概要
自由奔放な猫様は今日もその身で敵を籠絡する。ほのぼのドタバタコメディ!
私はエンペラーミノタウロス、四天王の末席を預かる身だ。しかし、私なんて『魔王軍最強』の四天王である彼の方の足元には及びもしない。
今日も冒険者達が魔王軍にやってきたようだ。
「覚悟しろ!邪悪な魔物め!」
彼の方は毛繕いをされている。『最強』の彼の方の考えなど私が押し図ろうなど烏滸がましいが、きっと彼らなど警戒するまでもないということなのだろう。
「こ、こんな見た目でも恐ろしい化け物に違いない!」
「いやっ、で、でもその肉球くらいは触っても....。」
やってきた冒険者は彼の方の威圧感にやられている。それに彼の方は冒険者の頭の上に前脚をのせて首を垂れさせているではないか。
冒険者達は諦めたのか腑抜けた顔で帰っていった。さすが『魔王軍最強』まさか一歩も動かずに冒険者達を追い返してしまうなん
今日も冒険者達が魔王軍にやってきたようだ。
「覚悟しろ!邪悪な魔物め!」
彼の方は毛繕いをされている。『最強』の彼の方の考えなど私が押し図ろうなど烏滸がましいが、きっと彼らなど警戒するまでもないということなのだろう。
「こ、こんな見た目でも恐ろしい化け物に違いない!」
「いやっ、で、でもその肉球くらいは触っても....。」
やってきた冒険者は彼の方の威圧感にやられている。それに彼の方は冒険者の頭の上に前脚をのせて首を垂れさせているではないか。
冒険者達は諦めたのか腑抜けた顔で帰っていった。さすが『魔王軍最強』まさか一歩も動かずに冒険者達を追い返してしまうなん
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ただ猫らしく生きるだけで、魔王城のすべてが伝説になる
「私は四天王の中でも最弱」――そんな物々しい告白から始まるのに、読み進めるほど頬がゆるみます。
自由気ままに振る舞う猫と、その一挙手一投足に恐るべき知略や深い慈悲を見いだす、生真面目で忠義に厚いミノタウロス。荘厳な異世界の語り口と、どう見ても愛らしい日常との落差が絶妙で、壮大な勘違いが膨らむたびに笑ってしまいます。
けれど、本作の魅力は笑いだけではありません。読み進めるほど、語り手の責任感や謙虚さ、誰かの才を信じる優しさが見えてくる。そして、そこにいるだけで魔物と人間の心を少しずつ和ませてしまう猫が、たまらなく愛おしい。
笑うたび、登場人物をひとりずつ好きになっていく。猫好きの方にも、…続きを読む