概要
悲しみを消してくれる聖女がいる。――泣くことさえ、忘れさせて。
あの新月の夜から、ひと月。王都に《白陽の聖女》がやってきた。その白い光に触れた者は、どんな悲しみも忘れて、穏やかに微笑む。誰も泣かなくなっていく都で、昼寝をこよなく愛する闇司祭レオニスは、聖女の傍らに、十二年前に置き去りにした少女を見つけた。笑ったまま、少女は首をかしげる。「……だあれ?」冬至の新月、王都から夜が消えようとしている。悲しみを消すことは、救いなのか――。『光の闇司祭』、第二巻。
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