「スマホが黒電話になった」
……どういうこと!?🤣
タイトルに惹かれて読み始めたのですが、気づけば一人の人生と一緒に、通信機器の歴史を駆け抜けていました。
黒電話、ポケベル、ガラケー、パソコン、インターネット、スマホ、そしてAI。
新しいものが登場するたびに、
「いや、それはそうならないでしょう!🤣」
とツッコミたくなるような出来事が次々に飛び出してきます。
しかも面白いのが、これほど「デジタルが苦手」と語っている作者様が、今ではWebで文章を書き、AIを使い、創作を楽しんでいること。
……あれ?
むしろ誰よりデジタル時代を満喫していませんか!?🤣
そんな作者様を襲ったのが、今回の「ストレージ地獄」。
たかがスマホの容量不足。
そう思うじゃないですか。
ところが、ここから話は思いもよらない方向へ転がっていきます。
笑えるのに、他人事ではない。
懐かしいのに、ちゃんと今の話でもある。
そして読み進めるうちに、これは単なる「スマホで大変な目に遭いました」というエッセイではないのだと気づきました。
便利なものが次々に生まれ、必死についていくうちに、いつの間にか私たちの生活には、とんでもない量の「何か」が積み重なっている。
それが何なのか。
そして、黒電話になってしまったスマホの先で作者様が何を見ることになるのか。
ぜひ、本編で確かめてみてください。
ちなみに私は読み終わった直後、無言で自分のスマホのストレージを確認しました🤣
これぞ、作者様のエッセイの強さ。
次に確認するのは――あなたかもしれませんよ。
黒電話からAIまで。
一人の人間がデジタル文明に何度も置き去りに(?)されながら、それでも生き延びてきた軌跡を、笑いと痛みを交えて描いたエッセイです。
ポケベル、ガラケー、PC、そしてAIへと移り変わる時代の中で、常に「苦手な側」に立たされてきた語り手の視点が、ひとつひとつのエピソードに血を通わせています。
黒電話の記憶から始まる導入も素敵ですよね。
AI時代に生きる私たちが、「便利さ」と引き換えに何を抱え込み、何を手放してきたのかを、少し笑いながら考えさせてくれる……そんな一篇です。
たぶん読み終えたあと、思わず自分のスマホのストレージを確認したくなります。
……少なくとも、私は確認しました。
あれ、案外同世代なのかな!? この先生とも……
懐かしいですなあ。リカちゃんの黒電話に、卵っちにポケベルに……。
マーフィーの法則でしたっけ? 人間が想像することは実現可能なことである。
まさに、
あんなこといいな、できたらいいな、が、できる時代!
コロナ前、六年前ですら、AIがYouTuberになったり、小説を書いたりする。
なんて言ったら「はあ?」と言われそうな時代だったんですよ。
このまま行ったら、本当、どこまで行けるんでしょうね!
織田信長と通話できる電話とか、
hideやカートコバーンや尾崎豊の新曲が聞ける時代とか!!
くるかも、いや、もう来てるかも!?
きてけつかるべき新世界。
私は楽しみです。