概要
突き落とされた本人が、加害者と同じ罰を受けに来た。目撃者は、三人。
放課後の旧校舎の階段で、学年一の美少女・朝比奈栞(しおり)が落ちてきた。下にいた俺・久住陽太(くずみ・ようた)は受け止めただけだ。
だが階段の上にいた彼女の友人三人は「久住が突き落とした」と証言し、翌日、俺は部活停止・行事除外・旧校舎での隔離自習、そして学期末の退学審査を言い渡された。「押されていない」という本人の言葉は、「被害者は混乱している」の一言で退けられた。
隔離初日の朝、隣の机に、その本人が座っていた。
「私の言葉が信じられないなら、私は被害者じゃない。だから、同じ罰を受けます」。
生まれて初めて罰を受ける優等生は、やけに丁寧に罰を受け始めた。毎週金曜の審査で目撃者が一人減るたび処分が一つ解け、隣の机がひとつ近くなる。
三人目が口を開く日、追放した側が青ざめる。
だが階段の上にいた彼女の友人三人は「久住が突き落とした」と証言し、翌日、俺は部活停止・行事除外・旧校舎での隔離自習、そして学期末の退学審査を言い渡された。「押されていない」という本人の言葉は、「被害者は混乱している」の一言で退けられた。
隔離初日の朝、隣の机に、その本人が座っていた。
「私の言葉が信じられないなら、私は被害者じゃない。だから、同じ罰を受けます」。
生まれて初めて罰を受ける優等生は、やけに丁寧に罰を受け始めた。毎週金曜の審査で目撃者が一人減るたび処分が一つ解け、隣の机がひとつ近くなる。
三人目が口を開く日、追放した側が青ざめる。
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