とある有名な湖の沿いにある廃神社に暮らす、ちょっとサイバーパンク風なピンク髪でスタイル抜群の美人『春魅狐キキ』。
しかし、彼女の正体は人間ではありません。
その正体は、長い月日を生きる、九つの尻尾を生やした『妖狐』なのです。
時に暴れ、時に慈しみ、時に俗っぽい所も見せ、そして時には『妖怪』としての威厳、恐ろしさを知らしめる……。
様々な表情を持つキキの活躍が、表現豊かな文章と共に、所狭しと描かれます。
一方、そんな彼女と関わりを持つのは、ごく普通の人間からとある組織に務めるエージェント、そして様々な『怪異』まで、実に様々。
時に彼女を尊敬したり、時に利用し合ったり、そして時には……。
敵味方含め、個性豊かなキャラクターとの様々な交流も、今作の魅力のひとつでしょう。
さて、今回の春魅狐キキは、どんな姿を見せてくれるのか……?
バトルあり涙あり、そしてスカッとした気持ちありの痛快活劇が、今宵も幕を開けます。
まず、圧倒的な筆力。
質感と映像が再生され、物語世界へと引き込まれます。
そして全体を通して流れる「神と人の交差」。
人情とさまざまな人々との関わり。慈愛をもって見守り、ときに優しく手を添える。
花火のあとのような余韻。
そして…
九尾の妖狐•キキさんの圧倒的な存在感と、格好良さ!コンビニスイーツとジャンクフードが好きな一面も、めっちゃ可愛い。
バトルもスピード感と迫力があり、スパイスになっています。
ピンク髪の神様が、紙面狭しと跳躍します。
第八話読了時にレビューを書いていますが、これからもワクワクしながらページをめくりたいと思います。
**「現代の滋賀・琵琶湖周辺を舞台に、千年を生きる九尾の妖狐キキが、人間社会の欲や未練が生んだ怪異を、喰う・笑う・殴る・救うでさばいていく怪異活劇」**です。
春魅狐(はるみこ)キキは、琵琶湖東岸の廃神社に棲む九尾の妖狐。見た目は派手な現代の若者ですが、実際は千年を生きる人外で、人間の暮らしを少し斜めから見つめつつ、現代社会に溶け込んでいます。
「最強」「妖狐」「人外」という強い設定なのに、同時にコンビニ飯やシュークリームに全力で、関西弁で俗っぽく、でも要所では情が深い。この神性と庶民性の落差がかなり魅力的です。