に終わるのかどうか……それは次話以降もお楽しみくださいませ。
編集済
妖怪たちのバレンタイン――雷獣少年と狐娘(♂)への応援コメント
ごきげんよう、あはは、島崎くん、お茶目さん。
でも普通なら黒歴史を直撃されて怒るところですが、プレゼント内容や、島崎くんとの今日までの関係性もあって、雪羽くんも絆されちゃったようですね。
そうか、チョコチャレンジなんて危険なあそびをこれまでやってたのか、雪羽くん。
それにしても島崎くんの京子さん演技、ピッタリ過ぎてビックリです。
って島崎くん、肝心なあなたは、マジチョコ、貰えたのかしら?
作者からの返信
今回はタイトルからしてネタバレでした。
元々はこのお話は後から考えた物ですが、あまりにも島崎君の女子変化が違和感なさすぎます。プレゼントのチョイスとかも絶妙ですし。
そうなんです。雪羽君はこれまでチョコチャレンジとか玉ネギチャレンジとか危険な遊びをやっていました。なお、拙作の妖怪たちは動物と同じなので、チョコとか玉ネギの摂取で普通に死亡する事もあるんですよね。
京子ちゃんへの変化は島崎君もめちゃくちゃノリノリでやってたんですよね。その情景が目に浮かんでしまう私は一体……
島崎君が本命チョコ(?)を貰えるのか、それは後半にて明らかになりますのでどうぞお楽しみに!
閑話 若狐 夢幻の舞台で踊らされへの応援コメント
こんにちは、モブ モブ夫です。
今エピソード終盤の『だがその護符を摘まみ上げた源吾郎の顔は、強い驚きの念で強張った。漢字とも凡事ともつかぬ文字がびっしりと描かれていたはずの護符は、ただの白茶けた無地の紙切れに変貌していたからだ。』は、『……漢字とも梵字ともつかぬ文字が……』でしょうか。
念の為お知らせいたします。
這い寄る混沌主催の劇場に御招待されたのか。
はたまた這い寄る混沌が精神に侵入してきたのか。
コズミックホラーな明晰夢がガチで怖すぎます。
そのうち『ドリームランドで大冒険! 夏は、妖怪!』なんて、劇場版チックに展開したりして……。
玉面公主 様のクセモノ振りも明らかになり、今後も目が離せませんね。
作者からの返信
毎度拙作をご愛顧いただきありがとうございます。
誤字報告感謝です。梵字に先程修正いたしました。本当に、誤字って中々気付きにくいですよね(汗)
タグに「クトルゥフ神話」と入れています通り、第四部からはクトゥルー神話要素が大分色濃くなっておりますが、モブ夫様に「ガチで怖すぎます」と言って頂き嬉しい限りです。
いずれにせよ、源吾郎君は這い寄る混沌とは因縁がある事には変わりないですね。しかも這い寄る混沌って、単に破滅とかをもたらすだけではなく、ドリームランドにおいては「地球の神々の守護者」という役割もあるそうなので意味深です。
その後の展開、ですか。実は第五部でどうにか完結を目指しております。
ただ、時系列の関係等々から、第五部前編・後編の二部構成、中編も含んだ三部構成になるかなと思ったりしている所です。とりあえずは第四部を完結させないといけませんが。
玉面公主様は曲者ですね。西遊記にも登場しているお方ですし、こちらでは玉藻御前の娘なので、曲者かつ切れ者という事で描写いたしました。
閑話 若狐 夢幻の舞台で踊らされへの応援コメント
ごきげんよう、やっぱり島崎くんにとって、玉面さんの言葉、かなりショックだったのでしょうか。
舞台で踊らされると言う夢のシチュエーション自体が、誰かのお膳立て、ですものね。
演劇を含む芸術に対しての侮蔑も果たして自分の考えから出たことか、誰かにそうと思い込まされているのか?
玉面さんのくれたお札は念押しだったのかもしれませんね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
玉面公主様の言葉はかなりショックだったでしょうね。自身の言動や自我が、自分自身の物ではなくて何者かによって操られているという疑念を抱くだけでも相当なストレスだと思います。ましてや、彼は18の青年ですし。
夢というのは科学的には「脳の記憶整理」とされておりますが、夢が別世界の入り口であると考えるお話もままあります。暗黒神話などは、それこそ「ドリームランド」を舞台にした話もあるほどですので。
島崎君の芸術に対しての侮蔑の念は、私個人としては彼自身が持ち合わせている物だと思っておりました。演劇に邁進していたのも、おのれの能力を伸ばすための道具という考えは、ちょくちょく本文にも差し挟んでおります。
もしかしたら、芸術家になった末の兄がいるのに、何故島崎君は芸術を侮蔑しているのだろうかと疑問に思われるかもしれません。
ですが実のところ、芸術に心の安寧を見つけた庄三郎さんの姿を見ていたからこそ、「現実に生きる者が芸術に血道を上げるべきではない」などと思うようになってしまったのです。
玉面公主様の意図は、何処かで明らかになるのでしょうか……
会合は終わり、天狗は見かねて迎えに上がるへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、玉面さんの指摘の通り、島崎くんの野望がニャルさまのさりげない誘導かも、そんな可能性も大いに考えられますよね。と言うかニャルさまだったらやってそう。島崎くんもこれまで考えたこともなかったでしょうが、この指摘は考える価値ありでしょうね。
それより、まずは内部の裏切り者対応が優先ですが、作戦が必要でしょうね。
それにしても萩尾丸先輩が癒し役になる日が来るとは。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
暗黒神話と言えば宇宙的恐怖が憑き物ですが、今回はこんな形で表現してみました。結局の所、玉面公主様は島崎君に対して言いたかったのはそこなのです。それはそうと、自分の意思や振る舞いだと思っていたモノが、実は別の何者かに操られているだけだと知った時の恐怖は大きいですよね。
内部裏切り者対応についても作戦は必要ですよね。大変な闘いになりそうな予感です……
萩尾丸先輩による癒しシーンは、書いている最中に思いつきました。とはいえ、おだ様に驚いていただいてよかったです。
言動はアレな所のある萩尾丸先輩ですが、実は常識的な妖物である可能性も……?
血は水よりも濃く、ゆえに禍根は絶え難しへの応援コメント
ごきげんよう、無貌の神の塑像、塑像なのに持っているだけでプレッシャーを受けるなんて、やっぱり凄いですね、暗黒神話は。
最後に玉面さんから出た言葉、組織内に裏切り者がいることが外部情報でも指摘された訳ですけど、今回は雌鶏と具体的、個人を特定できそうな情報。灰高さん、最初は無礼なことを言うなと怒ったのかと思いましたが、違うのかしら? 私の考えは正しかった、みたいな感じかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
無貌の神の像は恐ろしいですね。元ネタでもあるロバート・ブロック先生の作品「無貌の神」では、強欲な商人などは罰が当たってお亡くなりになったりしていますし……いかな大妖怪と言えども、暗黒神話には敵わないのかもしれません。
長らく裏切り者の存在は示唆されていましたが、いよいよその存在が明らかになってきますよね。しかもメンドリですから、大分誰なのか予測も付くでしょうし。
灰高様は「雉鶏精一派と外部の関係を良好に保ちたい」と常々おっしゃっていますが、それが事実なのかどうかも気になりますね。いかんせん、天狗的な所が言動の節々にあるので尚更ややこしいですね。
さて、この展開もどうなるのか、どうぞお楽しみに。
妖怪仙人、話し合いつつ探り合うへの応援コメント
ごきげんよう、胡琉安さんの秘密、玉面さんはご存知みたいですよね。紅藤さまらしからぬ焦り様、そんなに慌てたら余計に裏に秘密ありって言ってる様な、それくらい動揺してしまったのでしょうね。何せ相手は妖怪仙人さんですものね。
ようやく島崎くんの件ですね、ニャルさまの件はご存知な様ですし、忠告とは一体なんでしょうか、ここで爆弾を投下されそうな気がしてちょっと不安ですね。
作者からの返信
ごきげんよう。いつもコメントありがとうございます。
胡琉安様の出生の秘密についても、玉面公主様は見抜いてらっしゃるみたいですね。何せ妖怪仙人という大妖怪よりも上位の存在ですし、紅藤様の言動も解りやすかったですからね。
ちなみに、本文中での日中の名付けの法則の違いは、実際に存在します。私は大人になってから本で知ったのですが、ネットなどで調べればすぐに出てくる内容でもあるんですよね。なので紅藤様が「その事は知らない」と言ったのは……という事です。
玉面公主編も後二話で終わりなのですが、何とも取っ散らかった内容になってしまいました(汗)会合シーンで網羅できなかった部分は、後々のお話などで島崎君の回想として補完していこうと思います(汗)
女狐の見定めたるは 這い寄る混沌への応援コメント
ごきげんよう、ここに来て玉面さんは大妖怪らしい迫力と貫禄を、見せてきましたね。
確かに島崎くんの感慨通り、女狐は妖怪狐さんに対しては最大級の褒め言葉でしょう。
紅藤さまもさすがです、情報漏洩対策はバッチリでしたか。でも漏れた原因が若菜さまルートとは。
実際、島崎くんは、雉鶏精一派と玉藻一族と言う二大クランに所属しているわけですから、片方だけの対策では片手落ちになると言うことなんでしょうね。
作者からの返信
ごきげんよう。
玉面公主様、結構飄々とした言動をなさりますが、その実洞察力に長けており、それこそ「大妖怪らしい迫力と貫禄」をお持ちなのでしょうね。
実は拙作では女狐という単語を使いがちですが、あまり好色とか淫蕩という意味では使わないですね。どちらかと言えば知略に長ける・狡猾に立ち回るという意味合いである事が多い気がします。
紅藤様も護符作りの際にしれっと漏洩対策を行ってました。今日のオフィスではパソコンからの漏洩が問題視されていますが、妖怪社会ではまた一味違うみたいです。
若菜様はまぁ……わざと漏洩したというよりも玉面公主様たちとも交流があったので、どうしても緊急事項としてお伝えしたかったのでしょう。彼女も悪意はなかったはずですので(汗)
九尾の気まぐれ 若狐の戸惑いへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、おばあさまと実際おあいしてからは、それほど緊張もされていないのかしら? 新入社員さんが重要顧客さまと面談、程度の緊張で終わっている感じもしますね。
そうか、玉面さんにすれば直系の子孫ではないけれど、島崎くんに興味があったのかもしれませんね。
紅藤さまにしてみたら、玉藻御前の直系を仲間にしているのが誇らしそう、ブランド力があるから?
作者からの返信
ごきげんよう。いつもコメントありがとうございます。
そうですね、確かにさほど緊張していないように見えますね。ですが島崎君ものほほんと(?)話が終われるかどうかは解らないのです……
玉面公主様、異父妹の孫である島崎君に興味津々です。若くして妖力が多い事もさることながら、もしかしたら自分の孫である雪九郎さんが直接会って話した事なども心の中にあるのかもしれません。
紅藤様が誇らしそうというご意見で思わず笑ってしまいました。確かに紅藤様は誇らしく思ってますね。ブランド力と、「自分の力で手に入れた」という思いがあるのかもしれません。
九尾一族に絡まる因縁への応援コメント
ごきげんよう、そうか、妖怪の皆さん、元になった種族の特徴によって、モノガミーかそうでないか、分かれるのですね。カラスさんは夫婦の絆が固いとは聞いたことがあります。
でもモノガミーと略奪婚は基本的に違う気がしますよね。複数のお嫁さんまたは旦那様を受容する事と他人の配偶者を奪う事は全然違うと思うのですが。
それにしても、互いに略奪婚同士だからシンパシーを覚えた、って言うのも単純と言うか、それじゃあ他人のものが欲しくなると言う困った性格だからシンパシーを覚えたって事なのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうなのです。妖怪たちと言っても様々な種族の集まりなので、結婚形態についてもモノガミーか否かは分かれますね。もっと言えば、子育ては母親しか関与しない種族(猫又等)・父親が面倒を見る種族などもいると言った感じです。そして妖怪全体では、各種族の違いを考慮して、ポリガミー(複婚)も許容されている感じですね。島崎君がハーレム構築を目指すにあたり、妖怪として生きる事を決意した理由はそのためだったりします(笑)
鳥類は一夫一妻が多いですが、鴉は特に夫婦の絆は強いですね。その辺りは、コンラート・ローレンツ先生の書籍にも詳しく書いてありました。
狐も一夫一妻かなと思われるのですが、最近読んだ本には「パートナーは毎回解消し、別の相手と番になる」と書いてありまして密かに頭を抱えております。
玉面公主様、実は品行方正とは言い難い妖物なのですよね……西遊記からして、牛魔王様の正妻とは仲違いしていますし。(実は原作では、牛魔王と孫悟空の争いのとばっちりを受けて、猪八戒に殺されてしまっています。拙作では猪八戒に見逃されたために生き延びたとしておりますが)
まぁその……困ったちゃんというには規模が大きすぎますね。ある意味、金毛九尾の子供たちの中で、彼女が一番母親に似たのかもしれません(汗)
憎悪の理由と邪悪なる思惑への応援コメント
ごきげんよう、八頭怪、酷い事をし続けていたのですね、だけどそれを玉面公主に打ち明けて何をしたかったのだろう? 玉面公主はそれを聞かされて、どう反応したんでしょうね。
って言うか玉面公主は八頭怪と日常的に(?)会っていたんだ、そっちの方が驚きです。
灰高さんが苦情を言われるのは社会人としては当然ですね、来客を不愉快にしてどうするんだと言う。伯服さんは内輪揉めに首を突っ込むと言うより、それを来客の前でするなと言いたいのでしょうね。逆に灰高さんは内輪揉めしてますよとアピールしたかったのかも。弱点ですものね、これって。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
八頭怪は邪悪な奴なので、あちこちで悪事を働いていたみたいですね。まぁ本作のラスボス枠ですし……恐らくは、たまたま玉面公主と出会った時に、「君のお父さんはこういう事で~」みたいな感じで打ち明けたのでしょうね。もしかしたら、逆らうとお前も同じ目に遭うぞ、みたいなニュアンスもあったのかもしれません。
まぁその……玉面公主様が八頭怪と交流があったのは大昔(1400年前)ですし、その頃はまだ真相も知らなかったので……
色々と腹の立つところのある灰高様も、ここでようやく灸をすえて貰う形になりました(ゲス顔)まぁ確かに内輪もめを来客の前でやるのはご法度ですよね……それはそうと、灰高様が内輪もめをアピールしたかったのだとすると、それはそれで謎な展開でもあるなぁと思いました。
玉面公主、おのれの意図を語るへの応援コメント
ごきげんよう、玉面公主さん、イメージと違って闊達で明るいお姉さんキャラっぽさがなんだか可愛いですね。伯服さんはイメージ通りかしら? でも兄っぽさは確かに。
最初から開けっぴろげに来ましたね。
立場があるから公然と味方できないけれど、敵にはならない宣言。
これは中立を守りますよと言うことなのか、こっちには関わらないで、と言いたいのか。
島崎くんのことより、こっちが本題?
