概要
風の向こうへ。少女は草原を駆ける。
果ての見えない草原を、少女は愛馬とともに駆ける。
サラン、十七歳。
かつて魔獣の群れによって部族を散り散りにされ、家族を失った彼女は、十歳の弟テムルとともに草原を渡り歩いて暮らしていた。
住まいは小さなゲル。
財産は馬とラバ、わずかな家畜。
生きるために馬を走らせ、獲物を狩り、ときには部族同士の争いに加わって報酬を得る。
国境も、王も、サランには遠い存在だった。
彼女にとって世界とは、どこまでも続く草原と、そこに暮らす人々の営みそのもの。
果てしない草原を舞台に――
愛馬サルヒを駆り、少女サランの生きるための日々が始まる。
サラン、十七歳。
かつて魔獣の群れによって部族を散り散りにされ、家族を失った彼女は、十歳の弟テムルとともに草原を渡り歩いて暮らしていた。
住まいは小さなゲル。
財産は馬とラバ、わずかな家畜。
生きるために馬を走らせ、獲物を狩り、ときには部族同士の争いに加わって報酬を得る。
国境も、王も、サランには遠い存在だった。
彼女にとって世界とは、どこまでも続く草原と、そこに暮らす人々の営みそのもの。
果てしない草原を舞台に――
愛馬サルヒを駆り、少女サランの生きるための日々が始まる。