こんにちは、モブ モブ夫です。
今エピソード終盤の『だがその護符を摘まみ上げた源吾郎の顔は、強い驚きの念で強張った。漢字とも凡事ともつかぬ文字がびっしりと描かれていたはずの護符は、ただの白茶けた無地の紙切れに変貌していたからだ。』は、『……漢字とも梵字ともつかぬ文字が……』でしょうか。
念の為お知らせいたします。
這い寄る混沌主催の劇場に御招待されたのか。
はたまた這い寄る混沌が精神に侵入してきたのか。
コズミックホラーな明晰夢がガチで怖すぎます。
そのうち『ドリームランドで大冒険! 夏は、妖怪!』なんて、劇場版チックに展開したりして……。
玉面公主 様のクセモノ振りも明らかになり、今後も目が離せませんね。
作者からの返信
毎度拙作をご愛顧いただきありがとうございます。
誤字報告感謝です。梵字に先程修正いたしました。本当に、誤字って中々気付きにくいですよね(汗)
タグに「クトルゥフ神話」と入れています通り、第四部からはクトゥルー神話要素が大分色濃くなっておりますが、モブ夫様に「ガチで怖すぎます」と言って頂き嬉しい限りです。
いずれにせよ、源吾郎君は這い寄る混沌とは因縁がある事には変わりないですね。しかも這い寄る混沌って、単に破滅とかをもたらすだけではなく、ドリームランドにおいては「地球の神々の守護者」という役割もあるそうなので意味深です。
その後の展開、ですか。実は第五部でどうにか完結を目指しております。
ただ、時系列の関係等々から、第五部前編・後編の二部構成、中編も含んだ三部構成になるかなと思ったりしている所です。とりあえずは第四部を完結させないといけませんが。
玉面公主様は曲者ですね。西遊記にも登場しているお方ですし、こちらでは玉藻御前の娘なので、曲者かつ切れ者という事で描写いたしました。
ごきげんよう、やっぱり島崎くんにとって、玉面さんの言葉、かなりショックだったのでしょうか。
舞台で踊らされると言う夢のシチュエーション自体が、誰かのお膳立て、ですものね。
演劇を含む芸術に対しての侮蔑も果たして自分の考えから出たことか、誰かにそうと思い込まされているのか?
玉面さんのくれたお札は念押しだったのかもしれませんね。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
玉面公主様の言葉はかなりショックだったでしょうね。自身の言動や自我が、自分自身の物ではなくて何者かによって操られているという疑念を抱くだけでも相当なストレスだと思います。ましてや、彼は18の青年ですし。
夢というのは科学的には「脳の記憶整理」とされておりますが、夢が別世界の入り口であると考えるお話もままあります。暗黒神話などは、それこそ「ドリームランド」を舞台にした話もあるほどですので。
島崎君の芸術に対しての侮蔑の念は、私個人としては彼自身が持ち合わせている物だと思っておりました。演劇に邁進していたのも、おのれの能力を伸ばすための道具という考えは、ちょくちょく本文にも差し挟んでおります。
もしかしたら、芸術家になった末の兄がいるのに、何故島崎君は芸術を侮蔑しているのだろうかと疑問に思われるかもしれません。
ですが実のところ、芸術に心の安寧を見つけた庄三郎さんの姿を見ていたからこそ、「現実に生きる者が芸術に血道を上げるべきではない」などと思うようになってしまったのです。
玉面公主様の意図は、何処かで明らかになるのでしょうか……
うわぁ…怖い夢…((((;゚Д゚)))))))
島崎くん、最近は何ともヤバい夢が多い…。しかも、血筋とは言え気を許せない…!
でも、雉鶏精一派の紅藤さま✨や大天狗の
萩尾丸先輩に叔父上叔母上、更には雪羽くんと
いう強い味方が居るのは間違いない✨!!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
今回だけではなく、それ以前の夢についても注目していただいて幸いです。夢には何かの暗示・他の世界への扉と言ったニュアンスもあるのかなと思っています。特にニャルの因子を継いだ島崎君ならば尚更でしょう。
仰る通り、島崎君は雉鶏精一派に入る事で、強い味方を得る事が出来たのもまた事実です。雪羽君には、まだ詳しい事は話せていませんが……