狐めざめて現に向き合うへの応援コメント
ごきげんよう、あはは、社会人が大切なお仕事とか約束がある時に限って寝過ごしたりして遅刻で慌てる、あるあるですね。
そしてうわ寝過ごしたどーしようって口ばかり慌てていてこうどうはスローモーションと言うのもあるある。
私は経験ないです(キッパリ震え声)。
でも萩尾丸先輩、凄いなぁ。新人さんの常として予想したのか、それともなんとなく夢の件を悟った?
雪羽くんの言う通り、脳科学は宇宙物理よりも複雑かつ未解明の多い科学分野ですよね。
この夢の件が、何かの解明につながるのか?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
大事な時こそ遅刻しそうになったりするってあるあるですよね。ちなみに私の悪夢は遅刻する夢です。でも……遅刻した事はないですね(目線逸らし)
萩尾丸先輩は妖術ではなくて、ナチュラルに推論でもって島崎君の寝坊を予測したみたいです。拓馬君との会話にありますようね、島崎君も少しばかりイレギュラーな仕事内容だったのでお疲れ気味でしたからね。
とはいえ、雪羽君が受け取った謎メールの事を話していたというのも少なからずあるかとは思われます。
脳科学は複雑ですし、未解明の部分は多いみたいですね。本文中での「脳は宇宙と同じくらい複雑」という言葉は、筆者が学生時代に実際に聞いたフレーズでもあります(作中では意訳しておりますが)
この夢がどのようにつながるのか……ちょっと後の方になりますがそこも気にかけて頂ければ幸いです。
夢見狐の目撃譚への応援コメント
ごきげんよう、島崎くんの夢、彼は妙な夢とすぐさま寝直しに入りましたが(起きたら忘れてるんじゃないかしら?)、なんとも予知夢とは違いますが何らかの能力により見た夢(見せられた夢?)にも思えますね。
異形の魔獣同士が戦う姿を見守る玉座にいる存在、異形の神? 九尾が助け出してくれたのは島崎くんのご先祖様への敬愛なのか、それとも未来にそんな事件に巻き込まれて、最後は助けてもらえる? 裏初午でそんな事件が起きる?
妖怪さんの特殊能力的な夢なら萩尾丸先輩に報告した方が良いと思うのですが(そんなスキルを持つ妖怪さんがいるのかしら?)、島崎くん、起きたら忘れていそうですね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
寝直した島崎君が夢を忘れてしまったのかどうかは次回のお楽しみでございます(笑)
それはそうと、九尾シリーズの中では暗黒神話も絡んでくる事もあり、「夢」が結構重要なモチーフになる事がままあります。
この魔獣同士の闘い(しかも一方は八頭怪に似てますし)も、単なる妙な夢では無さそうですね。
そして久々に登場した九尾。彼の正体についても現時点では明らかではありませんね。
夢を操る特殊能力を持つ妖怪・魔族は存在する感じですね。作中ではまだ出ておりませんが、それこそ夢魔の類は相手の望む夢とかを構築しそうな気がします。精神療法とかに向いてそうですね。
さてこのお話、萩尾丸先輩に報告するのかどうか……それもまた次回明らかになる事です。
幕間:大妖狐たちの世間話への応援コメント
ごきげんよう、白銀御前さま、島崎くんのおばあさま。彼女は何の目的で若菜さまを訪れたのでしょうね。文脈からすると、島崎くんの野望、それは玉藻御前さまも持っていた野望とイコール、これが偶然なのか玉藻御前さまの意図したものなのかは判りませんが、どうやら自分の母のこの野望が白銀御前さまは受け入れられない様子ですから、若菜さまに島崎くんに思いとどまるように説得してほしかったのかしら?
それとも単なる世間話?
でも若菜さまはどうやら島崎くんの野望達成の後押しをするようですし、これを知ったら島崎くん、どう思うんでしょうね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君自体が動く前に、祖母である白銀御前様と玉藻御前に仕えていた若菜様のお話を入れてみました。
そうですね……白銀御前様の目的は概ね世間話に近い感じでしょうか。そして思いとどまるように説得というよりも、もし自分の孫が目に余るような存在だったら、その時は若菜様の裁量に任せる(始末しても構わない)という思いを抱えていたのかな、と思っています。
多分島崎君は、若菜様の前でめっちゃ緊張しそうですね。
胡張安の思惑 すきま女の出自への応援コメント
ごきげんよう、島崎くんは感情の発露から言ってしまったかもしれませんが、案外、共通の敵が八頭怪だったから結果として助力する形になった、というのが近い感じもしますよね。確かに誰某との縁とか恩義とか、情念絡みで考えるよりもそちらのほうが自然な感じもします。ただ、派閥上層部からすれば、その思惑の裏に何があるのかは当然考えなければならないでしょうから、若くて組織に対しての責任感がまだ軽い若者には理解し難いかもしれませんけれど。
サカイ先輩、鋭角ヨリ出ヅル者の血統、とか八頭怪が道ヲ開ケル者、という言葉が出てきましたが、以前にも出てきましたでしょうか?(ちょっと記憶がないのです、ごめんなさい) それとも暗黒神話のほうの言葉、なのかしら?(そっちも詳しくないのです、ごめんなさい)
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
お忙しい中コメントありがとうございます。
そうですね、何故胡張安が味方をしたのかにつきましては、その理由は彼自身の中にあるという所ですよね。とはいえ島崎君の軽い発言から考察していただくとはやはりおだ様の慧眼にはいつも尊敬しております。
鋭角ヨリ出ヅル者・道ヲ開ケル者というのは暗黒神話絡みの言葉を、自分なりにアレンジしたものですね。道ヲ開ケル者が八頭怪の先祖である事は以前のお話でも少しだけ出ていたのです。
元ネタとなる邪神の名前は、道ヲ開ケル者がヨグ=ソトース、鋭角ヨリ出ヅル者がティンダロスの猟犬になりますね。後に出来た暗黒神話の作品群の中では、ヨグ=ソトースとティンダロスの猟犬の親玉が相争っているという設定もございまして、それを一部意識してもおります。
ちなみにティンダロスの猟犬は鋭角から時空を超えて姿を現すとされており、鋭角ヨリ……もこの特徴を参考にした名称です。
ややこしくてすみませんでした。
若妖怪 労苦を前に何思うへの応援コメント
ごきげんよう、本当に萩尾丸先輩、若い部下のフォローに気を砕いて下さってますね。
組織の管理職としてはプライベートに踏み込みすぎだとも思えますし、また若者に気苦労をかけて申し訳ないとか、言わでもがなな事もありましたが、これは企業組織の文化に家の理論や派閥の理論が絡み合っているから仕方ないのかしら。
でも島崎くん、雪羽くんの話をよく止めましたね。一面だけを見て白か、黒か、で判断できる段階ではないですし、ここに関わると疑心暗鬼で身動きが取れなくなりそうですものね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
萩尾丸先輩、当初思っていたよりも面倒見が良い妖物になってますね。そりゃあまぁ雪羽君を自ら引き取って手許で教育したりしてますし。歳の差を考えると、部下や後輩というよりも息子みたいな感覚なのでしょうかね。
プライベートに踏み込み過ぎ感はまさにその通りかもしれませんね(汗)とはいえ雉鶏精一派はもとより縁故入社や親族経営が横行していますし、島崎君たち自体もプライベートを話しちゃうしそもそも二人とも若過ぎるし……といった要因もある感じですね。
雪羽君は思い込みがやや烈しく、しかもドツボに嵌ったら静かに落ち込んでしまう気質の持ち主だったりします。
島崎君もその事が判っていたから、止めてあげたのかもしれませんね。
彼自身も引きずられて不安になる……というのももちろんありますが。
天狗らは化け山鳥を警戒すへの応援コメント
ごきげんよう、紫苑さん、島崎くんの記憶を辿ると、確かに偶然と呼ぶには都合が良すぎるほどに絶妙のタイミングとシチュエーションで登場していますよね。ドラマなら怪しく思える伏線ですけれど、現実的にそこまで一気に疑えるかとなると疑問ですね。
セシルさんの預言で紅藤さまが動揺している、それだけでも灰高さんの言葉で揺れてしまいますよね。
何だか家の理論と組織の理論、派閥の理論が複雑に絡み合って、落とし所が難しくなりそうです。
それ以前に、推理の公正さも損なわれそうですよね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。毎度コメントありがとうございます。
紫苑さんは怪しいのか否か、現時点では何とも言えませんよね。この辺りの部分は、というか灰高様とかが絡む権力闘争や社内政治の所は私も実は四苦八苦しながら書いております(暴露)
>>家の理論と組織の理論、派閥の理論が複雑に絡み合う
確かにこの辺りは難しいですね……書いていて難しいなーと思い知らされました。そもそもからして縁故入社が横行してますし、組織の中でも身内チックな雰囲気が流れていますからね。
ちょっとビジネス書を読んで勉強しようと思います。
大天狗は真意を示すへの応援コメント
ごきげんよう、うん、さすが萩尾丸先輩、判断が大人と言うか常識的ですね。
島崎くんの証言も、灰高さまの言葉を結果的に補強したような感じになってますし(誘導尋問的でしたが)、何より紅藤さまがやけ食いに走る(可愛い)という事も、どこかで疑っていると言う思いがあるからでしょうし。
って、島崎くんは最初に報告した時に、聞き覚えのある声の件は紅藤さまに報告したのかしら?
それによっては紅藤さまの心理状態も変わってきますよね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
何か段々と萩尾丸先輩が中間管理職のように見えてきた今日この頃でございます。研究センターが今日まで維持できたのは、ひとえに彼の功績が大きいですからね。言動はさておき、実はかなり常識妖なのかもしれません。
紅藤様のやけ食いが可愛いとは……食べるものはちょっと可愛いでは済みませんが(汗)
聞き覚えのある声かどうか、それは紅藤様に報告したのかですか。もしかしたら、気が動転していてそこまで話していなかったのかもしれません。
質疑揺らいで狐はまどうへの応援コメント
ごきげんよう、ううん、あながち灰高さんの言う紫苑さん関与の件は紅藤さまを陥れるための罠、というわけでもなかったのかしら?
