概要
「せみの、いのちは、なのかにたらずや?」それに是と答えてはいけない。
お土産のすき焼きセットに釣られ、旧家・東杢比野家で行われる〈四方草掻〉に出席した佐倉川利玖。二年前に出席した経験がある熊野史岐に付き添われ、夜通し読書を堪能するつもりだったが「当たらないはずの籤」に当たってしまい、重要な儀式の担い手を務めることに──。もう一つの当たり籤を引いた覆面の女性とともに酬笄館と呼ばれる建物で儀式に臨む利玖の前に、三つの〈試し〉と謎の男・太白が立ちはだかる。一方、史岐の前にも“乳萱ノ蠍”の少女・蕉が現れ、東杢比野家の当主・漱人から「至急、おまえを連れて来るようにと頼まれた」と告げられる。命を繋ぐ祈りが交錯する夏の夜、利玖は──そして史岐は何を選ぶのか。潟杜大学怪異譚シリーズ第13弾。
※本作はホームページ及び「pixiv」「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」「
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