親戚だからなのか、島崎くんは、会議の時より緊張してない様子ですね。
お兄さん、尻尾を切られたって、何があったのでしょう? 気になりますね。
作者からの返信
ごきげんよう。毎度有難うございます。
玉面公主様に関しましては、過去に「面白い所がある」「色々な所に興味を持つ」という部分から、自由奔放な言動が目立つお方という感じになりました。西遊記での言動とも違いはしますが、そこはまぁ歳を重ねて丸くなったのかもしれません。それにしても可愛いと仰っていただくなんて!
なお玉面公主様は、ただ単に奔放なだけではないのかもしれません。油断していると、大妖怪らしい一面が垣間見えるかもしれませんね。
八頭怪との関りが本題……それは確かにそうかもしれません。今後の打ち合わせがどのように転ぶのでしょうか。
島崎君と玉面公主様たちは確かに親族ですね。初対面で、尚且つ大伯父と大伯母(しかも祖母とは異父兄姉)なので、かなり遠縁ではあるのですが。
伯服様の尻尾の謎についても、何処かでお話したいところです。
玉面公主編も長丁場かもしれませんが、どうぞお付き合いいただければ幸いです。
舞台裏で妖怪たちは話し合うへの応援コメント
ごきげんよう、ううん、灰高さんの毒舌はいつものこととして、峰白さんの人種差別的発言は面白くありませんね。内心そう思っていたとしても、最高幹部として口にすべきではないでしょうし、思ったことは表情や発言の端々に現れるでしょう、大妖怪として隠し切れるとしても、相手も大妖怪、勘付かれるでしょうし。
何故わざわざこんなヘイト発言をしたのか、何か意図があるのか、仲間の間でこんな軋むような真似をしたのか? 何がありそうです。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。毎度コメントありがとうございます。
今回は思想面と言えどもいささか過激な描写がありました。お気を悪くされたのであれば申し訳ありません。筆者としましては、妖怪も種々雑多な種族の集まりであり、それぞれが「自分が一番の種族」と思っている節があるのかな、と思った次第です。
そして峰白様は雉妖怪であり、要は鳥類に属します。鳥類というのはとかく哺乳類を見下しがちな側面があるそうでして(これも私の偏見かもしれませんが)、その辺りを哺乳類目線で描いたという風に考えておりました。
同じ雉妖怪でも紅藤様はそうした意識は薄いのですが、それはもしかしたら人間と暮らしていた過去も大きいのかもしれませんね。
峰白様自体は「胡喜媚様と胡琉安様以外は全部糞」みたいな過激思想の持ち主なので、意図とかは特に無いのかもしれません(震え声)よく考えたら彼女ってタカ派に近い気質なのですよね。灰高様の方がまだ彼女よりも穏健かもしれません(汗)
次話以降から玉面公主様たちが登場します。長い上にちょっと疑問に思う所とかもあるかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです。
昼休憩過ぎて大妖狐を待つへの応援コメント
ごきげんよう、今まで島崎くんに社会人先輩面で偉そうにしてしまって申し訳ありませんでしたあっ!(土下座!)
社会人になって仕事から帰って来て、ご飯を作ったり掃除洗濯、小鳥の世話、そしてお弁当まで作るなんて、私、島崎くんを尊敬します(手のひらクルクル)。
お母様の育て方ご良かったんですよね、お母様も尊敬します。
午後からは会議と言うより、玉面公主さまとの面談なんですね。
さて、急な突撃、何を言われるのか、ドキドキしますね。
作者からの返信
ごきげんよう。
いえいえおだ様、偉そうだなんて滅相もありません。そもそもからしてこのお話は島崎君の言動にツッコミを入れて楽しむ仕様ですし、おだ様のご意見は私としてもとても勉強になっております。
島崎君、ちゃっかり職場のすぐ傍で暮らしていますので、家事とかに力を入れやすくなっているのかもしれませんね。通勤時間がほぼゼロですし。作中ではまだ語られていませんが、週末に食材の下ごしらえをして、平日の忙しい時に料理がすぐ出来るようにしているのかもしれません。
三花お母様も、子供たちが自活できるように心を砕いていた感じですね。
玉面公主様については、現在執筆中ですが中々に濃ゆいです。実際には西遊記に登場する妖怪の一人なのですが、拙作では玉藻御前様の娘であり、島崎君の大伯母という関係です。
彼女がどんなふうに振舞うのか、こうご期待です。次の次の話にて、彼女の姿が明らかになりますので。
緩急混じる会議と休憩への応援コメント
ごきげんよう、幹部の皆さん、島崎くんの現実改変能力を利用したかったんですね。もしくは制御したかったのか。
島崎くんが下剋上してもいいよ、とか、随分緩いですよね、能力を利用しようと思っていた割には。島崎くんが反乱を起こさないようにとか、裏切らないようにとかを考えないのは不思議でした(裏では監視管理しようとしているのかしら?)。
きつねうどんが食べたい島崎くんでしたけど、本当のキツネさんって、油揚げが好きなのかしら?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね、幹部の皆さんは現実改変能力について色々と考えを巡らせたみたいです。峰白様は利用できるかと考えていたみたいですし、灰高さんは結構及び腰だったのかもしれません。その辺りも、それぞれの幹部陣の考えや性格が反映されているのかもしれませんね。
紅藤様、作中では結構真面目なお方として描かれているのですが、その実フリーダムな考えの持ち主なので……引退したいとも本気で思っているので、そこでも下剋上の許容に繋がっているのかもしれません。
島崎君の反乱とか裏切りの対策については、むしろ萩尾丸先輩(場合によってはミツコさんも)が密かに行っているかもしれませんね。
動物としてのキツネは肉食性の強い雑食なので、やはりお肉が好きなのかなと思います。昔テレビではチーズを好んで食べたというお話もありました。
キツネが油揚げを好むというのは伝承でのお話ですが、そのほかにネズミの天ぷらも好物だと言われていたようです。拙作で、島崎君や他の妖狐たちがマウスの天ぷらを食べるシーンがあるのはこのためですね。
ちなみに島崎君、実は油揚げは大好物という訳では無く、彼自身は「あれば食べる」というレベルです。むしろ雪羽君の方が油揚げとかいなり寿司が好きなんですよね(笑)
雉妖怪 言葉と過去に耽溺すへの応援コメント
ごきげんよう、もう、島崎くん。業務中、上司や顧客の前では僕ではなく、私、ですよ? でも思わず噛んでしまったのはとっても可愛かったです。
死者を甦らせる、と死を無かったことにする、と言うのはまた違う気もしますね。
過去の改変は確かにその事象だけではなく、タイムパラドックスを考えると無理がありそう。
って言うより、等価交換の原則を考えると確かに不可能、と言うか、やってはいけない事なんでしょう。
紅藤さまは、幹部内が一枚岩ではないことも踏まえて、悪用させない為にも釘を刺したかったのでしょうね。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。ごきげんよう。
リアリティに根差したツッコミをありがとうございます。確かに私も、就職活動の最中には「一人称は私です」と言われた事を思い出しました。
島崎君の一人称はデフォルトでは「俺」でして、目上の相手や改まって話す時に「僕」を使っています。僕だったら丁寧な言い方かな……と思っていたのかもしれませんね。とはいえ、感情が高ぶるとついつい「俺」になってしまうのですが。
拙作中では、死者を蘇らせる事は極めて困難~不可能に近い事柄に位置付けられています。実は胡喜媚様由来の時間操作でも、死者を復活させる事は出来ない訳ですし。
一方、島崎君の持つ現実改変は、対象となる出来事そのものを抹消・改ざんしてしまう物なので、そういう意味でも異質な力ですね。
過去改変は、仰る通りタイムパラドックスやらなにやらの関係を考えますと、かなり無理がありますね。例えば雪羽君の母親が生命を落とした事を「無かった事」にした場合、その後の三十年間で起きた事の多くが変質してしまう訳です。もしかしたら、雪羽君に島崎君の能力を伝えなかったのも、そうした事もあるかもしれませんね。
鳥妖怪、九尾の思惑を推論するへの応援コメント
ごきげんよう、灰高さんの物言いはなんでこんなにネチネチ粘着質なのか、ガムテープで出来ているのでは、なんて思ってしまいます。紅藤さまでなくてもイライラしちゃいますよね。
でもその目的が紅藤さま達に揺さぶりをかけるためだとしたら効果的ではあるのでしょう。
どちらかと言うと、八頭怪の件よりも、島崎くんが目的のような気もしますが。
作者からの返信
ごきげんよう。
あれま、粘着質の度合いがガムテープとは恐れ入ります。鴉天狗ゆえに、他種族(特に哺乳類)を見下しがちな雰囲気が出たんだろうなと思われます。鳥ってナチュラルに飛ばない動物を馬鹿にする傾向にあるそうなので。
紅藤様も鳥妖怪に分類されますが、飛ぶのが苦手な雉である事、人間と親交があった事からそうした傾向は弱いのかもしれません。
とはいえこの灰高さんの煽りムーブもまだまだ序の口、ジャブのようなものかもしれませんね。それはそうと、島崎君はちょっとした言動でおろおろしそうな気はしますが……
幹部会議と思わぬ賓客への応援コメント
ごきげんよう、灰高さん、相変わらず敵か味方か不明、と言うより悪役ムーブが似合う方ですよね。階級の差がなかったら、萩尾丸先輩と対決させたくなります。やっぱり年の功で灰高さんが勝つのかしら?
紅藤さまも動じないのは流石ですけど、なんだか賓客が来訪するのは、この件で会議を開こうているのがバレているからか? ちょっと不穏ですよね。
作者からの返信
ごきげんよう。毎度コメントありがとうございます。
久しぶりに灰高様の登場と相成りましたが、彼も彼で平常運転のようですね。
対決した場合は……残念ながら灰高様の方が勝ちそうな気がします。何せ紅藤様相手でも負けないと言い放つようなお方ですし。やはり妖怪社会って年の功とか結構関係ありそうです。
賓客については……島崎君の件というのはばれているかもしれませんね。そもそも玉藻御前の実子たちなので尚更です……
次回もどうぞお楽しみくださいませ!