それでも紅藤さま、一族郎党のこととなるとテンションが上がりすぎてしまうようですね。仲間思いから出ることでしょうが、いつもの紅藤さまの冷静さがないのは、この前のお手紙以降、精神的に不安定になっていらっしゃるのかもしれませんね、少し心配です。
島崎くん、紅藤さまに不利かもと思いつつも偽証しなかったのはグッドでしたが、そのあと議論に参加してしまったのは拙かったですね、まるで紫苑さんを目撃したけれど誤魔化したような素振りに見えちゃいますよね。これはまあ、社会人経験の不足からくるものでしょうから一概に責められないでしょうけれど。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
灰高様の発言に関しましては……きな臭い所が物凄くありますが、紅藤様を陥れる罠であるとも言い切れませんね。この後のお話で、萩尾丸さんの考察が入りますので、そちらにもご注目頂ければ幸いです。
紅藤様は、確かに一族郎党の事になるとテンションが上がっちゃいますね。仲間思いなのは美点なのでしょうが、そこがまた彼女の弱点・付け入る隙になってしまっているのかもしれません。というか何も知らないのではなく、何かに感づいているかもしれないけれど、その上で悩んでいるのかもしれません。
島崎君、一応素直に証言してくれたのですが、やっぱり議論に加わるにはまだ経験値が少なかったようですね。
今後どのように展開させようか、じっくり考えていきたい次第です。
外様鴉の誘導尋問への応援コメント
ごきげんよう、なるほど、灰高さんは、紫苑さんがあの場にいてよからぬ事をしていたと島崎くんに証言させたいんですね。
その目的は紅藤さまの追い落としか、非難する事でなんらかの傷をつけたいのか。以前から対立していましたものね。
それにしては詰めが甘いと言うか強引と言うか。島崎くんの話を全部聞いてから、揚げ足を取るとかあやふやな部分を突っ込むとかの方が効果的だと思うのですが。
でもカラスさんが上空にいたのだから、ある程度の真実は灰高さんは知っているような気もしますし、となると紫苑さんがその場にいたのは確かなのかしら?
どちらにせよ島崎くん、偽証だけはダメですよ?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
この打ち合わせのお話も、中々長丁場になってしまいました。
灰高様は確かに紫苑様が怪しいという事を証言させたがっているようですね。そこにどのような意図があるのか、何故躍起になっているのか、真実を掴んでいるのか。それは少しずつ明らかになっていくという所かと思われます。
実際に対立していると言いますか、紅藤様に対して一悶着起こしている所もありましたし、いずれにせよ不穏な事には変わりありませんね。
島崎君の証言がどのようなものなのか。引き続き楽しんでいただければ幸いです。
輝くは鴉天狗の瞳なりへの応援コメント
ごきげんよう、やはりアパートからの帰りに遭遇したあの不穏な情景について呼ばれたのですね。カラスもいたから、灰高さまもある程度把握していると思うのですけれど、やはり目撃者から直接話を、と言うことなんでしょうか。
紅藤さまの不安そうな様子とも関係があるのかしら、気になりますね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
まさしくその通りでして、あの不穏な情景について呼ばれました。そうですね、灰高様としては目撃者から証言を引き出し、紅藤様を納得させたいという意図があるのかなと思われます。
一方の雪羽君は……また別の理由があるのかもしれませんね。
訓練に思案巡らせ狐は挑むへの応援コメント
ごきげんよう、何故島崎くんは、あれだけ最強を遮二無二目指していたのに、今回に限って当分このままで、なんて考えたのかしら?
半妖であること、玉藻御前の血統、雷園寺家の複雑なお家事情、確かに色々と考えることが多く、思うことも多々あるでしょうけれど、やっぱり、幹部の多忙さや頭を悩ませているシーンを思い出して、強さと責任、雑事の多さを忌避する思いが膨れちゃったのかも知れませんね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうですね、島崎君の心境の変化に関しましては、先輩や幹部妖怪たちの姿を見ているうちに、強さや権力がどのようなものか、段々と実像が掴めたからなのかもしれません。
元々彼は子供っぽい野望を抱いていただけに過ぎず、「腕っぷしがあればどうにかなる」と考えていた節があります。しかし実際にはそうした物理的な強さだけではなく、組織の長として皆をまとめる能力や責任も付きまとう訳ですね。特に強力な大妖怪であると思っている萩尾丸先輩がアレコレと悩んでいる所を見て余計に「このままで良いかも」とつい思ってしまったのかもしれません。
あとはもしかすると、島崎君が末っ子で、目上の者に可愛がられる状況にストレスを感じない・むしろその方が安心するという所も関係しているかもしれません。
玉藻狐の会合話への応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、子供扱いを気にしているうちは子供だと思いますよ?
未だに名家や血統、貴族だなんだとそんな表層上の周囲からの声に惑わされることが多そうですが、それこそ大人にならないと本当に大切なものは見つからないのかもしれませんね。実は目の前に答えがあるのに。
若菜さま、確かに玉藻御前の直属の部下さん、だからこそ玉藻御前の末裔を名乗らなくとも、重要人物であることには間違いないですよね。
若菜さんも島崎くん出席を聞いて、どんな人物なのか確かめたいのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。いつもコメント感謝しております。
島崎君は子供っぽさが中々抜けませんね。実年齢18(二か月後に19ですが)の若者、しかも半妖なので精神年齢はもう少し低い訳ですし。萩尾丸先輩が部下として迎え入れるのは早すぎたと思ったのも無理からぬところですね。
色々惑わされて迷う島崎君でありますが、精神的に大人になったら、兄たちのように落ち着いた紳士になってくれればいいのですが。先は長そうです(汗)
若菜様は重要妖物ですよね……玉藻御前と白銀御前にかつて仕えていた訳ですし、或いはだからこそ玉藻御前の末裔を名乗らなかったという側面もあるかもしれません。
島崎君の存在も彼女は気になっているのでしょう。
叔父狐 洞察力で術あばくへの応援コメント
ごきげんよう、うふふ、島崎くん、一発でバレちゃいましたね。
別に隠さなくたって良かったでしょうに。
なるほど、生活臭って確かにあるでしょうね。
ハウスメーカーさんのモデルハウスも、ドラマで出てくるマンションや自宅のお部屋も、綺麗でお洒落だけれど、なんだかセット、って感じが抜けませんし。
叔父様、お優しいですね。島崎くんもひょっとしたら、お兄様達と接する時よりリラックスしてる感じがしますものね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
苅藻さんの妖生経験の豊富さが島崎君の妖術を上回った瞬間でした。
島崎君、ちょっとだけ背伸びしたくて隠したのでしょうね。とはいえ生活臭・生活感の有無から違和感を見抜かれてしまいました。
とはいえこのアパートとは別の場所に棲んでいるとしても、何処でどういった暮らしをしているのかについてもおよそ予測がついたのでしょう。だから深く言及しなかった感じですね。
苅藻さんは叔父にあたりますが、島崎君にとってはもう一人の兄のような存在でもあります。半妖で妖怪としての生き方に対しても好意的ですし、島崎君もリラックスしているのでしょうね。苅藻さん自身も、妹はいますが弟が欲しかった……と思っているでしょうし。
若狐 黄昏時に化かされる?への応援コメント
ごきげんよう、鴉と言えば灰高さん? それが邪魔をしたと言うことは、怪しい連中は八頭怪の一味かしら?
何気ないのんびりした半休の終わりが一気に不安になりましたね。
島崎くん、家具を変化で再現してる場合じゃないですよ!
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
半休終わりに不穏なシーンが出てきましたね。
この後の2話は苅藻叔父さんとの休日のお話になりますが、この怪しい一団との出会いについてはその後言及いたしますので気長にお待ちくださいませ。
もちろんこの案件についても、島崎君は上司たちに報告いたしますし(ほんのりネタバレ)
半ドン狐は曇天に思うへの応援コメント
ごきげんよう、そうか、考えたら島崎くん、アパート引き払ってないんですね。新入社員さんなのに余裕ありますよね。
でもお客さんが来るからってちゃんと掃除しなきゃって有休まで取る島崎くん、きっちりしてますよね、育ちが良いと言うか、躾が行き届いていると言うか。
大妖怪の血統で、と言ってますが、ここでも貴族感覚が最初からあったんですね。
己の欲望に忠実に、とか言ってますが、結構周囲に気を遣って空気を読んで、小市民ですよね、島崎くん。そこが長所でもあるんですけど。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうなんです。島崎君はホップ君を引き取ってすぐに引っ越しておりますが、アパートの方は別宅として使うため、引き払っていませんでした。
もしかしたら、居住区の方はかなり廉価なのかもしれませんね。
島崎君の育ちの良さをお褒め頂きありがとうございます。実家を出るまでは両親や兄姉たちが何かと面倒を見てきたので、結構しつけられている部分は強いかもしれませんね。父親である幸四郎さんは彼を甘やかしていましたが、兄たちが真面目な気質なので。
おのれの欲望に忠実というのは、もしかしたら文頭に(よそ様に迷惑のかからない範疇で)という注釈がついているのかもしれません。周囲に気を遣う・空気を読むという特質も、やはり末っ子故の気質なのかもしれませんね。
というよりも島崎君、精神的に成熟した頃には、それこそ兄たちのような落ち着いた男性になるのではないか、と思ったりしております。
雉妖怪の今昔がたりへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、萩尾丸先輩にすれば、職場の同僚よりも人生を競い合えるライバルが欲しかったのかも知れませんね。
仕事だけの関係だと、どうしてもドラスティックな付き合いだけになりそうですよね。結局は利害関係だけが残りそうですし。
その点、島崎くんと雪羽くんの関係は、確かにライバルであり仕事抜きでも親しい友人関係ですものね。
その点は羨ましく微笑ましくも思えます。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
いつも深く考察したコメントをありがとうございます。
ここでようやく萩尾丸先輩が青松丸先輩にこの頃厳しくなっていた理由の一端が明らかになりました。
ご指摘の通り、萩尾丸先輩の心中には「対等なライバルが欲しかった……」という願望があるのかもしれません。紅藤様に拾われてすぐの頃は、自分の地位を確立するのに必死だったとは思います。そのため青松丸先輩を差し置いて出世したと思われるのですが……
もちろん、現在ではお互いに成長し、青松丸先輩が自分のライバルにはならない事は納得していたのかもしれません。ですが、島崎君と雪羽君の様子を見ているうちに、自分たちの若い頃を思い出した……という感じですね。
本当に、島崎君と雪羽君はプライベートでも仲が良くなりましたもんね。筆者としても思っていた以上に仲良くなったのでびっくりです。二人がじゃれている所を書くのは楽しいですが。
上司の居ぬ間に二尾来るへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、紅藤さまは早速昔の仲間と面談すると言う思いを実行されてるんですね。萩尾丸先輩も同行したのは、先輩が心配して同行を、申し出たのか、紅藤さまが何か不穏な予感がしたからなのか。どちらにせよ萩尾丸先輩が側にいるなら少しは安心です。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
恐らくは萩尾丸先輩が同行したのは、自ら申し出た側面が強いかもしれませんね。内心では「息子である青松丸君が同行できるなら一番なのだけど」と思っているのかもしれません。
とはいえ、青松丸先輩は内勤とかきっちりなさりそうですし、その事を託したのかもしれません。
密かな決意と昔日の夢への応援コメント
ごきげんよう、紅藤さま視点の、そして彼女の若かりし頃の回想とは珍しいなと読み進めていましたが、なるほど。
