「1+1=2」という、誰も疑わない当たり前をここまで掘り下げるのが面白い。数字は本当に実在するのか。なぜ異なる「1」を同じものとして扱えるのか。そして、数字を信じることと宗教を信じることには、どこか共通する部分があるのではないか。そんな疑問から始まり、やがて「人間は世界を理解するために、都合のいい概念を作っている」というところまで話が広がっていきます。一見すると数学についての文章なのに、読み進めるほど「そもそも自分たちは何を当たり前だと思っているのか」と考えさせられる作品でした。
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