会合前の妖怪よもやま話への応援コメント
ごきげんよう、萩尾丸先輩、青松丸さんを舎弟と呼んでますが、実際のところ後輩だけど親友、みたいに思っているのかしら、ちょっと微笑ましいですね。
ミツコさんとのことと言い、今回のエピソードとか、なんだか萩尾丸先輩の意外な面が伺えて、素敵です。
オートマ車限定免許って、確かに簡単かも(私でもとれるし)? それで僕は器用だと自慢する島崎くんが面白いです。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。いつもコメントありがとうございます。
そうですね、萩尾丸先輩は弟分に当たる青松丸さんとは、島崎君と雪羽君みたいな間柄になりたいと思っている節もありますので。親友というよりも、むしろ同士とか戦友と言った間柄だと思っているかもしれませんね。
萩尾丸先輩、島崎君目線ではちと厄介な妖物になるのですが、他の人達との関りを見ていると、結構情に篤い所が感じられますよね。紅藤様に対しても、忠義とか恩義とかありそうですし。
オートマ車の運転は確かに簡単だったかもです……島崎君は、早生まれという事もあって短期間で免許を取らなきゃと思っていて、それが出来たのを自慢したかったんですね。そう言うお年頃なのでしょう。
女狐は笑い天狗ははにかむへの応援コメント
ごきげんよう、あらあら、萩尾丸先輩、なるほどなるほど、そうだったんですね。
って言うか、ミツコさんらしいと言えば彼女らしい、あっけらかんとした明るいオフィスラブ、なんだか素敵。しかも幹部同士じゃないですか。ミツコさんの揶揄いは、年下の可愛い男の子をちょっといじってやろう、そんな可愛いイタズラみたいですし、萩尾丸先輩もまた、満更じゃなさそう。
とは言え、部下の前だとどんな表情、どんな反応して良いのやら、戸惑いますよね。
そしてそれ以上に、上司達のこんなシーンを見せられる部下としては、もっといたたまれないような。まるで両親のラブシーンを見せられるのと同じみたいな。
案外雪羽くんも純情っぽいですね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。オフィスラブというか、ミツコさんの一方的な片想いなのですけどね……(汗)
エセ関西弁が特徴的なミツコさん、掴み所のない言動のわりに母性が多めのお方なのかなと思われます。年齢的には紅藤様より少し年下なので、島崎君たちどころか萩尾丸先輩も息子みたいに思っている感じなのです。
ちなみに萩尾丸先輩は、ミツコさんへの恋情は特にありません。ですが、彼女が部下として有能な事・若い頃に支えてくれた恩義などは感じている訳です。雪羽君たちや青松丸先輩への態度を鑑みるに、意外と人間臭い所もある感じですね。
そりゃあまぁ島崎君は戸惑いますよ……雪羽君も、結構空気を読んで気を遣う事が多いのかもしれません。何となれば、島崎君以上に萩尾丸先輩の事は知っているでしょうから。
天狗のうちに計略ありへの応援コメント
ごきげんよう、そうですね、裏初午の事件、単なる身内の不祥事というだけでなく、島崎くん関連で現実改変やニャルさまと関係がある件など、機密と要対策の案件が山ほどありますものね、恋バナに浮かれている場合じゃない。
しかも八頭衆内部での敵内通者の件は以前から疑われていましたし。
雪羽くんの言う通り、水産会社の事件も関係ないとは言い切れませんが、現時点では優先順位は低いのでしょうね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。萩尾丸先輩も色々と気を揉んでいる事が今回明らかになりました。
九尾とその子孫がニャル様の能力を受け継いでいる可能性がある事はまだしも、現実改変の能力は不用意に開示して良いお話ではありませんからね。本文中にもありました通り、研究センター内部での打ち合わせには、雪羽君も出席しなかったのです。なので彼は、島崎君の能力については知らないです。
そしてご指摘の通り、八頭衆内部の内通者についても、萩尾丸先輩はかなり神経を使っているようです。だからこそ、その相手に付け入る隙を与えないために敢えて上位幹部のみでの打ち合わせにしたのですよね。ちなみに青松丸さんは、紅藤様の息子で頭目の半兄でもあるので、そこそこ重要な妖物とも言い切れますし。
幕間の水産施設の事件については、そのまま本編でフェードアウトするのも不自然だなぁ……と思っていたので触れましたが、その後どれくらい事が明らかになるのかは定かではないです。
それはそうと、おだ様の冷静なツッコミが面白いです。島崎君、まだ付き合う事が決まったってだけで、何も進んでないんですけどねぇ……(ため息)
雷獣の助言、天狗の呆れへの応援コメント
ごきげんよう、あはは、萩尾丸先輩、ド正論ですね。
確かに妖怪の世界、血統が重きを為す世界ですから特に貴族や名家は政略結婚などもよくある話でしょうけれど、それなら島崎くんのご実家へ話をするでしょうし(政略結婚だから実家同士の利害ですものね)、職場でアピールするのはちょっと行き過ぎでしょうね。雪羽くん、ちょっと先走り?
それにしても一夫多妻、一妻多夫は法律的にオッケーなんですね。元になった動物さんの習性があるからかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。正論おじさんと化しつつある萩尾丸先輩、心の中では「朝から何はしゃいでいるんだこいつら」と思っていそうです(爆)
ともあれ貴族妖怪の世界では普通に政略結婚はありますね。雪羽君のお母様はそれを跳ねのけたみたいですが、雪羽君も子供の頃に結婚相手を決められていた可能性はあります。というよりも、時雨君には既に許嫁がいますからね。
先走り過ぎたのは雪羽君も島崎君もですね……島崎君が本気なのはその通りなのですが、年齢的にも付き合った期間的にも結婚はまだ先の話ですし(汗)そもそも、二人の関係が結婚にこぎつけるのかどうかまではまだ解りませんから(震え声)
そして妖怪社会では、一夫多妻や一妻多夫も容認されていますね。これは仰る通り動物の習性によるところが多いです。一夫多妻動物もいる訳ですし、猫などはそもそも父親が子育てに関与しない場合もありますからね。
ただそれでも、種族によっては結婚形態が一夫一妻に落ち着く事も珍しくありません。妖狐や化け狸は一夫一妻が多そうですね。
問わず語りの兄弟話への応援コメント
ごきげんよう、なるほど、お兄様達も葛藤がありますよね。
積極的に玉藻御前の末裔として生きると決めない限り、結婚してやがて生まれてくる子供のことを考えると、、、となりますよね。
誠実ではありますが、将来の夢、生き方、選択肢を狭めてしまう哀しみがあるのでしょうね。
お母様は島崎くんを人間として生きていって欲しいと育ててこられたと思うのですが、他のご兄弟も同じようにされたのかしら?
半妖が生まれてくることについてわかっていたのに?
でも普通の夫婦の人生ではないですよね。
夫はいつまでも若くて死なない、でも妻は人間だから歳をとり、老い、先に旅立ってしまう。
私だったら耐えられないかも。
妻が妖怪だったら人間の男性はどうなのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君の恋愛観が兄たちの影響があったのかもしれない……という所から、半妖としての悩みに繋がりました。というかこのお話、半妖の苦悩についての描写が少ないんですよね(汗)
宗一郎さんは特に真面目なお方なので、将来の事とかを考えて悩んでしまった感はあります。末弟である島崎君が決定打になったのは確かですが、二番目の弟である庄三郎さんが能力で苦しんでいる所とかも見ていますし。
島崎君の両親は、島崎君含め子供たち全員を人間として育てました。本来半妖は人間の要素が勝るため、人間社会で生きた方が幸せになる可能性が高いのですね。特に島崎君たち兄弟の場合、妖狐の血は四分の一まで薄まっていますので……
妖怪と人間の夫婦は、何となれば親妖怪が半妖の子供たちが天寿を全うするのを目の当たりにしてしまうんですよね……島崎君は妖怪化しているようなものなので妖怪の寿命に近いですが、兄姉たちは人間よりやや長寿という程度に留まっていますので。
ちなみに島崎君のお母様は、夫や子供たちに合わせて見た目を調整しているみたいです。夫が老いて子供が成人しているのに、自分だけ若々しいのも……と思っているのかもしれませんね。
狐術者は忙しく、ゆえに癒しを求めるなりへの応援コメント
ごきげんよう、そうか、リンさんや戸川さんは昔雪羽くんの取り巻きだったから、心配してるんですね。さすが兄貴分です。
あの場に駆けつけたのは警察だけじゃなく叔父様達も応援に行ったのか。
直接的には紅藤さまも萩尾丸先輩も何も言ってこないから、今は大丈夫かも知れませんけど、この先何らかの関わりが出てきそうで、少し心配ですね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
雪羽君、現時点では取り巻き達とは縁を切っている(萩尾丸先輩たちの思惑で縁を切らされた)事になってはいますが、内心では彼らの事を心配しております。確かに兄貴分ですね。もしかしたら、リーダーシップなどは島崎君よりも勝って良そうです。
叔父である苅藻さんたちはその手の仕事も請け負っておりますからね。自分の活動範囲で起きた事でもありますし、仕事として応援していたようです。ただ……戸川さんやリンちゃんと直接出くわしたかどうかは定かではないですが。
リンちゃんの騒動についてはサラッと流そうかなとも思ったのですが、それもそれで不自然なので、お話に盛り込みました。今後どうなるのでしょうか……
若狐 デートの結果を語るなりへの応援コメント
ごきげんよう、雪羽くん、うふふ、さらりと失礼な。結構島崎くんの胸には刺さったんじゃないかしら?
でも彼も心配してくれていた訳ですから、やっぱり良いお友達ですよね。
それにしても島崎くんの浮かれぶりが目に浮かぶようですね。
返す言葉がまるで結婚が決まったみたいに大仰で、それを受け入れる雪羽くんが、本当に心の底から喜んでくれているのがよくわかります。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。雪羽君、かなり島崎君に気を許してますし、元々悪ガキだったところもありますからね……米田さんがどう思っているかはさておき、島崎君には刺さってしまったでしょうね。
鳥園寺さんの件についてもそうですが、雪羽君は純粋に島崎君の恋を応援し、そして色々と心配していたんですよね。雪羽君は案外情の深い所があり、関わった相手の事は素直に身を案じる性質なのです。もしかすると、大勢の取り巻きを従える事が出来たのもそうした気質が作用市営たのかもしれませんね。
島崎君はまぁ……恋愛=結婚みたいな所もありますし(汗)
実は数年後を描いた外伝とかでは二人の関係がどうなっているのか書いてしまっておりますが、おだ様に置かれましては米田さんと島崎君の関係をこれからも見守っていただければ幸いです。
編集済
ああ畜生道に光明あれへの応援コメント
ごきげんよう、乱入してきた謎の男、何者なんでしょう?
人魚詐欺の連中、ルルイエと九頭龍の配下だったんですね、例の呪文はやっぱり不気味です。謎の男は八頭怪とはまた別勢力のようにも思えますが、やっぱり暗黒神話関係者かしら?
どっちにせよリンさん、ご無事で良かったです。
戸川さんも絶滅したニホンカワウソの血を残そうとしていたのですね、橋爪さんもニホンカワウソだったのか。そういえばニホンカワウソが最後に目撃されたのが四国だったという話はどこかで読んだ記憶が。
この事件が八頭怪とどう関わるのか、興味津々です。
そういえば犠牲者の中には人間もいたようですが、妖怪警察の捜査の結果は人間の警察にも連携されるのかしら?
されなかったとしたら、犠牲になった人間は行方不明扱いなのかな?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
この幕間は、短いお話にしようと思っていたので、後々の展開がやや駆け足になってしまった感がございますね。謎の男に関しては暗黒神話の関係者である事には変わりありません。八頭怪と関係性があったのか、彼の正体については台詞の中にヒントはあったのですが……解り辛くて申し訳ないです。
取り敢えずリンちゃんは無事でした。しかも新たな仲間まで出来ましたね。
戸川さん、なんかちょい悪そうな感じだったのですが、最終的には彼も彼でやらねばならない事とかがあったという雰囲気になりました。ご指摘の通り、ニホンカワウソは四国で最後に目撃されたというお話ですよね。
元々ニホンカワウソは日本全国にいたとは思うのですが……彼らも四国をよりどころにしているのかなと思われます。
警察の連携については後々機会があれば明らかにしたいなぁ、と思います。
戦慄もたらす人魚の生餌 ※残酷描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、凄い迫力のまさに大ドンデン返し。
そうか、来賓こそが本当の人魚のエサ、確かに生きた人間や妖怪を餌とするには、誘拐とかじゃすぐに食料不足になっちゃいますよね、こうして自ら集まってくれたら効率的。
ナマズの妖怪さんのグループなのかしら、これは恐ろしい、ってこれもひょっとして暗黒神話に登場する例の?
どっちにせよリンさんピンチですね!
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうなんです。来賓こそが人魚の餌だったんですよね(ゲス顔)実は初期案ではちょいちょいゲスムーブだった戸川さんに生贄になってもらおうと思ったんですが、貴重なニホンカワウソ妖怪が餌食になるのはちょっとアレなので、とりあえずゲスな人間に犠牲になってもらいました。
そうですね……暗黒神話のアレかもしれませんがどうでしょうか。
この幕間も次話で終わりです。更にどんな結末が待っているのか、どうぞお楽しみに下さいませ。
淡水人魚と檻の中の獣への応援コメント
ごきげんよう、人魚って、人間には未知の水性生物なんでしょうか、それとも水性生物が妖怪化した存在? いや、「人」魚と言うくらいだからやっぱり人と魚の混血? どっちにせよ不思議な存在ですけど、交配していると言うのがまた一層不思議ですよね。
動物が肉食で、生きたものしか食べないと言うのはよくあることですが、妖怪(だから知性があるのでしょうね)を餌として、と言う邪悪さが、そしてそれを人間が行うと言うのぎ、とても凄惨な光景に思えますね。
でも人魚、本当に人魚? 両生類とか爬虫類とかではなくて? やっぱり胡散臭いなぁ。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうですね、本作では人魚がどういう生物なのか明らかにならないままお話が進んでおりますので、少し戸惑わせたかもしれません。
私個人の意見としましては、所謂「人の上半身・魚の下半身」とされる人魚は哺乳類に近いのかな……と思っております。もっとも、所謂ヒレの部分がヒレになるのか(イルカ・シャチタイプ)、実は人間の足に相当するのか(アシカ・アザラシタイプ)と更に考えられるようです。
但し、日本の伝承に限って言いますと、山間の湖に暮らすようなものもいるらしく、所謂サンショウウオのような姿を取っている物もいたようです。もしかしたら、複数の系統・種類があるのかもしれませんね。
まぁこの「人魚」たちの正体もおいおい判明していく……予定です。
ここで小狐がピンチになっていますね。ただ人間の方は妖怪化している事には気付いていないのかもしれません。違和感とかはあるかもしれませんが、明確に気付いているかどうかという所ですね。まぁそれでも邪悪な行為である事には変わりありませんが。小狐の命運などもどうぞお楽しみにしてくださいませ。
次話以降から一気に血生臭い表現が頻発します。そこだけご注意いただければ幸いです。
※本文を見返して追記しました。
野良妖怪の青写真、そして旧いブランデーへの応援コメント
ごきげんよう、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします、今年もたくさん楽しませていただこうと考えています。
って本当に人魚っているのかしら? 戸川さんも含めて、まとめて騙されているというか、罠に嵌められようとしている、そんな危機感がして仕方ないのですが。
でも同族同士で結婚、って絶滅したニホンカワウソだとそもそも人口(妖口?)が少なそうで大変そうですよね。
リンさんのアライグマは結構日本にいるでしょうけれど。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。あけましておめでとうございます。当方初詣を済ませ、少しのんびりしている所です。おだ様も新年お忙しいでしょうに拙作をお読みいただきありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
人魚がいるのかどうか……その真贋については次話かその次辺りで明らかになる予定です。戸川さんもめちゃくちゃ騙されている感ありますよね。この度の幕間では、ぎりぎりの生活を送る野良妖怪たちの物語なので、やはり普段とは大分トーンも変わりました。
実は妖怪たちも、基本的には同種族で結婚したいなぁ、と思う事が多いようですね。妖狐たちはホンドギツネかアカギツネか気にしていない節もありますが……そんな訳なので、ニホンカワウソである戸川さんがニホンカワウソの女性と結婚したいと思うのはごく自然な事のようです。
リンちゃんの同族はかなり多いですね(汗)実は本編でも、アライグマ妖怪は二度ほど登場してますし……
カワウソの語る儲け話への応援コメント
ごきげんよう、あれ、リンさんと苅藻の叔父様、単に食事だけしてもうお別れしちゃったんですか? 苅藻の叔父様、いったい何がしたかったのかしら?