メガネと共に手元に渡った手紙の内容に関連した様に思えました。
やはり相当ショックな、インパクトのある内容だった様に思えます。
そして紅藤さまが昔の仲間達に会おうと決めたと言う事は、おそらくは今回の事件に昔師匠の元で集った仲間が何らか関係していると考えられたのでしょう。気鬱にもなるものですよね。
でも彼女がここまで気を張らねばならない事態だと言う事でしょうし、心配になってきます。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
確かにこの物語は概ね島崎君の視点で進んでおりますので……紅藤様視点での回想はいつもと異なった赴きだったかもしれません。よく考えれば、彼女の視点は二度めですね。
やはり紅藤様も手紙の内容で何かを悟り、そしてかつての仲間に会おうと思い至ったみたいですね。かつての仲間というのはどのように絡むのか……その辺りも後々明らかにしていこうと思います。
大妖は一世代でも成立すへの応援コメント
ごきげんよう、そうですよね、やっぱり島崎くん、雪羽くんもかしら、人間の貴族や名家の血統文化に染まっている様な気もしますね。人間はせいぜい数十年しか生きられませんから、先祖の成した功績を継ぐ血の持ち主が尊ばれる訳で、それがブルーブラッドの本質なんですものね。妖怪さんは数百年から数千年も生きるのですから、そこに代替わりは余り意味がないとは思えます。遺伝と言う意味で優れた能力を、受け継いでいるかも、と言う点は別ですけれど。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そうですね、よくよく考えますと、人間の場合の代替わりと妖怪のそれは大分サイクルが違いますものね。私はフワッと「純血の妖怪は大人と見做されるまでに二百年ほどだから、サイクルはかなり長いだろうな」と思っていたのですが、そこが貴族の、ブルーブラッドに関与するという部分までは考えが至っておりませんでした。
更に言えば、妖怪の中にも後天的に妖怪化した者もおりまして、そう言う妖怪たちはやはり、代々妖怪だった個体よりも早く成熟する可能性もありますし……その辺りは掘り下げたいなぁと思っています。
ちなみに雪羽君の血統は純血の雷獣なのですが、当主たちは比較的短命ではないかという事が示唆されております(汗)
万年生きたる往古の狐への応援コメント
ごきげんよう、萩尾丸先輩もやっぱり、玉藻御前の直系と言うだけで凄いのに、なんでそれ以上に血統に拘るの? みたいなスタンスですね。確かに貴族と言う世界では血統こそ大切なんでしょうが、それは血が権力支配構造の頂点に長きにわたって君臨してきた貴種だからであって、妖怪世界は違うようにも思えます。
逆に自分の血統を誇らしく思い!貴族たらんとしている島崎くんは、人間の貴族感覚に慣らされていると言うか、家名に胡座をかいている気もしますよね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
予想通りのツッコミ回でございます。島崎君は割と真面目に悩んでいるのかもしれませんが、皆大体おだ様と同じ事を思っているはずです。
特に萩尾丸先輩は後天的に妖怪になっていますので、血統は無いんですよね。
というよりも、実は雉鶏精一派の幹部陣っておのれの代で成り上がった妖怪たちが多いので、案外血統にこだわらない部分はあるのかもしれません。
それにしても妖怪として生きているはずの島崎君が、人間の貴族感覚にならされているという考察はハッとしました。人間として育てられた癖が抜けなかったのかも、とも思いますね。
とりあえず、島崎君には精進してもらわないといけませんね。
妖狐はおのれの系譜を思うへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、雪羽くん、休み明けの出社後一番でちょっと上司さんと打ち合わせ、とか、何年社会人やっても憂鬱になっちゃうのです。少なくとも私は慣れません。そんなに長いこと社会人やってませんが(言い訳みたいですね)。
血統を気にするのはやっぱり名家だからなんでしょうね、でも玉藻御前直系と言うだけでもう充分だと思えますが。
セシルさんのお手紙からこっち、やっぱり紅藤さまは気が立っているのですね、余程のことが書かれていたのでしょう、近々不穏な事が起こりそうで心配ですね。自動的に萩尾丸先輩も気が立っているように思えます。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
確かに出社すぐの打ち合わせはしんどいですよね。特に、進捗などを問われたらもう……
島崎君、ついつい自分の血統について興味を持ってしまいました。「もう十分」というのはまさしくその通りでして、次回以降はそのツッコミになりますね。
紅藤様、お手紙の事が気になっている訳ですね。不穏な空気がどのように変化していくのか……その辺りは私も今考えている所でございます。
週末は若狐たちのためにへの応援コメント
ごきげんよう、狐さん同士で遊ぶっていう感覚、違う妖さんと遊ぶのとはやっぱり感覚が違うんでしょうか? 今回の島崎くんは、初めての裏初午への参加前に雰囲気を柔らかくしておきたいという下心(というほどでもないでしょうけど)もあった様子ですが、気心が知れた、とか空気感が馴染みやすい。とか、そんな感じもあるのかしら? なんて思ってしまいました。
でもきっと他の狐さんたちは、島崎くんが米田さんにホの字、ってなんとなく知っていて名前を出したような気もしますね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
前章の謎を含みつつ新しい章に突入しました。
妖狐たちは仲間意識が高そうなので、別の種族と会ったり遊んだりするのとは違う感覚なのかもしれませんね。特に島崎君は妖狐であると意識しており、しかし他の妖狐たちとちょっと距離があった事を気にしているのかもしれませんね。
島崎君が米田さんに惚れてるのはバレバレでしょうね(笑) 色々と解りやすい男、それが島崎君なのです。
寓意に隠れし赤えりウズラへの応援コメント
ごきげんよう、シートン動物記は子供向けのおそらく抜粋版しか読んだ記憶がないので、このお話は知りませんでした。
セシルさんがこのシーンを、わざわざ選んだ理由、か。
島崎くんの言うような解釈もできますが、逆にカモフラージュして隠れている、内部犯行者の暗喩かも、なんて考えてしまいますね、紅藤さんの動揺ともとれる様子もありましたし。
後は、キツネが狙っているって島崎くんを指してる気もするんですよね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
私も実は赤えりウズラの物語を最初に読んだのは、子供向けの絵本でしたね。そこでは既に赤えりウズラはお父さんになっており、男手ひとつで六羽のヒナを育てる……という部分のみでした。
のちに家にあるシートン動物記(本文に参考文献として記載しております)を読みますと、実は赤えりウズラの幼年期と、大人になってからの二部構成だった事が判明したのです。ヒヨコ云々の部分は本当に最初期ですので……抜粋された物には省略されていた可能性は高いです。
そして本当に色々と考察なさって凄いです。内部犯行説ですとか、狙っていたキツネ=島崎君説ですとか、色々な寓意が込められているのかもしれませんね。
ひとまず第十幕はここで終わります。次からは、キツネがメインとなる第十一幕ですね。
九尾シリーズ、段々と動物要素も増えてきました……
大妖怪も怪力乱神語らざるへの応援コメント
ごきげんよう、セシルさんのお手紙、紅藤さまが読み上げたのは当たり障りのないところだけで、読み上げなかった部分には結構重要な事が書かれていたように思えますね。あの紅藤さまが手を微かにでも震わせるなんて。萩尾丸先輩もそれに気付いて誤魔化したのかも。
自分の鱗で作った絵も、さすがに島崎くんも感じ取ったように、何かの暗示で、手紙に関係しているかも。
壊れたメガネからその犯人を読み取る事が出来たみたいですね、セシルさん。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
まさか、筆者以上に深く考察して下さるとは……感激もひとしおです。私個人としましては、「紅藤様が読み上げた内容しか書かれていなかったけれど、紅藤様は何かが察して衝撃を受けていた」と解釈していたのですが……おだ様の解釈の可能性もありますよね。島崎君視点ではどちらが真実なのかは現時点では解りませんから。或いは、彼が手紙を読んだとしても、解読できるかどうかも定かではありませんし。
セシル様が鱗で作った絵に関しましては、次話その内容がつまびらかになります。ヒントは「シートン動物記」ですね。もちろん、こちらも何かの暗示になると思われます。
ネタバレと判断した場合は返答もぼやかしたものになるかもしれませんが、そこはご了承くださいませ。
化鳥、邪眼を封じて大いに喜ぶへの応援コメント
ごきげんよう、眼鏡がない事でよほど精神的に圧迫されていたようですね、安心感が伝わってきます。
そうか、萩尾丸先輩、青松丸さんに絡むと言うか煽り始めたんですか。
職場で上司が部下に対して絡むのは、良し悪しは別としてそんなに珍しい事ではないのでしょうが、島崎くんが違和感を覚えるほどと言うのだから目立つ行為なんでしょうね。
フィクションでは取引先の偉い人の縁故入社社員を優遇することはよくありますけれど、実際の所どうなんでしょうね。
親である紅藤さまが同じ職場だから、かえってやりにくそうではありますが。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
とりあえず双睛鳥さんは元気になりました。やはり色々と心のよすがになさっていたんでしょうね。
萩尾丸先輩、「弟分」である青松丸先輩に絡み始めました。島崎君が違和感を覚えたのは、これまで以上に目立っていた事と、彼が半ば外様である事も起因しているかもですね。
縁故入社社員を優遇するって言うのは……雉鶏精一派ではよくある事なのかもしれません(白目)というか島崎君を筆頭に縁故入社が目立ちますもんね。雪羽君も、剥奪されたとはいえ三國さんの甥だったので、幼いながらも要職に就いてしまっていますし。
青松丸先輩は目立たないポジションにいるのですが、紅藤様の息子であり、尚且つ頭目の半兄(表向きは異父兄となっています)であるという所が結構キーだったりするんですよね。なので望めば幹部になる事だって可能だったのです。
萩尾丸先輩がその事をどう思っているのか、それはまた説明したいと思います。
大妖怪も科学技術を尊び使うへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、社会人になって、学生時代とは比べ物にならないくらいに広範な分野で様々な技術やインフラに出会ったのでしょうから、これまでのイメージは変わってしまうのでしょうね。
私も社会人になった時、ああ、インターネットやそれを支えるインフラって、学生時代はほんの一部しか触れてなかったんだ、と感じたことがあります。
雪羽くんは電気関係にはやっぱり詳しいんですね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。いつもコメントありがとうございます。
今回は妖怪たちも合理的に技術を使ってるぜ、というお話でした。
拙作の妖怪たちは、十二分に科学技術に馴染んでいるんですよね。とっても今更なお話ではありますが。
>>社会人になって、学生時代とは比べ物にならないくらいに広範な分野で様々な技術やインフラに出会った
確かに、私自身の学生時代を思い返してみてもその通りだなぁ……と思いました。もちろん「今の」学生たちとは違うかもしれませんが、それでも中学校・高校での技術やインフラは会社のそれとは違いますものね。
後は何故か、学校のコンピューター室に入っているパソコンがかなり古いパソコンだった事とかを思い出しました。
あまり本編では触れられませんでしたが、雪羽君は電気関係には詳しいですね。やはり雷獣なので相性が良いのでしょう。加えて雪羽君は1977年生まれでして、コンピューターなどに触れたのは1980年代後半ごろと思われるのですね。なのでそうした意味では電気系統・機械系統には強いです。
もしかすると、そうした事も加味して研究センターの研修生に昇格(?)したのかもしれませんね。
雷園寺講師の恋愛講座への応援コメント
ごきげんよう、雪羽くんが、おデート、って言うのが可愛い。
なるほど、確かに彼が言う通り、恋愛かどうかは別にして、合わない人とは半日も一緒にいてくれませんものね。島崎くん、自信持って!
