「天狗がいるから入ってはいけない」という祖母の言葉を、子供向けの昔話として受け取っていたものが、年月を経て現実の恐怖へ変わっていく感覚が印象的です。特に「うまい!」とうなったのは、部屋の中を最後まで見せないこと。母が一瞬覗いただけで逃げ出し、最後には家そのものを焼き払う。その行動だけを見せられることで、「いったい何を見たのか」という想像が止まりません。正体を説明しないからこそ、最後の余韻まで恐怖が続く怪談です。
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