ニホンカワウソの妖怪さんですか、確か既に絶滅してますよね? 絶滅して妖怪さんになっていたんですね。日本固有種と外来種でこんな差別的な扱いがあるんですね。
それにしても人魚の養殖ですか。確かに比丘尼伝説とかはありますが、本当に胡散臭い話ですよね。でもリンさん、話のタネとばかりに乗ってしまいそうですが、ちょっと心配ですね。
今年も一年、楽しい物語をありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします、良いお年を。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
苅藻さんには特に深い意図は無かったようですね(笑) まぁその……甥である島崎君や仲間妖狐の米田さんたちにも絡むけれど、普通の野良妖怪にも接触があるという感じですかね。
カワウソの妖怪もまた伝承に残っておりまして、一説によると河童の正体がカワウソであると伝わっている地域もあるようです。戸川さんは百歳以上なので絶滅する前に誕生した個体ですが、ニホンカワウソは絶滅していますし、妖狐とか化け狸よりも個体数が少なそうです。
人魚の養殖はまぁ胡散臭そうですよね。この胡散臭いお話がどんな感じにつながるのか、どういう風に展開していくのか、どうぞお楽しみくださいませ。
こちらこそ素敵なご感想をありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。 良いお年を。
化けアライグマの歩む道への応援コメント
ごきげんよう、この幕間に苅藻の叔父様が登場するとは予想外でした。
しかも同行している女性があの誘拐事件の共犯者の妹さんで、しかも以前は雪羽くんの取り巻きだったとは。
苅藻の叔父様、なにを企んでいるのやら。
リンさんはあまり危ない橋を渡りたくはなさそうですし、八頭怪の仲間とか敵対勢力というわけではなさそうですが、苅藻の叔父様は紅藤さまや萩尾丸先輩とは別系統で動いているみたいですよね。
でも外来生物であるアライグマまで妖怪化しちゃうんですね。
確かにアライグマからすれば人間の都合で捕獲されて日本という見知らぬ土地へ拉致され、飽きたからと捨てられ、害獣だと捕獲され殺されて、って人間に対して憎悪を持つのは仕方ないでしょうが。
アライグマラスカル、可愛いのに(リアルなアライグマが凶暴なのは知っていますが)。リンさんもきっと可愛い女の子なんでしょうね、人に化けているときは。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
幕間で全く関係者が登場しないと混乱するだろうな、と思いまして苅藻叔父さんに登場していただきました。まぁ彼はフリーランスですがフットワークも軽いでしょうし……多分彼は特に何も企んでいなさそうなので無問題ですね。
今回の幕間の主人公であるリンちゃんは、確かに雪羽君の関係者の一人ですね。しかも兄があの事件に加担していたという……とはいえ彼女は彼女で事件には関与していませんでしたが。
拙作の世界観としては、色々な動物が妖怪化します。アライグマやフェレット、ワカケホンセイインコなども妖怪化しちゃうんですよね。
そして妖怪化したアライグマなどはその筆頭かもしれませんね。ただ彼らは人間に棄てられた過去もあるでしょうし、化け狸とも殺し合ってますし、大体やさぐれていそうです。もしかしたら、雪羽君もそうした事を知っていたからリンちゃん兄妹に優しかった可能性もありますね。
※余談ですがアライグマラスカルのアニメは1977年に放映されていたそうです。雪羽君の生まれた年でもあるんですよね……
さてこのリンちゃんがどんなことに巻き込まれるのか、どうぞお楽しみに!
若狐 強さからめて告白すへの応援コメント
ごきげんよう、おお、島崎くん、立派な、そして真っ直ぐな素敵な告白でした。
前半の雪羽くんの話なんて、それこそ何を言ってるんだと思えましたが、この告白は持っていく流れの為だったのなら仕方ないですよね。
でも米田さんの反応、あくまで大人の女性、もっと言うなら姉的な存在としての反応のように思えて、まだ純粋な恋ではないのだろうな、と、少しだけ島崎くんが可哀想に思えたりしました。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君、とうとう告白しましたね。実はこの告白の文言は後から付け足したものでもありましたが、その内容があるからこそいい感じになったかなと思います。
雪羽君の話は、まぁ島崎君も友達やし彼の事は素直に尊敬している部分もあったからなんですかね。
米田さんはまだこの時点では姉のような立場ですよね。後々になってから、更に彼女が何を言ったかについても言及していきたい所存です。
さて第十一幕はここでいったん終了になります。
幕間は島崎君や雪羽君とは違う妖怪の視点となりますが……お付き合いいただければ幸いです。
半妖狐は妖術を語るへの応援コメント
ごきげんよう、うかれ島崎くんが微笑ましいですね。浮かれているから恋人が出来た喜びを些細なことでも感じる、ちょっと外れていても嬉しい、それが恋なんでしょうね。
術巧者の島崎くんと、戦闘経験豊かな武闘派米田さんって、かなり相性の良いコンビに思えますね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
恋人が出来た島崎君を微笑ましく感じて頂きまして幸いです。
物語を進めてみてつくづく思うのですが、島崎君って物理的な攻撃術よりも、妖術を使う方が得意なのですよね。しかも直接戦闘に繋がらない術も結構知ってるみたいですし。
米田さんは完全に武闘派ですね。牛鬼と闘った時は短剣を振り回したり狐火を放ったりと派手な立ち回りでしたが、体術とか肉弾戦が得意そうな気がします。
良かった、そういう意味でも相性がいい二人で。
鳩と狐と半妖とへの応援コメント
ごきげんよう、米田さん、お母様とも面識があるとは。島崎くん、彼女紹介イベントのハードルが下がって良かったですね。
って、お母様も玉藻御前の直系子孫ですから、そりゃあ有名でしょう。妖怪化を心配してペット禁止、島崎くんを、人間として育てたかったお母様らしいですよね。
でも島崎くん、彼女とデート、いったいどんな会話をしなきゃいけないって思ってるのかしら?
ドラマや小説みたいにオシャレでロマンティックな会話なんてみんなしてないですよ?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
米田さんは島崎君のお母様とも面識はある事が明らかになりました。苅藻さんたちの妹分に収まっていた事もありますし、学者として活動していた島崎君の父親とも面識があるので、やはりお母様とも交流はあったと考えるのが自然な話ですよね。仰る通り玉藻御前の孫娘ですし。それこそ彼女も結婚するまでは裏初午に参加していたはずです。
ちなみに島崎君のお母様は、長女という事もあり、白銀御前様の一族の中では発言権も高そうです。
彼女紹介イベントのハードルなんてもはや無いも同然かもしれませんね。何となれば、島崎君は自分の親族から「米田さんを大切にするんだぞ」と言われそうですね(笑)
ペット禁止という教育方針で少し寂しい思いをした島崎君ですが、ペットの妖怪化を心配してというやむにやまれぬ事情があります。子供たちの生き方は自分で選んでほしいと思いつつも、より平穏な生き方を、人間としての生き方をお母様は選んでほしかったのかもしれませんね。
島崎君はまぁ……恋人とかデートとかに理想を持ち過ぎてしまっているんですね(汗)しかし一方で長続きする恋愛はときめきよりも安心感とも言いますし、余り焦らない方が良いのかもしれません。
ちなみに島崎君、(向こうが面識がある事もありますが)かなり米田さんに家族の事も話しております。これもまた、本命の彼女への態度でもあるんですよね。
ふたり狐の散策日和への応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、認識阻害の術をそっとかけていたのは、まさか密室を作って米田さんとよからぬ行為に及ぼうと企んでいたのではないでしょうね!?
って冗談ですが、付き合い始めて初めてのデート、なかなか初々しい感じで良いですね。島崎くんがスキップでもしてそうです。
だけどさすが歳上の米田さん、自分が島崎くんをリードしないと、なんて考えているみたい。
島崎くん、余程しっかりしないとお尻に敷かれそうですよ?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
冗談とはいえ鋭いツッコミをありがとうございます。その辺りについては、島崎君自身もセルフツッコミをするみたいなのでご安心くださいませ(違う)
やはり島崎君も若いですし、付き合い始めてなので(正式な)初デートは初々しくなりますよね。スキップしているかどうかは定かではありませんが、島崎君が浮かれている事には変わりありません。実際の所、些細な事でかなり盛り上がってますし。
米田さんは、年上である事はもちろんですが、苅藻さんたちの関係もあるので島崎君をリードしようと思ってるんでしょうね。彼は確実に尻に敷かれそうです。まぁその……島崎君も大人になって貫禄が出れば対等なパートナーになれるのではないでしょうか(笑)
そして二人は結論に至るへの応援コメント
ごきげんよう、そしておめでとうございます、島崎くん。想いが通じましたね。
米田さんも過去を語ることで徐々に自身の気持ちがハッキリしたのかも知れません。
苅藻さんをどう思っているか、それはわかりませんが、好意を持っていたとしたら、米田さんの今回の態度から考えると、苅藻さんにとっくに告白していたような気もするのです。
それにしても、なんだかビジネスでの交渉みたいなドラスティックな感じの二人でしたね。
ちゃんとお互いに、愛の告白をしないまま、島崎くん、ロマンティックな告白すると思っていたんですが。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。祝福の言葉までありがとうございます。米田さんへの想いについては第三部辺りで示唆されていましたが、ここに至るまでがかなり長かったです……結構拙作は心理描写にも力を入れていますし、米田さんの性格上、彼女があっさりなびくという雰囲気でもありませんでしたので。やきもきさせてしまったかもしれませんね。
島崎君の叔父である苅藻さんとの関係ですが、米田さんは年長者として彼を慕っているだけだと思われます。苅藻さん自身も、妹分のような感覚でしょうね。
告白(?)シーンがあっさりしてしまっているのは、まぁとりあえず付き合うという感じだからなのですが、筆者の理屈っぽさが滲み出てしまったのかもしれません。島崎君も、内心では色々と思っているのですが、米田さんにグイグイ押すのはどうかなと遠慮しているのかもしれません。
そんな訳で、愛の告白についてはもう少し先の展開でお待ちいただければ幸いです(汗)
金毛二尾のカミングアウトへの応援コメント
ごきげんよう、米田さんの島崎くんに対する感情は複雑でしょうけれど、それはおそらく恋を知らない、ただそれだけのことなんでしょうね。義弟さんの悲しい過去が余計に恋のカモフラージュになっているでしょう。
だけど答えは今は出せなくても、島崎くんの方を向いているのは確かに思えます。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
米田さんの心境は本当に複雑ですね。もちろん義弟にまつわる過去も絡んでいるのですが、その上に苅藻さんたちへの恩義や憧れの念があるから尚更なのです。
恋を知らないというのは確かにその通りかもしれませんね。自信たっぷりで凛とした彼女の思いがけぬ一面だなと、筆者も思いました。
そしてもちろん、島崎君の好意に応えようと思っている事は確実ですよね。彼女の事なので、島崎君に気が無ければすぐに断っていた可能性もありますし。
編集済
罪科を背負って野狐はさまようへの応援コメント
ごきげんよう、客観的に見ても、確かに島崎くんが言う通り不幸な事故だったのだろうと思いますが、米田さんにしてみれば、確かに自分が殺してしまったと責めたくなってしまうでしょう。それは義弟に対する愛情の重みと後悔が比例しているようなものなのだと思います。
そこに判例やら常識やら慰めは、おそらく役には立たないのでしょうね。
やがて自分に訪れる筈の戦いの結果野で朽ち果てる自分と言う未来こそが、米田さんの唯一の許しなのかもしれませんね。
島崎くんに過去を話すと言うことが、彼女にとってどんな意味を持つのか?
