概要
背水の陣で臨んだ最終局、鳩森八幡神社の神が選んだ悪手とは!?
将棋の世界でプロになるための最後の登竜門、奨励会三段リーグ。駆け抜けて行くもの、喘ぎもがく者、天使とも悪魔の仕組みとも言われる年齢制限が設けられ、天国と地獄へと背水の陣を背負った者たちを容赦なく無慈悲に振り分けてゆく。それぞれの想いを胸に秘めた者たちの最終局の行方は!?主人公が縋る鳩森八幡神社の神はどんな手を果たして授けるのか!?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!神に祈った一手が人生を動かす将棋譚
盤上の一手に、人生そのものが乗っている作品でした。
描かれているのは勝ち負けだけではなく、夢を追うこと、限界に向き合うこと、そして人生の大事な場面で人が何にすがり、何を選ぶのかという重い問いでした。
「神が授けた悪手」という題名も、読み終えるとなかなか味のある題名です。
個人的にこの話は、読んでいる途中で物語の評価を下してしまうのではなく、全話最後まで読み切った上で余韻を含めて、作品評価をしてもらいたいなと感じました。
あと、本題からは逸れますが2023年に投稿を公開された作品を、2026年2月近々にも更新されており、作品を公開して終わりではなく、日々見直し、改善されているのだなあと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!限界の限界、その果てに。彼の選んだ道に、あなたは何を思う?
主人公・内藤哲也は、将棋の棋士を志す男。幼い頃から才能に恵まれ、意気揚々と奨励会の門を叩くものの、その道のりは決して順風満帆ではありませんでした。上には上がいる――その厳しい現実を突きつけられ、私生活もうまくいかないまま月日は過ぎ、やがて奨励会退会のリミットが迫ります。迎えるのは、人生を懸けた最終局。果たして彼の運命やいかに。
特筆すべきは、中盤に訪れる衝撃的な展開です。一見すると奇矯な行動に思えますが、身も心も壊れる寸前の極限状態だったらあり得るかもしれないと、胸に迫るものがありました。この作品をシリアスと断じるか、コメディと評するかは容易ではありません。現実と同じように、その二面性は切…続きを読む