十年間、当たり前のように幼馴染の鞄を運んできた主人公。その日常が「頼んでないし」の一言で変わる展開が、切なくも実に面白い!特に秀逸なのが、前カゴを外す場面。多くを語らない主人公の心情が、たった四本のネジを外す描写から伝わってきます。鞄の重さを初めて実感する日和と、静かに距離を置く蒼。二人のすれ違いが丁寧に描かれていて、今後の関係から目が離せません!