それが気になります。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
ご指摘の通り、義弟が亡くなった件については不幸な事故の一つだったのでしょうね。とはいえ、米田さんが後悔の念を抱えている事には変わりない事もまた事実なのです。もしかしたら、養父母や義妹が「憎んでいる」と言うのも事実ではなく、米田さんがそう思っているだけという可能性もあるにはあるのです。その辺りは本編で語られるかどうかは定かではありませんが……
とはいえ、島崎君がここで慰めの言葉を放ったとしてもどうにもならない事だけは明らかです。結局のところ、いなくなった義弟の代わりにも慣れませんからね。
米田さんの唯一の許し……その辺の考察も鋭くてびっくりしました。
次話も米田さんの過去話になりますが、ここでようやく島崎君に対する心情が明らかになります。結構複雑で重たいお話ではありますが、どうぞご愛顧いただければ幸いです。
語り始めるは昔日の罪科への応援コメント
ごきげんよう、米田さんの衝撃の告白。
語り口から想像するに、言葉通りに義弟を殺害したとは捉え難く、死に至った原因のどこかで自分のせいだと悔やみ責めている様にも思えますが、ちょっと島崎くん、喋りすぎ、この辺りが彼がまだ大人になりきれていない証左なんでしょうね。
そして米田さんはおそらくそんな島崎くんだと判っていて告白しようと決めた。
自分を好いてくれているだろう彼に。
そのキッカケはおそらく裏初午での事件なのでしょうが、その意図が気になりますね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
衝撃の告白から真相のカミングアウトまでを一つの話にしようと当初は思っておりましたが、文字数がかさんだので二話に分割いたしました。
何故米田さんの義弟が死に至ってしまったのか……その真相は次話で明らかに致します。
島崎君は喋り過ぎでしたか……まぁそこは彼ももう少し経験を積むべきところでしょうね。
そうですね。やはり米田さんがカミングアウトを決意したきっかけは裏初午の事件と自分への島崎君の態度ですね。前回の返信の通り、島崎君は米田さんを好いている事は明らかですし。
若く、純粋に自分に思いを寄せているからこそ、隠し事はいけないと彼女も思ったのかもしれません。
野狐娘の昔語りへの応援コメント
ごきげんよう、おお、米田さんの言葉の端々から感じ取れる、島崎くんの恋が成就しそうな予感!
おめでとうを言う前に米田さん、何か深刻そうと言うか、後ろめたさと言うか、そんな空気がありますね。
オッケーだけではいけない、そう思ってわざわざ会いに来た、それだけでも彼女の誠意と真剣さが感じられます。
次回、ドキドキしながらお待ちしていますね。
後、誤字ではないのですが、
米田さんと三度目に会うのはこれで三度目であるが、
→ 三度目、がダブっているように思えるのですが。間違っていたら申し訳ありません。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君の恋が成就するのか否か……その結末についてはあと数話ほどございますので気長にお待ちくださいませ。
ご指摘の通り、米田さんの心中には色々なものがありますね。島崎君の場合ですと、もう単純に相手が好きという所だけなのでかなりわかりやすいのですが。
ですが恐らくは、島崎君がストレートに好意を示しているからこそ、自分も本心を語らねばならないと米田さんも決心したのかもしれません。
この先二話ほど(火曜日に二回更新します)は、米田さんの過去話になります。普段の彼女とはかけ離れた姿に驚かれるかもしれませんが、そういう一面もあったのだと見守っていただければ幸いです。
冒頭は誤字というか重複表現でした。修正いたしましたのでご報告いたします。
雷獣語るは伴侶の条件への応援コメント
ごきげんよう、島崎くんのお兄様が、いえ、おそらくはお母様を始めとするご家族の涙の意味を島崎くんはもう少し考える必要があるのでしょうね。
あまりにも双方の立ち位置が違うので、難しいでしょうが、親子、家族という繋がりは変わらないはずですから。
雪羽くんのお話は、貴族家を保っていくという意味での伴侶であり、島崎くんの伴侶は愛する妻、と言う意味合いが濃いようですから、ここでも齟齬がありそう。
貴族家の女主人という意味では雪羽くんの説ですけれど、もしも島崎くんが惚れた相手が弱かったら? 彼は恋を諦めたでしょうか?
たまたま惚れた相手が強かった、それは幸運でしたけれど。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
長兄の宗一郎さんの涙は、末弟である島崎君の身を案じての事だったと思いますね。保護者として振舞っていたのに大切な時に何もできなかった……そんな気持ちだったと思われます。ただ、そういう事に鈍感なのも、末っ子として可愛がられていた島崎君らしい所かもしれません(汗)
成長すれば、或いは自分の子供や甥姪が出来れば、島崎君も兄姉たちの気持ちが解るかもしれませんね。
>>伴侶の意味合いの齟齬
ご指摘の通り、確かに意味合いに微妙な齟齬はあるかもしれません。というよりも、雪羽君と島崎君の結婚観が異なっている感じですね。
実は雪羽君は政略結婚に対する抵抗がかなり薄かったりします。結婚後に愛し合う・貴族としての務めを果たせば良いという考えが強いみたいなんですね。むしろ両親の結婚生活の結末などから、自由恋愛からの結婚に抵抗があるのかもしれません。
一方の島崎君は、結婚=自由恋愛における最終目標というイメージですね。もちろん貴族妖怪の中で政略結婚がある事は知っていますが。外部から見合いや婚約を迫られたら普通に突っぱねそうな雰囲気さえあります。
惚れた相手が弱かろうと、島崎君は恋を諦めそうにないですね。むしろどうにかして恋と愛を全うしようと奮起する姿しかイメージできませんでした。
若妖怪たちのぶっちゃけ話への応援コメント
ごきげんよう、なるほど、長男と末っ子、そして家を継ぐもの同士として、通じるものがある、慮れるところがある、そう言う感覚なんでしょうね。特に雪羽くんは家のことで苦労しているから余計に。
島崎くんへのアドバイス、彼は無意識かも知れませんが、真面目なだけに女性からすれば、重い、なんて思われることもあるでしょうね。
だけど米田さんは大丈夫そうに思えます。
色々と解っている方ですし。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
雪羽君と鳥園寺さんが仲の良い理由というのが明らかにもなったお話でした。家を継ぐ者同士という共通点と共に、兄弟としての属性の違いがあるからこその相性だったようですね。雪羽君はご指摘の通り家の事で苦労していますし、鳥園寺さんの姿に在りし日の母の事を投影している部分もあります。その辺りも、彼女を姉のように思う所かもしれませんね。
そしてアドバイスも、女性目線だからこその内容だろうな、と思いました。実際恋人としての島崎君ってなんか愛が重そうですし……これも玉藻御前の末裔によるものなのでしょうか。
まぁ確かに、米田さんは平気そうな気もしますね。彼女も彼女で中々しっかりしたお方ですし。
その米田さんがどう思っているのか……こうご期待です。
術者ひもとくは狐の恋路への応援コメント
ごきげんよう、鳥園寺さん、なんだか普通の女の子みたい。いや、イメージ的にもう少し大人っぽいかな、なんて思っていたのですけど。
でも雪羽くんは居心地悪かったでしょうね。
だけど彼女、何をしたかったのかしら?
ただの恋バナを求めていただけじゃないような気もしますね。
それはそうと、島崎くんのご家族が訪れていたんですね。やっぱり心配されていたのでしょうね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
鳥園寺さん、大人っぽく見えていたんですね。彼女は実の所結構年相応な所があるのかなぁ、と思っていたのですが、もしかすると島崎君視点だとそれでも大人っぽく見えたのかもしれませんね。島崎君が18歳に対し、鳥園寺さんは23歳ほどですので。
雪羽君は……まぁしゃあないです(笑)
そして島崎君が休んでいる時に家族がプチ見舞いにやってきていました。厳密には家族全員ではありませんが、それでも心配しての事ですね。
なお、彼は今研究センター内の居住区で暮らしているのですが、紅藤様たちも家族の来訪を許可していたという裏事情があります。紅藤様ならば、入られたらマズい所に術を掛けて入らないようにする事も出来そうですし。
家族の来訪の件についても、後々少しばかりお話しますね。
衝撃的なり馴れ初め話への応援コメント
ごきげんよう、あはは、鳥園寺さんのツッコミ、鋭くて正確過ぎですね!
そうそう、島崎くんは女の子に化けるじゃなくて、美少女に化けようとしましたものね。
島崎くんの男の子らしい純粋な思い込みですから、鳥園寺さん、そっとしておいてあげて下さいませ。
雪羽くんは巻き込まれ事故ですね、ご愁傷様です。
鳥園寺さんは相談に乗る、よりも恋バナが聞きたいのだろうなぁ。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
鳥園寺さんは第三者で、尚且つ女性だったからこそ的確なツッコミが出来たのかもしれませんね(爆)
このグラスタワー事件に関しましては、雪羽君が元凶と言えどもどっちもどっち感が漂っているんですよね……まぁ雪羽君が巻き込まれてしまったのは自然の流れなのでしゃあないです。
ご指摘の通り、島崎君の女子変化は美少女になりがちですね(笑) 正体に気付かなかった段階の雪羽君も、「あの娘は上玉だ」などと言っている訳ですので……
鳥園寺さん、確かにコイバナを聞けると興味津々なのかもですね。彼女自身は、もう既に婚約者もいますし……次回もどうぞお楽しみに。
人妖は春こい狐に興味を抱くへの応援コメント
ごきげんよう、なかなかに皮肉でちょっと哀しい独身妖怪さんのエピソードでしたね。
そうか、雪羽くんはイケメンでしかも安全牌ですか。
島崎くんからしたら本来は敵?
島崎くんはでもイケメンじゃないけど(失礼!)危ない男なんですね、世の中上手くいかないなぁ。
でも隠し様のない米田さんへの恋心が周知されていると言うのは、島崎くんのプラス要素ですよね。だから安全牌だと言う皮肉。
島崎くん、頑張れ!
作者からの返信
おだ様御機嫌よう。
今回は中々に皮肉が効いたお話でしたね。まぁでも、雪羽君は人間の女性に人気なので、妖怪的にはあんまり意味は無いんですよね。ちなみに妖怪の女性陣からはやはり危険な存在として見られているのでモテないみたいです(笑) とはいえ、雪羽君はまだ結婚とか恋愛とか興味無さそうなので無問題かもですね。
島崎君は明らかに危険な男ですね。彼の言動というよりも、彼の周囲を取り巻く環境ですとか、玉藻御前の末裔だという事で狙われるというリスクで危険だ、という意味です。
そういう意味では、平穏な日々を暮らしたい多くの妖怪の皆様にとっては、恋人にしたくない……と思われてしまうんでしょうね。
島崎君、まだ米田さんと付き合っていないのに何故こんなにも恋心がバレてしまっているんでしょうね(他人事) ともあれ、恋の行方はどうなるのか、今後とも見守っていただければ幸いです。
鳥籠ながめてお泊り会への応援コメント
企画へのご参加ありがとうございます!
お互い更新がんばりましょう!
作者からの返信
こちらこそありがとうございます!