米田さんは確かに島崎くんを憎からず思ってくれてるでしょうが、それが恋愛かどうかは別ですけど、そこは焦らずに。
雷園寺家は名家、お家騒動が起こるくらいですものね、そこが玉藻御前の血統との大きな違いですね。
雪羽くんもそこにこだわりと言うか、誇りを持っているのでしょうね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
雪羽君のおデート発言が可愛かったんですね。彼自身まだ幼いからなのか、うぶな島崎君に合わせての発言なのか、真相は彼のみぞ知るって感じですね。
仰る通り、合わない人とは半日も一緒にいないですよね。例えば婚活の後に二人で会ったとしても、「合わないな」となると喫茶店に入った段階でお別れという事も十分あり得ますし。
なので米田さんも島崎君の事を何がしか意識しているはずです。幸い、彼女は島崎君の叔父たちとも面識がありますし……チャンスですね。
あまり深く書くと脱線するのでサラッと触れる程度でしたが、雪羽君は雷園寺家へのこだわりが凄いですね。そのこだわりこそが彼の強さなのかもです。
キツネの運ぶ手土産談義への応援コメント
ごきげんよう、あはは、本当に雪羽くんの言う通り、島崎くん律儀ですね。
地理関係がわからないのでなんとも言えませんが、それでも同じ県内、しかも(島崎くんにとっては)デートなのに、職場へお土産ですか。兄姉に教えられた(きっと職場で島崎くんが愛されてほしい、と思っていらっしゃるんでしょうね)通りに振舞って、その意味ではやっぱり島崎くん、育ちが良い、と言えるんでしょうね。
コイバナで盛り上がる若い二人、微笑ましいです。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君、欲望に忠実な性格ではあるんですが、実は結構律義だし、兄姉たちの教えを素直に受け止める側面もありますね。よくよく考えれば、過去にも野望の道を進むにあたり親族らに了承を得たり、引き取ったホップを飼い主である廣川部長の許に戻そうとしたりと結構律義な側面が多いかもしれません。
今回は、静養中の双睛鳥さんと仲の良い雪羽君にお土産を渡そうと思い立った感じですね。そこから派生して「上司たちに何も無しだったら気まずい……」と思った模様です。
そうですね、そう言う所から島崎君は育ちが良さそうに見えるかもですね。
次回はいよいよコイバナが本格化致します(笑)
それは次につながる縁となるかへの応援コメント
ごきげんよう、米田さん、本当にお姉さんですね、と言うか先輩? 島崎くんも次の繋ぎのきっかけを米田さんから作ってくれて良かったですね、これを社交辞令にしないためには、島崎くん、次もちゃんと具体的な約束をしないと。
男性がデートをリードする、確かに古いですけれど、それにこちらの希望も考慮して欲しいですけれど、時には素敵なデートコースをスマートにエスコートして欲しい、女性は内心ではそんなことも思っちゃうものです。それでいて文句言っちゃう。女はわがままなのです。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
米田さん、やっぱり島崎君と並ぶとお姉さんらしさ・先輩らしさが際立ちますね。何せ彼女、島崎君の叔父・叔母である苅藻さんやいちかさんの妹分だった事もあるくらいですから。
次のつなぎのきっかけを米田さんは作ってくれましたが、これは社交辞令だったのか、はたまた他の真意があったからなのか……ともかく島崎君にはきちんと頑張ってもらわないといけませんね。
島崎君の年齢的に(1999年生まれ・作中では18歳)は、もしかしたら男性がデートでリードするという考えは古いと感じているのかもしれません。ですが島崎君は男らしさを気にする所もありますし、米田さんも内心そんな事を考えてらっしゃるのかもですね。とりあえず島崎君がんばれ。
次回からは一変して研究センターの風景になります。
ナレギツネそして山野のキツネへの応援コメント
ごきげんよう、妖力の大小とはまた別に、やっぱり米田さんは踏んだ場数が違うのでしょうね、修羅場の経験数が戦い方や戦闘力には影響するのだろうなと思います。
それにしても不勉強ですが、ナレギツネという言葉を初めて知りました。人間に「馴れた」という意味なのかしらと思いましたが、キツネさん(ふわふわで可愛らしくて好きです、猫ちゃんの次に)って人間には馴れないって思っていたので。
米田さんは普通の狐さんから妖怪さんになったんですね。
妖狐として血を重ねてきた妖怪さんと後天的に妖怪さんになったのとはどこかが違う、それが自己家畜化説と繋がるというのはなるほどと思いました。
島崎くん、ますます米田さんに惹かれている様子ですね。米田さんは大人だから、ちょっと心配ではありますが、頑張れ! 島崎くん!
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
実は最近、妖怪の戦闘力は妖力×経験×精神力と言った数式で表す事が出来るのかも、と思い始めました。雪羽君が戦闘訓練で何度も勝利を収めたのは、経験値が勝っていたからですね。米田さんは経験値で言えば雪羽君を悠々と上回っていると思います。場合によっては穂谷さんも一目を置いているイメージですし。
ナレギツネというのは私もネット上で見つけた言葉でして、実は正式な言葉なのかどうかは定かではありません。ですが、狐を家畜化したというエピソードに関しましては実話ですね。
ご指摘の通り、狐は用心深く、人間には馴れない動物ではあります。ですがロシア(旧ソ連)では、毛皮養殖のために人を恐れない狐を選択的に交配し、品種改良を行ったそうです。その結果、人間を恐れないどころか人間に友好的で、犬のような特徴を持つ狐が誕生しました。こうした狐をナレギツネと呼ぶ事もあるそうです。
また、都市部の狐はやはり犬に似た形態になりつつあるという研究結果もあります。こうした事を踏まえて、妖狐としての血統を持つ妖狐たちと、動物由来の妖狐との違いは何かな……と思い、自己家畜説を採用した所です。
米田さん、果たして島崎君に対してどんな風に思っているのでしょうか。恋の行方はどうなるのか、どうぞお楽しみに!
若狐 がっつく余りに空回りへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、やっぱり緊張しているのですね。
うわ、それ訊くの? とか、それ言っちゃうの? みたいな。
米田さんは気付かないのようだ、とか言ってますが、絶対気づいてますって! 恋愛に興味がないのと恋愛の匂いがわからないと言うのは別物、ましてやお姉さんですもの。
私が米田さんだったら、もう年末に誘われた時点で彼は私に気がありそう、って勘付きます、いけら鈍い私でも。普段から仲良くてよく顔を合わせていたらわからないかな? でも島崎くんは違いますよね。たまにだから、わかりやすい。
人生の長さ、進み方が妖怪さんと人間で違うのはわかりますが、そうか、妖怪同士でも、特に半妖さんとなら結構意識に差がありそうですよね。
米田さんも百歳超えてまだ若者と言うことですが、島崎くんは実年齢ですよね。
歳の差ってどんな意識なんだろう、興味がありますね。
米田さんから見たら、幼稚園児が「お姉ちゃん大好き!」って言っている感覚なのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君、とっても緊張してますね。米田さんと会う事自体は四度目ですが、一対一で会うのは初めてですし、とても意識しているので致し方ないのかもしれません。というよりも、鳥園寺さんや廣川部長とのやり取りを思い返すと、彼女らとは緊張せずに自然に対話していたなぁと感じました。
これまでのモテスキルだとかそんなものは雲散霧消しています。米田さんは気付いてますね(笑) 気付いたうえで大人の対応をしているのだと思います。
年末に誘ってきた時に、やっぱり女性なら察しますよね……しかも職場は違いますし、住んでいる所もかなり違いますから。それにもう島崎君は色々と解りやすい男なのです(笑)
確かに妖怪と半妖だったら生きている年数や歳の取り方も違いますね。半妖の中でも、妖怪の血が濃いか否かでも結構変わるかもしれませんし。
米田さんは二尾なので百歳は超えているかなという感じです。珠彦君たちよりも年長ですが、三國さんや月華さんよりは若いという所ですね。苅藻さんたちも妹分扱いしていますし……
幼稚園児は流石に吹きました(爆)
狐の憩いは初デートへの応援コメント
ごきげんよう、八頭怪に暗黒神話と何やら不穏な状況の中、爽やかな恋を感じさせる涼風が!
島崎くん、やる時はやってくれますね、そう言えばクリスマスに誘ったけれど予定があると断られたって言ってましたっけ。
今度は見事約束を取り付ける事に成功したんですね!
人生初デート? 雪羽くんが異性関係になると先輩風を吹かせているのが、いいですね。
なんか、会いたかったとかさらりと言ってるし、そして米田さんも満更でもなさそう? それとも年上の余裕?
頑張って、島崎くん! 叶うなら結婚の約束までしちゃいましょう!
