概要
待つ人、迎える人、もう待たない人。四つの季節に描く、それぞれの明日。
十六年間愛し続けた国王アルベルトと離縁し、元王妃リュシエンヌは南部で新しい人生を歩みはじめた。
それから巡る、一年の季節。
春。隣国グランディアでは、何も知らない幼い王太子ルシアンが、柱に背丈の印を刻んでくれる父の帰りを待っていた。
夏。南部の丘の上で、リュシエンヌは騎士レオンと穏やかな日々を重ねていく。もう誰かを待つのではなく、帰ってくる人を迎える幸せを知りながら。
秋。彼女のいない王宮で、アルベルトは空いた王妃の席を前に、ようやく気づく。十六年、待っていてくれた人を、自分は一度も待たなかったのだと。
冬。北方の別邸では、王都を追われたセレスティーヌが、娘リネットとともに雪の季節を迎えていた。
待つ人、迎える人、もう待たないと決めた人。
ひとつの恋が終わったあと
それから巡る、一年の季節。
春。隣国グランディアでは、何も知らない幼い王太子ルシアンが、柱に背丈の印を刻んでくれる父の帰りを待っていた。
夏。南部の丘の上で、リュシエンヌは騎士レオンと穏やかな日々を重ねていく。もう誰かを待つのではなく、帰ってくる人を迎える幸せを知りながら。
秋。彼女のいない王宮で、アルベルトは空いた王妃の席を前に、ようやく気づく。十六年、待っていてくれた人を、自分は一度も待たなかったのだと。
冬。北方の別邸では、王都を追われたセレスティーヌが、娘リネットとともに雪の季節を迎えていた。
待つ人、迎える人、もう待たないと決めた人。
ひとつの恋が終わったあと