ストックを構築して更新していますが、今日は休日なので頑張ってストックを増やそうと思いました(小並感)
自己評価は謙遜と無自覚のあわいに浮かぶへの応援コメント
ごきげんよう、あはは、本当に島崎くん、真面目ですよね。
でも島崎くんが口にした自己評価はおそらくは限りなく本音に近くて、だけど周囲の人々からは謙遜もし過ぎると嫌味、なんて思われるのかも知れませんね。
でもすぐ調子に乗ってしまう彼には、これくらいがちょうど良いのかも。
でも動画が出回ってるんですね。
社員さんには無料で流してあげればいいのに、売ってるんだ。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
なごんでいただき、そして島崎君を真面目と評していただき幸いです。今回はひとまず「一般妖怪や人間たちから見た島崎君は十二分に脅威になりうる」「島崎君自身はその事を把握しきれていないが、とりあえず大人しく暮らしているので平和」というお話でした。
まぁ島崎君の自己評価が「自分はまだまだだ」となってしまうのは、より上を目指しているからなのですよね。彼視点で物語が進んでいるので解りづらいですが、妖怪としては現段階でも強者に分類されてしまいます。そもそも喧嘩慣れしている雪羽君に、臆せず立ち向かう事も出来ますからね。
なので彼の評価が嫌味と見做される事もあり得ますよね……もしかしたら、そういう事もあって、最近は同年代の妖狐たちとはあまり顔を合わせないのかもしれません。
戦闘訓練の様子は普通に動画に収められていました。販売しているのは先導しているのが萩尾丸先輩だからですね。かなり高値で売りつけているのかもしれません(白目)
夕刻の 若人集うカフェテリアへの応援コメント
ごきげんよう、鳥園寺さんの胸に潜む感情が気になりますね。彼女は人間ですから、人間から見た何かが島崎くんや雪羽くん対してあるのでしょうが、今回は職場や日常での二人ではなく、妖怪の闘争に関して、普段とは違う何かを感じたのかも知れませんね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
日常回(?)という事で鳥園寺さんに登場してもらいました。意外と彼女は雪羽君と意気投合していそうなんですよね。
実際の所、島崎君たちとは仲良くしている反面、「やっぱりこいつら妖怪なのだ」と警戒している節も十分あると思います。その辺りのお話は、次話以降で明らかにしていきたい所存です。
雷獣の少年は家族を思うへの応援コメント
ごきげんよう、雪羽くんもテロ事件、特に島崎くんの安否とか、心配事が多くて気の休まらない一日だったでしょう、だからこそ萩尾丸先輩の心遣いだったのですけど、可愛い赤ちゃんの顔を見て、本当にホッとしたでしょうね。
外で嫌なことがあっても、家に帰ると癒されて明日も頑張ろうって思える。一人暮らしだとそうはいきませんものね。
その辺りの心の機微は、人間も妖怪さんも一緒ですよね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
今回は赤ちゃんが可愛かったというお話です。
仰る通りテロ事件には雪羽君も心配していました。島崎君が巻き込まれた事を知っていますからね。恐らく萩尾丸先輩の屋敷にいたら余計不安とかが募っていたかと思われます。
雪羽君は三國さんに可愛がられて育ちましたし、今は弟妹(実際にはいとこですが)である赤ちゃんたちがいるので、心も癒されて安心したかと思います。元より雪羽君は兄気質の強い子ですからね。
一人暮らしと言えば島崎君は一人暮らしですが……休んでいる間どのように過ごしたのか。そちらは少しずつ明らかにしていきます。
そして心の動きや機微については、妖怪も人間も相通ずる所はあるという思いを籠めながら、本作を執筆しております。
若妖怪の見る風景――雷獣は思いを馳せるへの応援コメント
ごきげんよう、お久しぶりの萩尾丸先輩と雪羽くん、なるほど、裏初午の件はネットニュースとなって報道されていたんですね(と言うことはこのインターネットは妖怪さん専用? もしもそうなら妖怪さん専用の各種インフラの発展具合に興味津々です)。
雪羽くんは心配でたまらなかったでしょうが、萩尾丸先輩はさすがに素敵な気配り、良い上司っぷりですね。
でも雪羽くんは退勤させても、先輩はこれから忙しくなるのでしょうね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
長らくシリアスな展開が続きましたので、雪羽君視点でほっこりするお話を閑話として入れようと思った次第です。
妖怪向けのネットニュースの記事は、イメージとしては何がしかの術によって妖怪や妖怪を知る人間たちだけがアクセスできるという感じですね。妖怪たち専用と大まかに設けられていた訳ではありませんが……
萩尾丸先輩は今回、仕事終わりの雪羽君を三國さんの許に戻しました。これに関しましては、雪羽君が不安を感じていた事と、萩尾丸先輩自体も色々と整理しなければならない事があるためという二つの理由がありますね。どちらにせよ、雪羽君にしてみれば叔父の許に戻れるのは嬉しい事だったりします。
萩尾丸先輩は、多分島崎君が帰った後から打ち合わせとかめっちゃやってそうな気がします……
それはそうと、次回は本格的にほっこりするお話をお送りいたしますのでどうぞお楽しみに。
若妖怪の見る風景――若狐は静かに歩むへの応援コメント
ごきげんよう、研究センターがホワイト企業で良かったです。
まあこれだけの大事件の当事者なんですから、念には念を入れて、しっかり休んで体調と心を整えるのは重要ですし、何より、島崎くんの重要度が跳ね上がりましたものね、狙われる危険を考えると、暫くは大人しくしなければいけないでしょうね。
米田さんからの連絡に顔を綻ばせる島崎くん、恋する男の子ですよね、可愛い。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうですね、ホワイト企業だからこそ島崎君も雪羽君も仕事に専念できるのかもしれません。まぁ彼も有給たっぷりありますし、今回の場合はむしろ労災とかそう言うのが絡むのですかね……? とはいえ、島崎君自身は「休みは1日だけで大丈夫だけど」と思ってます。元気いっぱいですね。
米田さんの連絡にはついつい顔がほころんでしまいました。恋する男の子ですし、思った事がついつい顔に出ちゃうんですよね。それがまた彼の良さなのかもしれません。
異形の神像 狐たちの思惑への応援コメント
ごきげんよう、今こそ島崎くんは、自分の身体に流れる血の重さを実感した事でしょうね。
それこそ昨日までは玉藻御前の直系と言う意味が、彼にとっては名家とか貴族的な俗世的な価値観だけだったかも知れませんが、自分の価値と潜在的な力み自覚させるには充分すぎるインパクトがあったと思います。
ましてやそこにニャルさまの力が秘められていると知った日には、受け取る事も躊躇われるでしょうね。
でも白銀御前さまは何故受け取らなかったのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
若菜様に太鼓判を押してもらった訳ですし、もう玉藻御前の血の重さからは逃れられませんね。というか私はこんな展開が大好きだなと思いました。
それこそ、そんな事が判っていたからこそ、母親や叔父たちは島崎君を普通の人間として育てようとしたのかもしれませんね。
白銀御前様が受け取らなかった理由に関しましては、彼女は玉藻御前の野望を受け継がないと決意していたからだと思われます。彼女自身、自分の代で血を終わらせようと思っていた節もありますし……
あとは姉代わりだった若菜様とは一方的に仲違いしたと思っていて、顔を合わせづらかったのかもしれません。
狐の遺物は奇怪な彫像への応援コメント
ごきげんよう、玉藻御前さま手ずから彫られた、無貌の神の像。
そうか、ニャルさまの力、自分の血に受け継がれた力に、ニャルさまの更なる支援が受けられるということなんですね。
八頭怪との闘いにおいて、玉藻御前の、というか島崎くんの力が最終的には勝負を決する決め手となるだろうと、若菜さん、というより玉藻御前さま一派は考えているわけか。
それは紅藤さま、いや、雉鶏精一派は知っていて島崎くんを迎え入れたのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
無貌の神をここで登場させる事が出来て筆者も内心ウッキウキです。
元ネタとしましては、ロバート・ブロック先生の「無貌の神」をモチーフにしております。その作品で「無貌の神」とされたニャル様の神像は、貌のない、ハイエナの身体と翼を持つスフィンクスですが……こちらではややオリエントな造形になっております。島崎君が狛犬や唐獅子のよう、と思ったのもそのためですね。或いは中国の渾沌や帝江のモチーフなどもあります。
紅藤様はご存じだったのか。この辺りは難しいですね……彼女自身「怪力乱神を語らず」というお方ですし……
ありえざる ことのある世を塗り替えるへの応援コメント
ごきげんよう、ううん、若菜さんは少し島崎くんに甘いかしら? まあ、最後にいつか現実改変能力が必要になる日が来ると言うのが一番言いたかったことなのでしょうが。
ミツコさんの言葉は、後輩を心配し指導すべき先輩としては至極真っ当な内容ですし、そして島崎くんはそれを受け入れるべきなんですが、島崎くんもまだ思考方法が子供だなぁ。
社会人一年目とは言え、彼が一般の人間で普通の社会人だったらと思うと、子供の癇癪をいつまで引っ張るつもりなの? と叱りたくなりますね。
野望と現在の環境でなすべきことのバランスが取れていない、と言うか、社会人としてあるべき自分の姿が全然見えていないと言うか。
萩尾丸先輩、鍛え直してあげた方が良いのでは?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
若菜様はある意味外様ですし、島崎君のご先祖様との事もあるので、彼に少し甘いのかもしれませんね。何となくですが、ある意味喧嘩別れした白銀御前の事を憎んでいる雰囲気は無さそうですし。まぁともあれ、最後の一言が言いたかったのは違いありません。
島崎君……やはり子供っぽかったですか(汗)この辺りは中々難しいですね。やはり社会人として成長してほしいとは思うのですが……
まぁ彼も十八ですし、若い子ってこんな感じなのかなと思ったりはします。
見抜かれたるは現実改変への応援コメント
ごきげんよう、なるほど、紅藤さまの護符が
弾けたのは、確かに事後でしたものね。牛鬼から護るのではなく、無意識に発動した現実改変の代償から護ったのですね。
無意識のうちにに発動、と言うのが凄いですよね、それだけ妖力がデカいと言う事なのでしょうか。
林崎さんも若菜さんも、やはりベテランだけあって洞察力も凄いです。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうなんです。護符が弾けたのは牛鬼との戦闘後だったんですよね。何しろ島崎君が妖狐の死を確認してしまったからこそ、現実改変が生じてしまったのですから。等価交換の法則がこの場でも当てはまっていたとしたら、かなり恐ろしい事になっていたみたいですね。
無意識の、しかし強い思いが現実改変を起こしてしまったようです。
若菜様は改変の残滓を神通力で「見て」察したのですが、ミツコさんは周囲の状況を確認した上での考察ですね。実はミツコさん、萩尾丸先輩の部下ではありますが、年齢的には紅藤様よりやや年下程度なので、妖怪的にもベテランです。推理力・洞察力が高いのも頷けますよね。
九尾は混沌を宿し子孫に遺すへの応援コメント
こんにちは、モブ モブ夫です。
ここに来て源五郎君の現実侵食能力が正式に発覚。
同じく外なる神の血を引くイルマ君との邂逅が楽しみで仕方がありません。
牛鬼も強かったし、八頭怪一味との抗争が本格化しそうですね。
作者からの返信
モブ モブ夫様
いつもご愛顧いただきありがとうございます。運命操作の能力については第一部でさらりと触れておりましたが、とうとう本編で発動してしまいました。しかも「起きた現実を改変する」という微妙な進化も起きております。
それはそうと、現実侵食能力も何か禍々しい感じがして良いですね。
源吾郎君まで外なる神の系譜だったんですよこれは……
牛鬼も実は「深き者ども」か「ヴルトゥーム」の血を引いているという感じにしようかなと思ったりしたんですが、その辺りをどうしようか考え中です。
クトゥルー神話絡みの個人解釈が出てきましたが、満足していただけて幸いです。
九尾は混沌を宿し子孫に遺すへの応援コメント
ごきげんよう、うわ、いきなり重大な真実が若菜さんの口から飛び出しましたね。
妖狐としての想いや能力、素質だけでなく、ご先祖さまの持っていた異能まで受け継いでいたんですね、島崎くん。
しかも紅藤さまや萩尾丸先輩もはっきりとは気づいていなかった様子。それが混沌の遣い?