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
そろそろ恋愛要素を入れないと、と思いまして、デート回を投入しました。米田さんとのひとときはここから3話ほど続きます。そうです、島崎君はやる時はやる男なのです。これでこそ主人公やで。
雪羽君はチャラチャラしていたものの、こうした面での経験値は高そうなので、先輩風を吹かすのはごく自然な事ですね。実年齢的には年長ですし。
米田さんに関しましては、島崎君に関心を持った理由ですとか、どうやって心惹かれていくのか、その理由を考えている最中です。
逢いたかったって言うのは年上の余裕ですかね……でも苅藻さんたちとも交流がありましたし……
島崎君を応援してくれて本当に嬉しいです。
肝脳絞りし妖狐の推論への応援コメント
ごきげんよう、小説仕立てにするところが文学系の多い狐さん、島崎くんらしいですね。演劇部だったのも女の子が多いからより脚本とかに興味があったのかしら?
ちょっと意外だったのは、ラヴクラフトさんがちゃんとクトゥルフ神話を作品として書いていたこと。
この世界観だと暗黒神話に出てくる異形達は実在として扱われているので、ラヴクラフトさんが小説にしているとは思いませんでした。
ラヴクラフトさんは、ドキュメンタリーとして書いたのか、それとも見聞や体験を小説化したのか、それともラヴクラフトさんは妖怪さんだったのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
実は前話の一幕が島崎君の推論だった……という流れですね。
仰る通り、妖狐は文学系が多いのかなと個人的に思っております。特に大陸では、仙狐になるには文才が重要視されていたそうです。島崎君もその辺を意識しているのは十二分にありますね。
島崎君自身は「演劇は自分の能力を磨くための道具」とストイックに思っていそうです。ですが心の底では、そうした物に興味を持っていたのかもしれませんね。長姉の双葉さんはオカルトライターですし、末の兄の庄三郎さんは芸術家なので、末弟の島崎君が芸術家気質が多少あってもおかしくないのです。
そうですね……暗黒神話の異形たちは実在する世界観ではあります。ラヴクラフト先生もまた登場している訳ですが、表向きはフィクションとして物語を残したって感じかなとフワッと考えています。
異説西遊記――万聖龍王、おおいに悩むへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、万聖龍王さんは信仰心の違いもあって、密かに反体制派なんですね。相手が打ってきた政略結婚が気に入らないのはわかりますが、なんだか、普通のお父さんっぽくて、ちょっとほっこりしました。奥様が
天下を取ったらどうでしょうか?
すいません、私の読解力不足なのですが、最後のセンテンス。
だが万聖龍王は知らなかった。それでもなお抱いていた、四海龍王に対する反骨心を。そしてその反骨心を、九頭鳥――彼こそがのちの九頭駙馬である――が嗅ぎ付けていた事を。
万聖龍王さんが知らなかったのは、反骨心なんですか? 自分の? それとも、九頭鳥が嗅ぎつけていたこと?
途中に「そして」とあるから、どちらも、なのかしら?
すいません、面倒くさい質問で。無視して頂いて構いませんので。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
西遊記では後に白馬になる玉龍が宝珠を破壊した原因として、万聖公主との婚姻に失敗したためだという説があります。今回は深海ヨリ来ル者との内容と絡めて、このお話を考えました。
万聖龍王と四海龍王たちは信仰の面で対立していますね。それ以上に、自分の方が長生きなので若造が幅を利かせていると感じて腹立たしい所もあったのかもしれません。
それにしてもほっこりしていただいたとはちょっと嬉しいです。ちなみに西遊記では、万聖龍王の一族は滅ぼされてしまうのですが、彼の妻だけはどうにか助かる(生かされる)みたいです。お寺の底に軟禁されちゃうのですが。
最後のセンテンスはややこしくてすみません。両方ではありますが、どちらかと言えば九頭鳥が嗅ぎ付けていた事に比重を置いていますかね。妻とのやり取りで内心は納得したものの、それでもまだ反骨心は抱えていたかもしれない……と言う雰囲気はありますし。
九頭龍で繋がりし二つの種族への応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、議事録も報告書も立派な業務ですよ? タイムカードを押してからするものではありません、サービス残業と見做されて労基の監査で突っ込まれますよ。
ああ、萩尾丸さんの発言は会社組織としては正論なんですが、雪羽くんみたいに、仲間みたいな感覚だとハブられたみたいな感覚になるのかしら?
島崎くんの頭に暗黒神話の情報が入り込みましたね。そう言えば以前何かの小説で、九頭龍をクトゥルーとるびを貼ってあったのを見て、なるほどと感じたことを思い出しました。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
確かに言われてみればサービス残業になってしまっていましたね(汗)後で本文の最後に注意書きを付け加えておきます。
萩尾丸先輩の主張は、確かに雪羽君にはハブられた! と言う感覚をもたらしてしまったのかもしれません。それもこれも、彼が幼いころから職場にいた事、保護者である三國さんと双睛鳥さんが仲が良い事も拍車をかけている感がありますかね。
タグにあります通り、第四部では暗黒神話要素が徐々に入り込んでいきます。と言ってもホラー小説ではありませんので、そんなにおどろおどろしい・陰鬱な感じにはならないはずなのでご安心くださいませ。
そうですね、今ざっと調べてみますと、日本ではクトゥルーを九頭龍と表記する事もあるようです。中国では別の字を当てるみたいですね。
TRPGなどでは「九頭鳥」と呼ぶ事もありますので、尚更八頭怪や九頭雉鶏精との関連も深そうですね。
天狗語りし妖物講座――妖狐の妖術・変化術への応援コメント
ごきげんよう、島崎くんの毛は、お土産として本気で喜ばれたようで何よりです、って言うかやっぱり貴重品なんですね。セシルさんには誰の毛か言わずに渡したみたいですね、でも彼女はきっと気付いているような気もします。
島崎くんは本当に子供扱いが嫌なんですね、いつまで経っても。だから子供扱いされるのに。
ご実家へ帰郷して少しは成長したかと思いましたが。でも雪羽くんに対しては子供っぽいところを隠さないのが可愛い。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
確かに、本文中では誰の毛なのか説明したかどうかあやふやになっていましたね。萩尾丸先輩も気がそぞろで説明を端折ってしまったという事に致しましょうか。
妖怪由来の素材には、やはり本体である妖怪の妖気が残りがちなんですね。もちろん持ち主の気質に左右される所なのでしょうが……島崎君の場合ですと妖気はある物の邪悪な感じはないので素材としては結構良いのかもしれませんね。もちろんネームバリューが凄いのも言うまでも無いですが。
島崎君は末っ子だったので、子供扱いされるとつい反発しちゃうんですよね。でもそれがやはり大人には子供っぽく見えてしまうと思われます。あと五年ぐらいしたら、彼も落ち着くとは思われますが……
雪羽君に対しては、もう大体仲間みたいに彼も思っているみたいですね。
宝石の眼は千里を写すへの応援コメント
こんにちは、モブ モブ夫です。
今エピソード序盤の「あなた方は雉鶏精一派に所属していて、どちらかと言えば中華系の魔物……いや妖怪な訳でしょう。それに世間では新年らしいから、少しでも縁起の良さそうなお茶の方が良いと思ってね。何か薬効もあるそうだから。
まぁそれに、近所には大陸と言うか中国方面のヒトたちもたくさんいて、このお茶自体はお手頃価格で部下が勝ったモノだからね」は、「……部下が買ったモノだからね」だと思われますので、報告致します。
種族にもよるんでしょうけど、眼球の再生は難しいんですね。
もし『毛目玉』や『目々連』なんかもそうだったらこりゃ致命的。
『深海ヨリ来ル者』が絡んで来るみたいで、大変楽しみにしているモブ モブ夫でした。
作者からの返信
モブ モブ夫様
いつもコメントありがとうございます。誤字報告有難うございます。先程修正いたしました。
眼球の再生は妖怪にとっても難しいのかな……と思っております。何しろ神経の塊であり、脳の一部にもなりますからね。ある程度妖力が高くないと難しいのかもしれません。或いは、それこそ目々連を義眼にするとかですかね。
八頭怪は元々九頭駙馬と呼ばれておりまして、深海ヨリ来ル者は九頭龍を信仰していると言います。この両者がどのように絡むのか、今後もお楽しみいただければ幸いです!
宝石の眼は千里を写すへの応援コメント
ごきげんよう、ガラリとセシルさんのキャラが可愛いお姉様風に変わったのは、なるほど、警戒きていたからなんですか。地下に居を構えている事も考えると日頃は信頼出来る面識のあるひとたちとしか会わないようにしてあるのでしょうね。でもちょっと可愛い。
そうか、やっぱり八頭怪との因果は有名なんですね。しかも暗黒神話と関わっていることまで。
セシルさんは、残留思念も読めるようですが、未来視までできるんですね。多芸な方ですね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
セシルさんは工房のあるじではありますが、権力とは無縁な孤高の魔女と言う事で、実はフランクな一面を持ち合わせておりました。可愛いお姉様風というのは意外でした(笑)
でもやっぱり、取り外し可能な宝石の瞳の持ち主なので、どうしても用心してしまうのかもしれませんね。それと、年長の妖怪や魔物の皆様は、歳を重ねるごとに権威から遠ざかりフリーダムな感じになるのかもしれません。して思いますと、萩尾丸先輩もまだ気分的に若いのかもですね。
八頭怪は案外有名でした。彼自体は某邪神の子孫な訳ですが、どういう方面で暗黒神話に関わるのかそこは次回をお楽しみに下さいませ。
地下に佇むはドラゴンの魔女への応援コメント
ごきげんよう、宝石の瞳を持つドラゴンさん、セシルさん、本当に魔女みたいですね。地下街からさらにその地下と、日光を避けている訳ではないのでしょうが(部下の吸血鬼さんのせいかしら?)、薄暗い森の奥に住む魔女さんみたい。島崎くんは魅了でもされたのかしら? それほど魅力的なスレンダー美女なんでしょうね。
そうか、眼鏡の修理だけじゃなくて、犯人までわかる可能性もあるのか。
萩尾丸先輩、松の内だから新年の挨拶しなきゃ、って外人さんだからしなかったのかな?
