機械と人は心を通わせることが出来るのか

人造物に心が宿るというストーリーでは、ついAIが人間を支配する未来社会のような構図をイメージしてしまいます。
しかしこの物語では人工衛星から突然届いたメールを発端に、家電や機械とコミュニケーションが取れるようになってしまったと主人公の日常が、ほのぼのと描かれています。
そして物語の結末は機械にも本当に心が宿り、主人公とのやり取りは本物だったのだ、そう思わせるものでした。
斬新な切り口で描かれた、余韻の残る物語です。

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