玉藻御前さま、ニャルさまを取り込んだのか、そりゃあ最強にもなるでしょうが、じゃあ、今敵対している八頭怪のバックにいる暗黒神との関係がいっそう気になりますね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
牛鬼襲撃で犠牲者が出なかった……と思いきや、重大な真実につながっていたのです。実はこの辺り、少し前のお話で伏線を張ってはいたのですが、その辺りは次話以降で明らかになっていきます。
玉藻御前はニャル様を取り込んでいましたね。それゆえの強さとか、得体の知れなさも今後解説出来たらなぁ、と思います。
紅藤様も萩尾丸先輩も、島崎君の裡に宿る異能までは気付いていなかったみたいです。島崎君自身も公にしようとは思っていなかったからですね。とはいえ、研究センターに戻ったら説明しないといけませんが……
邪神たち・暗黒神たちの関係性についてもおいおいと説明出来たらと思います。
古狐 憤怒隠して笑いけるへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、あのハンカチの、落とし物は若菜さんの企みでしたか。確かに、何かの意図があるのだろうなと思えましたが、直系の島崎くんの人となりを見たかったのでしょうね。
それにしても若菜さんの憤り、本当の憎悪や憤怒は、胸の奥深くに沈み込んで表面には現れないものなんでしょうね。
若菜さん自身の進退もあるでしょうが、何よりこの玉藻御前一派の集まりに、他の派閥の干渉が入ってくる隙を与えたしまったことこそが最大の悔恨なのかも知れませんね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
ハンカチの落し物は若菜様ご自身の企みでした。とはいえ島崎君の人となりを見るだけの、ジャブみたいなものですね。もちろん今回の事件とは無関係です。
若菜様は憤懣やるかたない所ですが、他の派閥の干渉……というおだ様のご意見は「そう言う考えもあるかも」と思った次第です。
私としましては、長年重鎮として陣取っていた妖狐たちが腐敗した事、彼らの意識改革や人員整理を行うために事件が発生せねばならない事を憤っていたのみだと思っておりましたので。
確かに、他の派閥が入ると色々ややこしいですものね。特に相性が悪い稲荷の眷属たちにもマークされてしまった訳ですし。
若菜様も今後が大変だと思われます。
次回以降からは、衝撃の展開が待ち受けております。どうか引き続きご愛顧いただければ幸いです。
女狐は甥のこころを見抜きたるへの応援コメント
ごきげんよう、こうして島崎くんの言葉や思考を目で追うと、まだまだ子供だなぁ、と思えますよね。叔父様やいちかさんがいるから余計に。
まあ自分で大人だと思っていても、親や親戚の大人から子供扱いされるのは、どこでもそうでしょうが。
って、のんびり話を一族でしてますが、周りに米田さんはじめ他の関係者もいるんですよね。
ちょっと呑気な気もしますね、島崎くん。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君はやっぱり子供っぽい所が残りますよね……苅藻叔父さんやいちかさんは見た目こそ若々しいですが、二百数十歳生きておりますので、精神的には完全に大人です。何となれば三國さんよりも年長ですし。というか島崎君、米田さんが絡むと途端に子供っぽさが倍増するみたいです。もっとも、いちかさんの言う通り、苅藻さんたちは彼女の事は妹のように接しているだけなのですが。
お話が一段落した時に、三國さんや雪羽君が親族たちに子供扱いされているのか、その事も書ければ面白いなぁと思いました。
まぁその……島崎君も叔父たちの顔を見て気が抜けちゃったのかもしれませんね(笑)
叔父狐のツンデレムーブへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、やっぱり甘えん坊さんですよね。いちかさんからちょっと言われたくらいで甘やかしてもらってない、なんて感じるとは。親戚の叔母さんの言葉ですからそれは厳しいとかじゃなくて普通のことだと思うのですが、ご家族にこれまでどれだけ可愛がられてきたのかしら? 今回の事件、お母様、三花さんは超激怒でしょうね。
米田さん、タフだなぁ、さすが傭兵さんです。
あの戦いの後、犯人確保や避難誘導までできる体力があったとは。
島崎くんの顔が緩んでいるのが目に浮かびます。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君が甘えん坊だと再認識されてしまいましたか……まぁ確かに甘えん坊で甘ったれなところがあるかもですね。とはいえいちかさんの「道理にもとる事をすれば~」のくだりは割と本気だったりします。
もちろん家族には可愛がられていましたが、結構躾を入れる家族が多かったので、叔父や叔母には甘やかしてもらいたい、と思っていたのかもしれません。
三花さんも確かに心中穏やかではないですよね。それ以上に長兄の宗一郎さんが卒倒しかねない感じでちょっと心配です。
米田さんは妖狐の中でも身体能力に特化しており、元が動物のキツネだったので、体力に自信のあるお方なのかなと思われます。とはいえやっぱりタフですね。
島崎君は米田さんの再会にほおが緩んだり、苅藻さんの発言にハラハラしたりと色々と忙しそうな模様です。多分苅藻さんたちにもバレバレですね(笑)
若狐 戻りて仲間に囲まれる ※残酷描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、苅藻おじさまといちかさん、お久しぶりです、こちらに詰めてらしたのですね。米田さんは島崎くんと共に牛鬼と戦った当事者ですからここにいて当然ですが、やっぱり島崎くんが心配だったのでしょうか。
笹塚さんと島崎くん、殺伐としたところでここだけ結界が張られた別空間みたいで、でもなんか勝手に島崎くんがフラれたみたいになっていたのはちょっと笑っちゃいました。
でもみんな島崎くんに優しいと言うか、過保護過ぎ?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
苅藻さんはさておき、いちかさんは本当に久しぶりですね。二人は術者でもあり戦闘経験も豊富なので(そして直接巻き込まれなかったので)犯行グループの鎮圧やその補助に回っていたみたいです。
米田さんは島崎君が心配だったのでしょうね。後実は苅藻さんたちとも交流があるので、それで一緒にいたのかもしれません。
冒頭はかなり殺伐したシーンでしたが、笹塚さんを筆頭に狐娘たちはホンワカしたやり取りに終始していましたね。フラれたというか、お互い仲間意識はあるけれど恋心は無いのでご安心くださいませ。まぁ笹塚ちゃんも良い子なんでしょうけれど、島崎君の事は弟のような感覚なのかもしれません。
そしてその弟オーラが、島崎君に優しく接しようとする要なのかもしれませんね。
七尾の奸計、八尾の思惑、そして四尾は困惑すへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、若菜さんに指名されたので再び会場に戻ろうとしている訳ですね、島崎くん。
確かに気になるし不安にも思ってしまいますよね。でも若菜さんも自分の身内がしでかした大事件ですから、この後の進退も色々考えなければならないだろうし、複雑でしょう。
この玉藻御前の派閥と雉仙女派閥との関係ってどうなんでしょう? 島崎くんは二つの派閥に跨って所属していることになるのですよね。萩尾丸先輩が送り出してくれたくらいだから問題ない関係なのでしょうけど。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
病院送りになった島崎君ですが、若菜様の指名により再び会場に戻る事と相成りました。まぁ大事には至ってませんし、そもそも会場は会場で妖狐たちを集めて事情聴取とかありますし……
身内、それも娘婿の行った事件なので、若菜様も心中穏やかではありません。というよりもブチギレてます。そのブチギレ度合いは次話冒頭で明らかになる予定です。
玉藻御前の末裔を名乗る派閥と雉鶏精一派の派閥はまぁ独立していますし、無関係という感じでしょうか。というよりも、玉藻御前の末裔を名乗る妖狐たちはそれぞれ別の派閥に属していて(もちろん無所属の野良妖怪もいるでしょうが)、年に一度集まって顔合わせするという感じですかね。
雉鶏精一派の組織が会社組織だとすれば、玉藻御前の末裔を名乗る組織はある意味非営利団体、若しくは友の会的な組織なのかな……とぼんやりと思っています。
まぁ萩尾丸先輩が送り出してますので無問題ですね。
病室での現状把握への応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、脳の出血って、虚血発作かくも膜下出血か、人間だったら大変だったかもしれないんですね、無事で良かったです。護符もよく創作物であるような使い捨てではなかったのですね、そのお陰もあったのでしょうね。
妖怪さんのお医者さまって、妖怪さんの元となった動物によって身体の仕組みも全然違うでしょうし、人間界の獣医さんでも、動物によってはお断りされるそうですし、なんだか大変そう。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
すみません、頭部の出血は脳内ではなく皮膚に近い血管からの出血ですね……ちょっと記載が紛らわしかったかもしれません。とはいえ、血圧が急に上がったりですとか、ご指摘の通り虚血発作的な症状はあったのかもしれません。
とはいえ(精神面はさておき)無事でした。島崎君、何のかんの言いつつも四尾で妖力は多いですからね。
ちなみに護符に関しましては、作中では様々な種類のものがあります。それこそ使い捨てのものもあるかもしれませんが、紅藤様から頂いたものはそうではなかった感じです。ちなみに護符が爆ぜた件についても、後々になってから詳しい事を明らかにしていきます。
>>妖怪のお医者さま
回復術で全快! という事が非常に難しい術である以上、妖怪や魔族の皆様もいざという時は病院のお世話になりますね。雪羽君も病院送りになっていましたし。
動物の種によって身体の仕組みは確かに違いますね。イヌ科・ネコ科……といった塩梅に近縁種では似通っているかもしれませんが。
恐らくは医者になる種族が限定されているのではなく、妖狐や狸、カマイタチ、天狗、河童……などと様々な種族の医者がいるのかもしれません。
もしかしたら、医者の種族ごとに診れる種族も限定される場合もあるかもですね。
若狐 その現実を受け入れず ※残酷描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、そうか、ミツコさん達の到着が遅れたのは、現場までの動線に罠が張られていたからなんですね。やっぱり用意周到に今回の事件は準備されていたんですね。
首謀者は若菜の娘婿、と言う声がありましたが、そうだとしたら凄いスキャンダルですよね、これからまだまだ揉めそうですし、他に裏切り者がいないのか、裏切った動機も気になります。
でもけっきよ、死者はなかったようで、それだけは良かったですね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
これもうスキャンダルどころか立派な事件ですね……若菜様の娘婿なので、相当厄介な相手でした。地位も妖怪としての力もありますからね。どれほどの強さだったのかは、後々さらりと描写があります。
とはいえ、このお話は島崎君視点ですので、今回の事件の込み入った所までの描写は難しいかもしれません。それでも、犯行グループの動機については語っていきたいのでご安心くださいませ。
被害者の顛末について、良かったと仰っていただき嬉しい限りです。もしかしたらご都合主義ではないかというご意見を頂くかもしれない、とも思っておりましたので。
次話以降は島崎君の認識や考えにも注目していただければ、新たな謎が明らかになるかもしれません。
猛る妖狐は牛魔を砕く ※残酷描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くんの膨大な魔力でもこんな戦い方しかできない、それだけ牛鬼は強敵だったのですね。
でもこうして見れば、米田さん、最強にも思えます。そしてその米田さんを庇った島崎くんも格好良かったですね。
でも、広いとはいえ同じ会場内なのに、林崎さん、遅かったですね。牛鬼登場からここまでの時間経過、物語として読んでいるとかなり長い時間に思えますが、実際はどのくらいで決着がついたのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうですね、牛鬼は手ごわかったですね。雰囲気としては第三部の犬神よりは妖力は少なく、うんと幼いイメージではありました。とはいえ島崎君たちを追い詰めた事には変わりありません。牛鬼自体に強くて斃すのが難しいイメージもございまして。
米田さん最強説が爆誕してしまいましたね(笑) これでも彼女は二尾なのですが……(震え声)とはいえ実戦では雪羽君よりも強そうです(断言)
島崎君を格好いいと評していただき嬉しい所存です。米田さんの為に、というか仲間のために彼も頑張ってくれました。
時間経過に関しましては……牛鬼との戦闘から決着までは十数分程度かなと思っております。長く感じたのは私の描写がくどかったからかもしれません。
林崎さんの登場が遅かった事についても、少しずつ明らかに出来たらと思っております。
九尾の子孫は策を弄す ※暴力・残酷描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、北斗さん残念ながら離脱、毒ガ体質もあるでしょうからやむなしですね。
でもちゃんと解毒剤を準備している米田さん、流石です。
黒幕が大物の前に現れるはず、牛鬼はその露払いのようですね。かのテストは新人中心だこら雑魚、と言う認識を持っていたようですが、内部事情を知っていると言うことは、内部に裏切り者がいる? 紅藤さまの心配の種とも関係があるのかしら?
プライドの高い島崎くんとしては聞き流せない言葉でしょう。
ましてや愛しの米田さんも危険な状況ですから、頑張って。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。いつもありがとうございます。
北斗さんは毒にやられて離脱してしまいました。実はこのくだりは、牛鬼が毒を操るという伝承を参考にしております。その上彼は、咬み付く・引っ掻くなどと言った物理的な攻撃を行っておりまして、その間に毒が浸透したと思われます。
米田さんはやはり場数を踏んでらっしゃいますから、解毒剤とか色々装備なさっていたのかもしれませんね。
内部に裏切り者がいる……引き続き鋭いご指摘ありがとうございます。
この辺りはもう少し先で徐々に明らかにしていくところですので、今一度推理していただければ幸いです。
島崎君と米田さんの奮闘の行方はどうなるのか。次回もお楽しみに。
閑話 異界の門を預かりし者への応援コメント
こんにちは!
犬に食われたウィルバーくんは図書館に無断で入りこんだウィルバーくんでしょうか(*゚▽゚*)
などなど、古今東西あらゆる妖怪変化や異形たちがこれでもかとばかりに集まっているようで……これからどうなるのか楽しみに読ませていただきます!
作者からの返信
初めまして。この度は拙作をお読みくださりありがとうございます。
そうです、ウィルバー君は図書館に不法侵入した彼ですね。
こちらのお話は、既にお気づきの通り妖怪や異形たちがこれでもかと登場するお話でございます。何となればネームドキャラの九割が妖怪や異形ですからね。
タイトル通り九尾の末裔や天狗・雷獣と言った妖怪はもちろんの事、コカトリスやドラゴンなどの魔族も登場しますので、どうぞお楽しみに!
牛鬼嗤うは狐の猛攻 ※暴力・残酷描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、うん、北斗さんの言う通り、島崎くん、喋り過ぎ、まるっきりやられ役の雑魚キャラになっちゃってましたね。
側から見たらちょっと格好悪いかしら?
でもこれもやっぱり、場慣れ、修羅場を知らないから、と言うことなんでしょうね。
牛鬼、ご主人と言いましたね。やはりキツネさん達と敵対するグループからの刺客でしたか。
八頭怪ではないとすると、誰なんだろう?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君、調子に乗るとついつい小物臭が漂ってきちゃうんですよね……確かに北斗さんみたいに「真面目な局面でなに能書きを垂れているんだ」と思われるのもやむ無しです。というよりも、島崎君自身も振り返ってみて恥ずかしい思いをするのではないでしょうか。
牛鬼は何者かの刺客。鋭いご指摘ですね。この辺りは牛鬼との闘いが一段落してから明らかになっていくところです。今しばらくお待ちくださいませ。
血肉求めしは異形の獣 ※残酷描写ありへの応援コメント
ごきげんよう、牛鬼、ですか。
動物と植物のキメラ的な? 寡聞にして初めて知りましたが、日本に昔からいる怪物なんですね。しかも肉食獣だと言う凶暴さ、何故ここに? よりにもよって裏初午の会場に現れたと言うのが、まるで何人かの企てのような。
北斗さんと米田さんはさすが場数を踏んでいるだけのことはありますね、即座に戦闘体制。米田さんの狐火を纏った戦闘行動、美しいのでしょうね、普段の姿も戦闘時さえも美しい、なんだかずるい。
さあ、今こそ島崎くんの踏ん張りどころですね。でも雪羽くんと訓練をしているとはいえ、経験不足と慢心が心配です。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
この度の敵は牛鬼でございます。読みは「うしおに」と「ぎゅうき」の両方がございますが、本文では前者を採用しました。
仰る通り牛鬼は日本に伝わる妖怪でございます。どちらかと言えばローカルな妖怪であるらしく、中国四国地方・近畿では奈良や和歌山の方で伝承が残っております。動物と植物のキメラ的な作中での姿は私の創作ですが、地方によって伝わる姿が異なっているのも特徴です。また、椿の根に宿った者が牛鬼の正体という伝承もあるそうです。
これはもう誰かの企てでしょうね。その辺りも話が進むにつれて明らかになると思われます。
北斗さんと米田さんは明らかに場数を踏んでますね。
戦闘描写に関しましては、妖狐ばかりが登場しますので、それぞれの個性を持たせてみました。米田さんの狐火は散弾銃をイメージしたものでございます。それにしても美しいと言ってくださって嬉しいです。やはり彼女ももはや立派なメインヒロイン(女傑)ですので……
島崎君の奮闘に関しましては、次回以降もどうぞお楽しみくださいませ!
現れたるは招かれざる異形なりへの応援コメント
ごきげんよう、うふふ、島崎くん、確かに軽率だったかも。米田さんが北斗さんによろめくかも、なんて心配だったからでしょうが、ちょっと他の参加者や米田さん自身にも失礼かも、ですよね。でも班を組んだのだから、玉の数は班の合計で得点なんじゃないのかしら?