でも島崎くん雪羽くんの自己紹介と名刺交換は見たかったなぁ。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
セシル様は本当に魔女みたいな感じで書いております。恐らくは紅藤様と友達(?)みたいな感じですので、結構長い年月を生きてらっしゃるイメージですね。ドラゴンなので長寿ですし、紅藤様よりも年上かも……と思っております。吸血鬼の事だけではなく、彼女もまた日光を避けている節はあるかもしれませんね。彼女の種族であるヴィーヴルは、日光の下では身体が燃えるとも言いますし。それだと色々と(周囲が)困るかもなので……
宝石の瞳に魔力が宿るという事なので、魅了とか何かを見通したりとか、そんな事は出来るのかなと思っております。いずれにせよ、魅力的な美魔女である事には違いないですね。
新年の挨拶に関しましては、ちょっと描写が雑になってしまいました(汗)
吸血鬼との地下街談義への応援コメント
ごきげんよう、ああ、やっぱりこの妖怪さん地下道って、一般妖怪には危険な地域なんですね。ダウンタウンみたいな感じなのかしら? 入口の吸血鬼さんも舐められないようにヤクザさんみたいな口調ですものね(西洋の吸血鬼って貴族っぽいイメージがあったのでちょっとびっくり)。でも地下街に屯する不良妖怪さん(?)も萩尾丸先輩はもちろん、島崎くん雪羽くんの力量はちゃんと把握できていたんですね。
工房ですか、なんだかファンタジー世界の魔術師さんの研究室とか魔道具師さんの工房みたいな感じなんでしょうね。
吸血鬼さんの口調が最初(威嚇するようなならず者っぽい)と途中(ですます調)でブレてるのでちょっと気になりました。二人いるのかしら、なんて思ってしまいました。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
吸血鬼君の口調のブレは確かにありましたね(汗)
この地下街はちょっと危険な所だったみたいですね。ダウンタウンと言いますか、ちょっとした貧民街みたいな感じですかね。そう言えば、雪羽君は懲罰としてこういう地下街に送られたみたいな噂も当初立ち上がっていたような……
やっぱり強大な魔物(ドラゴンのセシルさん)が居を構えているという事で、色々と流れ着いた妖怪たちがいるのかもですね。獣から妖怪化したりしたような面々ですが、だからこそ強者の力量を読み取る力に長けていたのかもしれません。島崎君や雪羽君も、ある程度の力量はありますからね……
確かに工房は魔術師の研究室と魔道具師の工房みたいな感じですね。セシルさんの事は、はっきりと魔女のようだと次話では言及していますし。
次回もお楽しみいただければ幸いです。
吸血鬼との地下街談義への応援コメント
こんにちは、モブ モブ夫です。
今エピソード序盤の萩尾丸の台詞、「と言うよりも、こちらに歩いて出向くほかに方法はありましたっけ? 我々が転移術で九に押しかけるのは失礼にあたるでしょうし……」は「……我々が転移術で急に押しかけるのは……」だと思われますで報告致します。
工房内の描写は雰囲気が出ていて良いですね。
やっぱり、ビクトリア朝以前の錬金術師工房のイメージはレトロさと猥雑さが絶妙に組み合っていて強いと思うモブ モブ夫でした。
作者からの返信
いつもありがとうございます。
またしても誤字がありましたか(汗)すぐに修正いたしますね。ちょっと最近ミスが多いみたいでして、本当にご迷惑おかけしております……
工房内の描写は力を入れました。地下街とはまた異なる、レトロさと猥雑さを感じ取っていただければ幸いです。
異形ながめて地下街巡りへの応援コメント
こんにちは、モブ モブ夫です。
こちらからの応援マークと応援コメントは届いていますでしょうか?
今エピソード中盤の『源吾郎にしてみれば、この地下道は初めて通る道だった。妖怪や魔物たちのための通路である事は、道の両脇にたむろする異形たちの姿を見るまでもない。地下道の床や壁からは、染みついた妖気が思い出したように放たれていたからだ。もっとも、源吾郎は妖気が漂っている名ぁ、と呑気に思う位であるのだが』は、『……源吾郎は妖気が漂っているなぁ、と呑気に……』だと思われますので報告致します。
そういえば、源吾郎君たちはアンダーグラウンドな場所から暫く遠ざかっていましたね。
人間や妖怪にこぞって悪事を働く者達の渡世(収入源・縄張り・掟など)も気になるモブ モブ夫でした。
作者からの返信
モブ モブ夫様
コメントの通知は届いておりました。もしかすると、応援マーク等の通知は他の通知とかち合うと届かない事があるのでそう言う事とかがあるのかもしれませんね。連休中にも、ちょっとずつ焦海の異魚も読み進めます……
またまた誤字報告有難うございます。後で修正しておきますね。
ご指摘の通り、源吾郎君も雪羽君もアングラな場所から少し遠ざかっておりましたね。上司とかがしっかり監視しているからなのかもですし。
悪事を働く者たちの渡世……この辺も何処かで(本編ではないかもですが)書けたらなぁと思いました。
追記:応援ボタンの通知もありました。
異形ながめて地下街巡りへの応援コメント
ごきげんよう、地下街にお店があるんですね、なんかそれっぽい雰囲気です。
ってモデルは神戸市なんですよね? 何度かお仕事で行ったことがありますが、確かに地下街が発展していたような覚えが。JR以外は地下を走っている電車で、駅と駅の間、数駅が地下街でつながっているって地元の方に教えていただきました。
その中に妖怪さん専用の地下街があるんでしょうね。そう考えると怖いような、好奇心を擽られるような。
島崎くんの一族は、貴族じゃないけれど名妖怪を先祖に持つ名家、ということになるのでしょうから、さすがに顔が広いというか、横の繋がりが凄いんでしょうね。
でもお母様は直系だけれどあんまり表に顔を出していないかんじなのかしら?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
地下街のお店が立ち並ぶのってこんな感じなのかな……と思いながら書いておりました。後はちょっと、最近ウェブ小説で流行の地下迷宮のイメージも混ざっていますね。
神戸市がモデルなのは、やっぱり阪神地区でも有名な所だからですねあの辺りは、確かに駅と駅の間に地下街が繋がっているというのは聞きますね。
もちろん、その中には妖怪たち・魔物たちが寄り集まっている場所もあるのではないか……と言う感じですね。
島崎君の一族はやっぱり名家ですよね。苅藻さんとかいちかさんも、そうした恩恵によって仕事を行っている節がある気がします。
母親の三花さんが表に顔を出していない感じなのは、もしかしたら家族がいるからなのかもしれませんね。何となく骨董とかそう言う方面での商売を手掛けてらっしゃる雰囲気はあるのですが……
いざ向かいたるは竜の工房への応援コメント
ごきげんよう、結界の中は広いんですね。それでも万が一を考えて、拘束ではないけれど、結界で保護しておかないといけないのか。さすが大妖怪さん。
ドラゴンって、妖怪っていうより魔獣、魔物の頂点、もしくは神獣と言う、私の勝手なイメージがあります。王様みたいな感じ。
でもやっぱり爬虫類系、恐竜の末裔みたいに捉えられているんですね。確かにテレビなどの恐竜が出てくる番組とか見たら、羽毛に包まれていてしかもカラフルですよね。
豪華な衣装を纏った女王様みたいな感じかしら、セシルさん。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
拙作の中では結界術は様々な種類があるのかなと思っております。島崎君が使うのは割合単純な物ですが、萩尾丸先輩や紅藤様クラスになると複雑で高度な結界術になるのかもしれません。それで小さなキャリーケースにも、双睛鳥さんの巨体が収まっているのです。
結界保護はもちろん万が一の事もありますし、それ以上に双睛鳥さんの精神衛生上の部分が強いかもですね。
ドラゴンは確かに魔物の王様・神獣や幻獣の頂点に位置しますよね。最近ドラゴンの伝承についての本を読んでいたのですが、知能の高いドラゴンも存在していたようですね。人間に友好的か否かは別問題ですが。
そしてそうですね、拙作では妖怪や魔物も動物・生物学的分類が成される事がありまして……ドラゴンは爬虫類になりますね。そうなるとワニや恐竜に近いという感じです。
セシルさんは3話後に登場いたしますが、魔女であり貴婦人であり……そして工房のあるじと言う感じで考えております。ヴィーヴルは蛇体にコウモリの翼を持つとされているのですが、それをどのように表現しているかもお楽しみくださいませ。
いざ向かいたるは竜の工房への応援コメント
こんにちは、モブ モブ夫です。
今エピソード中盤の「大丈夫だよ島崎君。このキャリーケースは見た目のわりに広いからね。むしろ暗くて結界もしっかりしていてオカクズも敷いてあるから僕的には快適なんだ」の『オカクズ』は『大鋸屑(オガクズ)』でしょうか。
方言などの可能性もありますが、一応お知らせしておきます。
それにしてもマンドレイクを引っこ抜く仕事はきつそうですね。
やっぱ耳栓とかして笛吹きながら抜いてるのかな? と想像するモブ モブ夫でした。
作者からの返信
モブ モブ夫様
いつもありがとうございます。
オカクズはオガクズでしたね。方言とかではなく、筆者の思い込みによるご記入でした。当該箇所は書き直しましたので。
マンドレイクは引っこ抜く時に犬が頓死するとも言われていますからね……ですが雷獣は聴覚や視覚を一時的に遮断する事が出来るので、三國さんはその業で悠々とマンドレイク抜きに精を出していたのかもしれません。
春嵐さんは……ほぼ不死身(条件付き)ですし。でも多分耳栓は使ってたかもですね。
昔がたりは友妖のあかしへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、案外と島崎くんの黒歴史の真相を知る人は少ないみたいですね、さすが天狗さま、萩尾丸先輩のカバーストーリーは有効なんだ。
でも島崎くん、よく正直に雪羽くんに打ち明けましたね、互いに脛に傷を持つもの同士、と言うわけじゃないでしょうけれど、それだけお互いに大事な存在だと言うことなんでしょうね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君の黒歴史、真相を知る人は案外少なかったみたいですね。始末書の件で研究センターの皆様には知れ渡っておりますが……案外事を大きくしないように他の幹部たちには伝えていなかったのかもしれません。三國さんも知らなかった可能性は大きいです。雪羽君は完全に知らなかったですね。また、ぱらいそそのものに興味を持っていないようでしたし。
当時はまだ、島崎君が他の部署に研修に向かう事も計画としてありましたからね。もちろんその時にややこしい事態が出来しないようにと考慮した結果なのかもしれません。
島崎君は自分が無闇に善良だと思われるのを苦手とする節があるのです。雪羽君にもそう思われるのが恥ずかしくて、正直に打ち明けたのでしょうね。
グラスタワー事件直後であれば打ち明けなかったかもしれませんが、仰る通り今では互いに大事な存在になっています。色々な事を乗り越えた間柄ですからね。
竜への手土産 妖毛セットへの応援コメント
ごきげんよう、そうかセシルさん、目が宝石のドラゴンさんなんですね。目が宝石だから宝石鑑定出来たり、装飾品作りの専門家、ってことなんでしょうか、それともドラゴンさんは一般的に装飾品や宝石に詳しいのかしら?
