第2話
中国に浸透していた国際秘密情報部の協力者マックスが射殺された。秘密情報部の鷹山はパリに呼び戻され、中国での協力者暗殺は、テロリストで現在は中国情報機関の幹部となっている柳生の命令によるものだと聞かされる。マックスは秘密情報部長官の室井から解雇を通知されて酒浸りのだらしない男となり、図書館の整理係として再就職し、そこで働く蘭と接触して恋仲となる。しかし、鷹山はコンビニの店主を酔った勢いで殴ってしまい、警察に逮捕される。
釈放された鷹山は蘭と再会し、その後、高校時代のクラスメイト、脇坂って男から声をかけられる。
「俺も万引きで捕まったことがあるんだ」
その男脇坂は中国の協力者であり、鷹山は秘密情報部幹部の
「行くぞ、ワクチン」
室井はかなりキャラが変わっていた。
「昔は真面目キャラでしたよね?」と、和久。
ロシアを経由して中国に渡った鷹山は和久と接触して、彼から尋問を受ける。鷹山は「中国に二重スパイがいて、情報を北朝鮮に流している」と仄めかし、和久は彼から得た情報を基に調査を進め、柳生の関与を疑うようになる。和久の疑念が高まった頃、出張先から戻った柳生は鷹山と和久を拘束するが、和久が事前に中国幹部会に密告していたため、逆に柳生が拘束されて査問会にかけられることになる。
査問会の場で和久は柳生を弾劾し、鷹山からの情報を基に、中国が国外の銀行に送金した現金を柳生が引き出していたことを公表する。これに対し、柳生の弁護士、財前は証人として蘭を呼び出す。
党員交流の一環で韓国を訪れていた蘭は、財前弁護士から尋問を受ける。そこで彼女は、鷹山が「面識がない」と話していた崖井から現金が振り込まれていたことなどを話してしまい、鷹山がスパイであることが露見してしまう。鷹山は蘭を助けるために作戦を白状してしまい、柳生は無罪となり、和久は出世欲からスパイの策に乗せられたとして処刑される。
鷹山と蘭はスパイ容疑で逮捕されるが、その日の夜に柳生によって助け出される。柳生の用意した車に乗り込み、鷹山が待つ万里の長城に向かう途中、鷹は作戦の真相を悟り蘭に伝える。柳生は中国の協力者であり、その事実に気付き始めていた和久を排除することが目的だったこと、今後柳生に疑いの目が向けられないように、彼が罠にはめられたことを演出するために偽の作戦を命令され、柳生もそのために利用されたことを語る。蘭は非情な策を非難するが、鷹山は「スパイはこういう汚い仕事だ」と反論する。協力者の手引きで二人は万里の長城を占領しようとするが、警備兵に見付かってしまい、蘭が射殺される。それを見た鷹山は壁を降りて彼女の遺体の前に立ち尽くし、同じように警備兵に射殺される。
あぶなく踊れ! 鷹山トシキ @1982
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