助けを求めてきたのは前に島崎くん達を襲った方でしょうか、姐さんとか言ってますし。
裏初午を襲うなんて、誰なんでしょう? 八頭怪の一味?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
好きな狐が絡むとついつい軽率な行動に出てしまう島崎君でした。彼自身は純粋な好意での発言ではあるんですけれど、確かにおだ様のご指摘の通りですよね。
玉の数の得点は、班と個人と両方見る感じですね。その中でも特に優秀な個人とかが注目されるのかもしれません。
助けを求めたのは先程島崎君たちを襲った妖狐の一人でした。キャラを使い回した感じですね。
今回の襲撃者は八頭怪の一味ではありません……が、最終的な関連性があるかどうかは現在迷い中です。
謀略巡らす狐のテスト ※暴力表現ありへの応援コメント
ごきげんよう、あら、笹塚さんは罠にかかってリタイアですか、もっと島崎くんに絡むかと思っていましたが。
北斗さんは流石に戦い慣れているようですね。
島崎くんだけだったらあっさり騙されていたかも。それにしても北斗さんは気持ちの良い方ですね、お母様の件も含めてよほど島崎くんに好意を持ったのですね。島崎くん、素直で若くて危ういところもありますが、逆にそんなところが周囲からは好感を持って迎えられるのでしょうね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
一尾の笹塚ちゃんはリタイアしてしまいましたが、彼女が島崎君に絡むシーンも結構先に考えておりますのでお楽しみに。
北斗さんは闘い慣れていますね。きっと野良妖怪として色々と苦労があったのでしょう。あの腹痛演技に関しましては、島崎君はあっさり騙されそうですね。冷静に判断すれば演技だと見抜けたのかもしれませんが……
北斗の兄貴、すっかり良い狐と化しました。キツネ編以降での出番は特に考えておりませんが、もしかしたら……?
島崎君は実はヒトたらしな側面が強いのかもしれません。特に年長者に可愛がってもらう事が多いですね。これもまた末っ子気質ゆえの事でしょう。
若狐 思わぬえにしに瞠目すへの応援コメント
ごきげんよう、北斗さん、登場時からもう別人レベルで気の良いお兄ちゃんキャラですね。
まあ大人だから、初登場時のツッパリ高校生みたいな態度は元から似合わないのかも。
でも、ここで島崎くんの黒歴史事件の関係者、しかもあの女性の話が出るとは。しかも息子さんですか、これは気まずい? そうでもなさそう。
世間は狭いものですね、狐さんの妖怪社会だと狭いのかしら? 人口と言うか狐さん口って何人くらいいるのかしら?
最後の盲腸さん、なんだかあからさまですが、何者? 玉を奪いにきたのかな?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
米田さんとの恋愛模様を書くつもりが、またしても(?)男妖怪とのやり取りの方に筆を割いてしまいました。北斗さんの親族関係については書いている途中に浮き上がって来た物ですが、当初島崎君を「半妖の色ボケ小僧」と言っていた事に対する理由になるかなと思いまして……
まぁ北斗さんも大人ですし、母親が悪事を働いていたと認識しているので、ああいう感じのやり取りになりました。彼の過去とか更生とかも掘り下げたら短編が出来てしまいそうです(汗)
腹痛女狐は……おだ様は既にお察しのようですね。次回はちょっと戦闘描写から始まりますがどうぞお楽しみに。
野狐三尾は半妖に語るへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、「俺の米田さん」ですか、へー、ふーん。
いや恋する若い男子としては思わずそう考えちゃうのもよくわかります。
けど、宝探しの最中、先輩狐に対して反抗心があったにしろ恋の話を持ちかけるのは、ちょっと学生気分がまだ抜けないようですね。
米田さんもまた意味深な言い回しするものだから。って、弟という存在に何か思うところありそうですね。
浅学にして知りませんでしたが、そうか、日本全国にそれぞれ有名な狐さんの伝説があるんですね。全国区の玉藻御前とか幾つかしか知りませんでした、勉強になります。
作者からの返信
※まだ米田さんとは数回デートをしただけで、正式に付き合っている訳ではないです。
おだ様ごきげんよう。ですが島崎君の心中はまさにそんな感じなんですよね……というかきっと「米田さんにええ所見せたろ」とか、そんな事しか考えてない気がします。
米田さんが弟についてどう思っているのか。その辺りも今後じっくりと書いていきたいなと思っております。
妖狐の伝説は確かにあちこちにありますね。おさん狐は広島や四国の方に広く伝わっているそうです。「女狐」の語源になった狐ですとか、五百匹余りの狐の一族を束ねるボスだったですとか、そんな伝承があるようです。
ちなみに米田さんの出自云々はオリジナルではありますが……
楽しんでくださり、尚且つ勉強になるというお言葉、本当にありがとうございます。今後もご愛顧いただければ幸いです。
源吾郎、半妖狐に出会うへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、確かにチーム行動でないと班決めした意味がありませんものね。
そんな中でもストンとリーダーに収まる米田さん、きっと風格が違うのでしょうね。
江田島さんの方が確かに北斗さんより胡散臭そう。米田さんは看破してそうですが。
島崎くん、きっと顔が緩みっぱなしなんじゃないだろうか?
話の内容からすれば、以前のテストでもこの玉集め競技は行われていたようですね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
今回の玉集めは個人成績も加味されますが、やはりチーム行動としての意味合いもありますよね。妖狐ってそうでなくとも集団の和を重んじる側面が強いと思っておりますし。
新キャラの江田島さん……確かに胡散臭いですね。でも先の展開ではちょっと影が薄かったりします。北斗さんに関しましては、後のお話で衝撃の事実が判明したりします。
島崎君はきっと米田さんを見てニヤニヤしてそうです。「あ、こいつ米田さんに気があるな……」と他の二人にバレバレなのでしょうね(笑)
玉集めは、確かに過去にも開催されたのでしょうね。もしかしたら、江田島さんも参加した実績があるのかもしれません。
定めしテストは宝玉集めへの応援コメント
ごきげんよう!確かに笹塚さんの話を考えると選抜基準が気になりますよね、何か意図があるようにも思えます。
島崎くんは米田さんと同じ班になれたんですね、恋する若者としては確かにテンション上がるでしょうが、これもひょっとしたら何らかの意図かしら?
玉を集めるとのことでしたが、配るんですか?
じゃあ、相手チームの玉の奪い合い? 会場のどこかにある玉を集めるのではなく?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
選抜基準に関しましては、「会員」になったメンバーについて、たるんでないかどうか判断するためにランダムに選抜しているのかな、と思われます。
とはいえ、数十歳~二百歳程度の比較的若い妖狐が選抜されているのかもしれませんね。狐娘の笹塚さんが短期間に何度も選抜された理由は謎です。
米田さんと同じ班になれた島崎君、早速テンションが上がっちゃっています(笑) 他の面子がどんな狐たちなのかもどうぞお楽しみくださいませ。
玉を集める方法は、奪い合い・会場内にある玉探しの両方ですね。もちろん、奪い合いまでしなくても良かったりするのですが、探すのが難しいとなると奪い合いになるのかもしれません。
編集済
妖狐は推理し会合続くへの応援コメント
ごきげんよう、ミツコさんの言葉遣いって、エセ関西弁なんですね、なるほど。
私などもお仕事上で方言丸出しで喋れないので標準語でって思うのですが、イントネーションがこれであっているか? って言われたら自信ないなぁ。
ミツコさんの推理は、言われてみればなるほど、ですね。少女漫画みたいにハンカチを落として拾ってもらいお近づきになる、みたいな感じよりも、特に今の八頭怪関連の状況を鑑みても、色々と裏を考えたほうが良いのかも。
そうかぁ、萩尾丸先輩、イケオジなんだ。イケメンだろうとはなんとなく思っていましたが「オジ」なんだ。女性に興味がないって、男性に興味があるってわけじゃないんですよね? モテモテなのか、ううん。
島崎くん、見習ったほうが良いかもですよ?
米田さんが気になるでしょうけど。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
ミツコさんは関東の出身なので、敢えてエセ関西弁を使っているみたいです。作中では島崎君たちの会話はやや標準語に近いですが、実際には関西弁を話しているシーンも多いかなと思われます。ただ、関西弁は文字に起こして表現するのが難しいので……ついでに言いますと、関西弁と言っても地域によって微妙に違いますし、中々難しい所です。それこそ、雪羽君の話す関西弁と、島崎君のそれは完全に同じとも言い難いです。
単なるハンカチに見えますが、確かに何か怪しい所はあるにはあります。キツネ編(仮)終盤にて明らかになるのでお楽しみくださいませ。
萩尾丸先輩は……見た目は若々しいのかもですがギリ(?)イケオジ枠なんでしょうね(笑) 島崎君とか雪羽君にしてみれば親より年長の上司でもありますし。
女性に興味が無いのは……仕事に没頭しているからなのか別の理由があるからなのかはご想像にお任せします(爆) まぁ天狗なのでしゃあないです。
島崎君は米田さんに注目しすぎなんですよね……
妖狐は推理し会合続くへの応援コメント
>>妖力が多いもんなぁ
例えば、妖力を数値化するみたいなことはないんですか?
(ドラゴンボールのスカウターみたいな)
「私の妖力は530000です」とか
「何? 戦いの間に妖力があがってやがる……!」
とか。いや、数値化すると数字マウントが始まりそうですね。
作者からの返信
まめいえ様
コメントありがとうございます。
妖力の数値化に関しましては、作中では妖気を測定する機器は一応存在しておりますが、具体的に数値を記載する事は特に無いですね。
妖力もエネルギーの一種だと解釈しておりますが、そのエネルギーの数値がその出来事や技に対してどれくらいなのか、そこを考えるだけの能力が筆者にはありませんので……
更に言えば、戦闘時の妖怪の強さは妖力の多さだけで決定する感じではないなと最近は思っております。強さ=妖力×経験×精神力といった計算式になるという感じですね。この計算式で鑑みると、四尾の源吾郎君が、「格下」であるはずの雪羽君に対して負け戦だったのも説明が付きますし。
とはいえ、尻尾の数が妖力のバロメーターになっている節もありますので、ある意味数字マウントはあるかもしれません。
フワッとした解説で恐縮ですが。
九尾の末裔、大いに注目されるへの応援コメント
ごきげんよう、社会人を何年もやっていても自己紹介では毎回新人さんになる私は、島崎くんの緊張、よく理解できます、お疲れ様でした。
ましてや会が始まる前から話題になっていた玉藻御前の直系ですものね、余計に注目されてしまいますよね。
ハンカチは何かの罠、もしくは企みがあるようですね。不穏な企みでなければ良いのですが。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君は新人&最年少だったので最後に自己紹介する羽目になってしまいました。そしてご指摘の通り、物凄い注目されているので尚更です。
ハンカチには何か企みの予感がありますよね。この企みはどのような物なのか、そちらもどうぞお楽しみくださいませ。
その集い 恋路もテストも兼ね備えへの応援コメント
ごきげんよう、ははあ、恋愛マッチング的な意味合いもある会合なんだとは思ってもみませんでした、なるほど、名家の正当な血統を持つ島崎くんは、その意味でモテモテになっちゃうかも、ですね。でも米田さんのことをバラされたのはちょっと可哀想ですね。
そしてお偉いさんの有難いお話や会員のテスト、ですか。
会員制なんですね。
ちょっと思っていた会合のイメージとは違うので驚きました。
妖狐さん達の年に一度の儀式的な集まりだと思っていたのですが。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
私も当初恋愛マッチング的な意味合いは考えていなかったのですが、開催されるシーズンが、動物であるキツネの繁殖期とバッティングする事に気付いたので、急遽そうした側面もあるって話になりました。
そうですね、玉藻御前の末裔を名乗っている「だけ」の妖狐も、本当の玉藻御前の末裔と結婚した場合はその一族に繰り上がりますので、島崎君は血統的には優良物件と見做されそうですね。モテモテになってしまうのか、それは次回以降のお楽しみです。
会合は、神秘的な儀式というよりもビジネス的な交流の方に振り切っちゃったなと、個人的に思っております。
若狐 思わぬ出会いに狼狽えるへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くんと米田さん、なかなか初々しい感満載の素敵なカップルに見えますよね。米田さんが歳上と言うこともあるでしょうが、島崎くんが俺様タイプでなくて良かったです。調子に乗って俺についてこい! なんてタイプだったら元より米田さんも敬遠したでしょうけど。
でもここでお兄様と邂逅ですか。
友人と出会うより確かにキツイかも。
作者からの返信
ごきげんよう。
実は二人のデートを書いていてお互い何か態度がぎこちないな(汗)と思う事もしばしばなのですが、初々しい感満載の素敵なカップルと言って頂き感謝です。もう少し月日が流れれば、いちゃつく二人の姿があるかもしれません。もしかしたら単純に、日中のデートだから初々しい感じになるのかもですね。
島崎君、心の中はさておき実際の言動は確かに俺様タイプではないですね。もちろん、米田さんが年上という事もありますが。
※米田さんとサカイ先輩はほぼ同年代です。
ううむ、島崎君が俺様タイプだった場合、多分米田さんから肘鉄を喰らってる可能性もありますね。しつこかったら関節技をキメられるかもしれません。
親族に出会わないようにと画策したにも関わらず、兄である誠二郎さんと邂逅してしまいました。この後どう転ぶのかもお楽しみくださいませ……
ちなみにこの時出くわしたのが長兄の宗一郎さんだった場合、島崎君はフリーズしてそうです。