明日も頑張るために読む“夕焼けの処方箋”

『夕焼けセラピー』は、まるで夕暮れに差し込むやわらかな光のような物語でした。

巨大カピバラや黒猫セラピスト、現実と幻想のあわいを行き来するつぼみの姿に、笑いながらもじんわり涙がこぼれます。パンの香りや温かな優しさが、罪悪感や孤独をやわらかく包み込んでくれる。

 読んだあとは、現実世界にも小さな“甘い扉”が開くような感覚に。不安や寂しさを感じた日、ふと立ち寄りたくなるカフェみたいな作品です。

 明日も頑張ろう、そんな力をそっともらえる温かな物語でした。

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