作者の人となりが垣間見える

 一気読みしてしまった。一気読みした上に最初からまた読みたいような気持ちになっている。きっとこれが「エッセイがうまい」ということなのだろう。

 作者の方の人となりが見えるような作品群である。少女時代の思い出から若かりし頃の懐古、好きなものについて、嫌いなものについて……非常に豊かな文章でぐいぐい読まされる。
 特に最初の、納豆の話がすごく良かった。最後の一文で涙が出そうになってしまった。
 見たこともない人の生活を覗き見て、共感したり思ったり考えたりする。
 私はエッセイのそういうところが好きだ。

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