ちゅうごくの龍とかは、時々口に宝珠を咥えていたりしますよね?
それにしても
そうか、島崎くんは、ブランド品の毛皮を着込んでいるのか。
あの年上のお姉さんの色香に溺れた時のですよね。これはちょっと恥ずかしいだろうな。
でも一流ブランドとして扱われるのだから文句も言えませんよね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
宝石の眼を持つドラゴンはヴィーヴルと言いまして、フランスに伝わっているみたいなのです。なのでセシルさんもフランス出身のようですね。
私の中ではドラゴンはどの種族も宝石とかに興味があるのかな、と感じておりました。そしてとくにセシルさんたちの一族は宝石の眼を持つので、特にそうした職業を選択したのかな、と言う感じです。ドラゴンにしろ龍にしろ宝石とか財宝とは縁深いですからね。比較的社交的なドラゴンたち・龍たちは宝石商とかをやっているのかもしれません。
島崎君の毛皮はブランドものでした! 但し尻尾のみではありますが。
純血種ではないにしろ、玉藻御前の直系の子孫で妖力もふんだんにありますので、その手のヒトたちは欲してやまないかも……と思った次第ですね。
もちろんあの年上のお姉さんの色香に溺れた時のですね(笑) 萩尾丸先輩も解った上で用意したのです。
鳥獣の親しむ仲には理由ありへの応援コメント
ごきげんよう、ああ、なるほど、言われてみれば、雷獣とコカトリス、違う動物が混在しているところなんか、確かに類似性はあるのかもしれませんね。
でも萩尾丸先輩、今回は結構普段通りではない様子を感じさせますね、確かに違和感ありかも。何か隠してる感じもします。メガネの件もひょっとしたら偶然の事故ではなくて意図的な事件かも、なんで警戒してるのかしら?
島崎くん達に同行してくれと言っているのも、護衛の代わりのような気もしますね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう、斑猫です。
双睛鳥さんと三國さんは何となく仲が良い……と言う事を示唆する内容は過去にも書いていましたが、今回はその辺について突っ込んで書いてみました。
仰る通り、雷獣もコカトリスも複数の動物が混在していますね。そうした共通点もさることながら、反体制派だった三國さんが、双睛鳥さんの境遇に思う所があった……と言うのもありそうですね。まぁ歳が近いので一層親しくなった感もございます。
眼鏡破損の件は何がしかの意図は見え隠れしますよね……通常、そんなに連続で壊れませんし。しかも年始を狙ってますから(汗)
その辺の懸念についても、萩尾丸先輩たちは今後言及するかもしれません。
島崎君たちは護衛になってくれるのでしょうか。もうちょっと鍛えないとしんどいかもですね。
化鳥囚われるは古の業への応援コメント
ごきげんよう、そうか、コカトリスさんだから、外国の名前だったんですね。
でも自分の能力をそこまで忌み嫌う理由。
兵器としての所有物扱いされていて、実際に戦闘や作戦に投入されていた過去、そかもそれが幼い時だとくれば、精神を病むのも仕方ありませんよね。心が壊れて戦闘狂になるか、トラウマを抱えるか、どちらかだと思います。
そのトラウマを抑えるメガネがなくなったのだから、メガネに依存していたのならいっそう、精神的にキツイでしょうね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
双睛鳥さんの本名(?)が明らかになった回でございます。
仰る通りコカトリスは外国出身の魔物・幻獣になりますね。手許の資料ではヨーロッパ、とくにフランスになじみが深いという事でして名前もフランス語でございます。実は過去に登場した時も「ややバタ臭い風貌」と書いていたりしておりまして……
他のウェブ小説では鶏扱い・食材になったりしている(!)コカトリスでしたが、拙作では普通に生体兵器として用いられているというシリアスな展開でお送りいたしました。そりゃあ精神を病むのも致し方ないです。島崎君や雪羽君でさえ、闘う事に向き合うとなると負荷がかかる訳ですし、「彼」の場合はもっとえげつない事を強いられていましたからね……
そうか、戦闘狂になるという可能性もおだ様は考えておられたのですね。双睛鳥さんは戦闘狂にはならなかったみたいですが……普段のひょうひょうとした態度の裏には、こうした過去やトラウマがあるみたいなのです。
次話では、そんな彼と三國さんたちとのかかわりについて少し触れますね。
偏光眼鏡と恐怖のプラシーボへの応援コメント
ごきげんよう、なるほど、コカトリスさんですものね、裸眼による周囲への影響を考えると萩尾丸先輩の緊急事態と言う言葉も納得です。
加えて
本当の意味での緊急事態は、自分で思い込みがある周囲にとって危険と見做されてしまうと言うストレスもまた深刻そうですよね。
でも萩尾丸先輩も仰ってましたが、予備も含めて二つとも潰れる。証拠はないのかもしれませんか、何やら意図的と言うか、悪意のある陰謀の存在を疑いたくなるのも分かります。ましてや、八頭怪の件もありますし、心配ですね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう、斑猫です。
ストレスは鳥類にも負担がかかりますからね。毛引き症の他に、ストレスで勝手に羽が抜ける事もあるのです。
仰る通り、双睛鳥さんは毒性が弱い方に進化したというもののコカトリスなのです。邪眼などの能力が影響をもたらさないか、そこに起因する部分を結構深刻に考えているんですよね。
対犬神の時は力を発揮するために行ったん眼鏡を外しておりましたが、事が終わればきちんとかけておりましたし。
これは絶対誰かの悪意ですよ……(汗)
妖怪集いて近況を知るへの応援コメント
ごきげんよう、うふふ、三國さん、公の場でデコった家族写真見せようって、凄いですね、いやそれ以前にお子様誕生の報せはしても、写真まで見せようとは思わないでしょう。でもそれも愛情ですよね、微笑ましいです。
飯綱さん、少女のように見えるとのことですが、三國さんと呼ぶところを見ると、少なくとも三國さんとはほぼ対等なのかしら? 妖怪さんは見た目に騙されてはいけませんね。
それにしても、双睛鳥さんの緊急事態、心配ですね、何が起きたのかしら?
島崎くんの様子からすると、八頭怪一味の仕業?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう、斑猫です。
このシーンを執筆する際に写真デコを確認し、その眩しさに目がくらみました。三國さんは妖怪的にはまだ若いので、ついつい子供たちの誕生が嬉しくて写真をデコってしまったみたいですね。雪羽君もそれにノリノリだったみたいです。それにしても春嵐さんが機転を利かせたので事なきを得ました(笑)
飯綱さんは雪羽君よりも年長ですが、米田さんよりも若いという感じですね。三國さんの所は長からして若いので、若妖怪がちょっと多めです。実は彼女は時雨君拉致事件の事後報告の会合に出席していた妖怪でもありまして、有能な感じですね。三國さんと対等ではなく、春嵐さんの後輩・部下みたいな感じでしょうか。
双睛鳥さんの緊急事態とは何か? 次話にて明らかにしていこうと思います。
天狗は相乗効果を懸念するへの応援コメント
ごきげんよう、新年賀詞交換会、社内行事とは言え、新人には緊張するよね、なんて私も昔(そんな昔じゃないですよ? 念の為)を思い出してしまいました。あけましておめでとうございます、がなんと難しかったことか。
最近は私の職場でもカジュアルが認められて、スーツ姿はお客様訪問の営業の方々くらい、スーツ萌えの女性陣もテンション落ちてそうです(私は違います、念の為)。
雪羽くんはスーツも着慣れてそうですよね、対して島崎くんは、確かにスーツに着られていそう。就活や新入社員さんは、一目見たらわかりますものね。
あっさりと挨拶会が終われば良いのですが、そうは問屋が卸さない?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう、斑猫です。
おだ様の職場では新年賀詞交換会があったんですね。私の職場では、月一の朝礼が一月ではちょっとした新年の挨拶になっている……と言う感じです。
ちなみに工場なのでほぼ全員作業服ですね。管理業務の方は制服ですが。
そうか、確かに女性陣はスーツ萌えがありますね……
雪羽君はスーツと言わず、高級な衣裳を着慣れている感じですね。三國さんは蓄えた資産を甥のために使ってそうですし、そもそも小さかった頃から職場にいた訳ですから。
一方の島崎君は、研究職と言う事もあってあんまりスーツは着慣れておりません。高卒で就職したので、就職活動(と言うか紅藤様への面談)も制服で済ませる事が出来たから尚更です。多分制服はブレザーだったのではないかと思うのですがね……ちなみに、スーツは兄たちが色々と選定してくれていそうです。
挨拶会は無事に終わるのでしょうか?
