応援コメント

妖怪たちの出自譚――心に根付くはコンプレックスか」への応援コメント

  • ごきげんよう、ああ、なるほど。
    確かに後天的妖怪さんの方が、色々と胸の中に抱えていそうですよね。
    妖怪である現在とそうでなかった過去、差異やギャップでままならないとストレスになることも多そうです。それがコンプレックスになる事もあるでしょう、他人がどう評価しているか、よりも自分の胸の中にあるしこりが問題だから、それを隠そう、埋めようと妖怪である生を先天的な妖怪さんより頑張る、だけどいつまでたってもそのしこりは無くならず、だからいっそう頑張る、そんなループに嵌まり込むのかもしれませんね。

    作者からの返信

     ごきげんよう。いつもコメントありがとうございます。
     後天的妖怪の場合、妖怪化した後はもちろんの事、妖怪化する前も自我や記憶などはあるでしょうから、確かにストレスや生きづらさはあると思います。よくよく考えたら、雪羽君の取り巻きだったアライグマ兄妹や、今回登場しているハクビシン姉弟も後天的妖怪かもですね。

     自分の胸の中にあるしこりが問題、というのもその通りだと私も思います。コンプレックスなどは心の中にあるうちは誰も気づけないでしょうから。それにコンプレックスを無言で抱えるヒトって、ついつい頑張ってしまうのでそれが余計に見えないというのもありそうです。
     かつて米田さんが「妖怪の組織に囚われるのは苦手」と言ったのも、そうした意識の裏返しだったのかもしれませんね。