重く深きは雷獣の愛への応援コメント
ごきげんよう、天姉さんも萩尾丸先輩も、大人の視点と経験があるからこその推測ですよね。雪羽くんは自分の受けた仕打ちこそが彼にとっての真実であることに間違いはないのでしょうが、それだけに視野狭窄になってしまいがちで、だからこそ今、揺れている気持ちに戸惑って周囲の話を聞きたがっているのかも知れませんね。
お父様も奥様を亡くして、子供達の未来が不安になった上でのやむを得ない措置、それが真実ならば、その手段しか取れなかった自分への呪詛として、憎まれ役を引き受ける事で自分に言い訳している、そんな自己防衛の気持ちもあるかも知れませんね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう、斑猫です。
第三部終盤でちらと語られた、雷園寺千理さんについての考察ですね。
あの後雪羽君が相談した相手が萩尾丸先輩だった、と言うのも良かったのかもしれませんね。子育てに大変な叔父夫婦や、春嵐さんには相談しづらかったのでしょう。
雷園寺家現当主に関しましては、彼が子供たちについてどう思っていたのか、そうした内容は実は最近徐々に考えが固まってきたところだったのです。
とはいえ、入り婿で外様と言えども千理さんは三十年近く(繋ぎとはいえ)当主の座を護り続けているのは事実です。そこから実は頭の切れる妖物だったのではないか、あれこれと実子の身を案じていたのではないか……と思った所ですね。
もちろん現時点では断定できませんが、雪羽君を雷園寺家から出し、彼の実弟たちの身分を隠蔽したのも、彼らを雷園寺家の抗争に巻き込まないための苦肉の策だったのかもしれませんね。穂村君たちに至っては、成長したら雷園寺家から距離を置きたいと思うようになっている訳ですし。
もしかしたら、雪羽君には雷園寺家に縛られずに生きて欲しいという思いもあったのかもしれません。その一方で、自分を恨んだ息子に討ち取られる事を望んでもいたのかもしれません。仰る通り自己防衛の気持ちもあるでしょうし、大切な物を奪った雷園寺家そのものへの復讐心も、実は千理さんは持ち合わせていたように思えます。
もちろん、そうした類推を口にした天姉さんも、ある意味自責の念に駆られたところもあるでしょうし。
長文失礼しました。
開幕! 真剣妖怪しゃべり場への応援コメント
ごきげんよう、なるほど、男の子同士でもお泊り会では恋バナで盛り上がるんですねぇ。
雪羽くんはさすがに恋愛に関しては島崎くんに比べて経験豊富な様子ですね、彼も家のことや弟妹のことが今は最重要事項なんでしょうけれど、過去恋愛経験ってないのかしら? 物語中では遊びばっかりで真剣な恋愛(女の子に変身した島崎くんにはフラっとしてたような? あれも遊び?)は感じられませんでしたけれど。
でも恋愛以外だと島崎くん、後輩思いで、雪羽くんの様子にすぐに気付いたようですね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう、斑猫です。
やっぱり男の子同士でもコイバナで盛り上がりましたね。
雪羽君、やっぱり経験値が島崎君と違うんですよ……
さて彼の恋愛経験なのですが、所謂遊びはあっても本気の恋はまだのようですね。女遊びと言いますか女の子を侍らせたりした事はあったみたいなのですが、それは他のオトモダチとの遊びの延長だったみたいです。もしかすると、心の中にある寂しさを埋め合わせるための遊びの一つだったのかもしれませんね。
とはいえ、ヤンチャ癖が収まりつつある現在は、恋愛については割と真面目に考えている模様です。
あと実は雪羽君も、雷園寺家にいた頃は婚約者をあてがう云々の話が親たちの間で持ち上がっておりました(異母弟である時雨君には婚約者が既にいます)ただ、先代当主が恋愛結婚だったので待ったをかけており、そうこうしているうちにそれどころではなくなった……と言うのが現状ですね。
島崎君は、何だかんだ言いつつも後輩として雪羽君をあれこれ気遣っているのでしょうね。
モフ始めと唐突なる妖術実験への応援コメント
ごきげんよう、なるほど、雪羽くんの変化を島崎くんが妖気を流す事で解く実験ですか。なんとなくですけれど、島崎くん、雪羽くんも言っている通り、妖気や妖術方面に才能がありそうな感じですよね、さすが妖狐の末裔と言う感じがします。
でも男の子同士でモフモフですか、ううん、倒錯的な感じが漂ってきます。
特に島崎くん、ちょっとアブナイおじさんみたいでした。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう、斑猫です。
雪羽君が本来の姿に戻ったので、妖力を流して変化を補助する術を行ってみたみたいですね。長らく人型で登場している雪羽君ですが、本来の姿は猫とハクビシンの中間みたいな動物の姿なのです。モフモフです。
そうですね、島崎君は妖術の方面の才能に特化しているみたいです。具体的に言えば変化術が一番で、その次に分身や幻惑の術、そして結界術も得意と言う感じですね。本人も自覚のある通り、戦闘方面の術は苦手なのです。
これは幼少期に非戦闘系の妖術しか使う事を親族たちから許可されていなかったためなのか、先天的にそうした術が得意なだけなのかは定かではありません。
もしかしたら、島崎君自身が好戦的な性格ではない事、半妖なので護る事に意識を向けている事なども関係しているのかもですね。
あと実は妖術が得意で戦闘が苦手と言うのはご先祖様とも共通する点でもあったりします。島崎君は戦闘術も上達したいと思っているのですが……何とも皮肉な話です。
男の子同士でのモフモフ……まぁ確かに妖しい雰囲気はありますね(汗)
そうでなくても、女装関連で島崎君は変態だと思われている所がありますからね……ヤバいぞ島崎君。
鳥籠ながめてお泊り会への応援コメント
ごきげんよう、本当に島崎くんと雪羽くん、仲良しさんですね、若い男の子同士ってこんな感じかしら、なんて思ってしまいます。
でもお行儀はいいですよね、ゲームセンター行ったりカラオケに行ったりとかじゃなくて、お部屋でお喋りですものね。
でも島崎くんはいつだって甘えん坊さんじゃないって内外にアピールしていますね。
それはまだ甘えん坊さんから卒業できていないと言う自覚の裏返し?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
ここから新年のお泊り回が何話か続きます。しかも今回が初のお泊りでは無いんですよね。島崎君と雪羽君、めっちゃ仲良しです。グラスタワー事件の時のことを思うと何とも感慨深いですね(しみじみ)
ゲームセンターとかカラオケは考えておりませんでした……! まぁ雪羽君は週末三國さんの許に戻ると言えども再教育の最中ですし、島崎君もまだかなり若いので、とりあえずお部屋でおしゃべりに落ち着いたのかもですね。
確かに、ご指摘の通り島崎君は「俺は甘えん坊じゃあないぜ(キリッ)」って言ってるかもですね。と言うか雪羽君を前にすると何かと張り合ってしまう感じかもしれませんね。雪羽君は隠してはいるけれど甘えん坊ですし。
でも確かに……甘えん坊な側面も含め、まだまだ幼い所も島崎君にもあって、それを自分でも意識しているからそう言ったアピールになるのかもですね。
新年妖怪言い放題への応援コメント
ごきげんよう、うわ、新年早々萩尾丸先輩、絶好調ですね、まあ、お皿やお箸を配ったりって、男女関係なく職場なら若い社員が手を動かす、みたいなところはありますよね、ただ雪羽くんはそれには慣れていないのかな?
でもコロナで職場における宴会や食事、そんなのがなくなって、そんな習慣も消え去ってるような感じですが、現実の日本では(先日、私の職場でももう数年ぶりに転勤者の送別会をしましたが、なんだか新鮮な感じでした、コロナ中に入った新入社員は、学生時代でも飲み会の経験がなかったって言ってましたし)。
でも雪羽くんも島崎くんも新年早々、黒歴史を突っつかれましたね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
早速コメントありがとうございます。
萩尾丸先輩は絶好調ですね。新年中も色々となさっていたのかもしれませんが、雪羽君が実家に戻っていたので少し寂しかったのかもしれません(汗)
若手が手を動かすというのは、学生時代のバイト先とかまさにそんな感じでしたね。それまではサカイさんがその役だったのですが、今は島崎君と雪羽君にそれがシフトしている感じです。もちろん、もっと過去にさかのぼれば萩尾丸先輩や青松丸先輩が雑事・下積みをやっていた時期もある訳ですが。
雪羽君は慣れてなさそうですね。なんせ叔父さんの許では可愛い甥っ子として相手を「使う」立場にいた感じなので。
確かに、現実の日本では新年会とかぐっとなくなりましたね。うちの職場でもそうです。九尾シリーズでは、第四部は2018年が舞台ですので、やはり感染症の影響はないという感じですね。
雪羽君、ペナルティとして生誕祭ではウェイターとして働く事が決まってしまいました(爆)おイタを繰り返していたんだからしゃあないです。
島崎君は巻き添えを喰らっておりますが(爆)
閑話 異界の門を預かりし者への応援コメント
ごきげんよう、おお、八頭怪たちの「素」の様子の描写、なんだか新鮮ですね。
第四部はまたまた彼らが悪さを企むのかしら?
遅くなりましたが、第四部の連載開始、おめでとうございます。
また楽しませていただきますね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう、斑猫です。
こちらこそ毎度有難うございます。おだ様のコメント、本当に楽しみにしているんです……
時には八頭怪の描写を入れないと、と思いまして冒頭にこいつらの一幕を書いてみました。
初期案はもっと殺伐としていたんですけれど、それだとちょっとアレだったので……ですが、紅藤様たちや他の妖怪たちとは違う雰囲気を感じ取っていただければ幸いです。
どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ!
閑話 異界の門を預かりし者への応援コメント
こんにちは、モブ モブ夫です。
新章開幕早々クトゥルー神話関連が来ましたね。
彼らの悪だくみがどう源吾郎君達を悩ますのか、今から楽しみにしております。
八頭怪の台詞、「……狂犬病とか感染症もあるだろうからね」が気になって仕方ないモブ モブ夫でした。
作者からの返信
モブ モブ夫様
お久し振りです……! 実は4月になるのを待ち遠しく思いながら、ストックを作成しておりました。
開幕早々のクトゥルー要素を喜んでいただき幸いです。イルマ君も成長いたしましたし、こいつらがどのように物語に絡んでくるのか、今から考えている所です。と言うか、ガチの悪役は八頭怪と碧松姫で、イルマ君は利用されているポジションなんですよねぇ(涙)
八頭怪は犬(言うて哮天犬だけど)に頭を食いちぎられた苦い過去がありますからね。犬を用心するのは致し方ないのです。
編集済
閑話 異界の門を預かりし者への応援コメント
新連載おめでとうございます。
ここに出てくる三人がラスボス的存在ということですかね?
今回も楽しみにしております。
作者からの返信
早速のコメントとレビューありがとうございます。
そうですね、こいつら三人がラスボスです。特に碧松姫は雉鶏精一派とある意味因縁があるようでして……?
次話からか不穏な感じが一転し、源吾郎君たちの新年会の様子が展開されます。
まさかのお泊りシーンもあったり……?
とりあえず、楽しんでいただけるように執筆を頑張ります。
会合向かいし狐のはなしへの応援コメント
ごきげんよう、島崎くん、緊張してますね、なんだか初々しくて可愛いですが、周囲の皆さんはそんな彼をどう見ているのか、知り合いはともかく、初見の方々からどう見られているのかは興味があります。
でも今、この会場は、キツネさん天国なのか!
か、可愛い! もふもふしたい!
でも食い殺されるんですよね、怖いですけど、でも可愛い。
ここで言う食い殺される、とは、本当に食べられちゃうんですか? 人間で言うカンニバリズム? それとも噛まれて殺されると言う比喩みたいな感じなんですか?
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君、がっつり緊張しちゃってますね。「本当の」玉藻御前の末裔という事で皆から注目されている事を知っておりますし、萩尾丸先輩や雪羽君などの見知った相手もいないので、一層緊張しちゃっているのかもしれません。
まぁ……血統以外にも半妖で尚且つ妖力の保有量が高い事など、注目される要因はたくさんありますね。
喰い殺される、というのは本当に食べられるという意味合いで今回は使用しました。動物としてのキツネも共喰いや同族の死肉を食べる事が知られており、伝承では稲荷の遣いの狐が悪事を働いた狐の皮を剝いだというお話がありまして、そうした事を参考にした次第です。
とはいえ、そんなに頻繁に妖狐が妖狐に喰い殺される訳でもありませんのでご安心くださいませ。