みなさん、こんにちわ。
わら けんたろう デス。
いつも拙作をご笑覧下さり、ありがとうございます。
先日、流行らせてみたいブロマンスの「様式美」(テンプレ)として、「プロポーズから始まる」というのはどうでしょうか? と提案いたしました。
「流行らせたい!」とは言ってみたものの、ほとんど何もサンプルを示さなければ「分けわからんわ。テメ書けや!」とツッコまれるのは当たり前。
ワタシ、ブロマンス作品書いたことないし、ならばとストックを作るついでにプロット作成に挑戦してみました。
作品タイトルは、
『僕がプロポーズした相手は、世界を滅ぼす魔王でした。』
最終章までプロットを作成しています。結末は宣言通り「メリバ」デス笑
四章構成で3000字を超えるプロットになりました。今回は途中まで公開します。以下、第三章までのプロットです。
[第一章]
平凡なサラリーマンだった主人公のリュウジは、幼馴染のヒカリへのプロポ―ズの瞬間、異世界の地下迷宮へ転移してしまう。
極限の緊張状態のため目を閉じたまま「10年先も、20年先も、ぼくと一緒にいて下さい!」とプロポーズの言葉とともに箱パカして差し出した指輪は、あろうことか鎖に繋がれ封印されていた「名前を持たない魔王」の指に嵌まってしまった。もうひとつのペアリングも箱から飛び出してリュウジの薬指に嵌まった。
指輪の力により魔王の封印が解け、身も心も世界への復讐一色に染まっていた魔王は手始めに目の前のリュウジを殺そうとする。
しかし、魔王はどうやってもリュウジを殺すことができなかった。
指輪の正体は古代の遺物『魂の隷属契約』の一種。これによりリュウジは「主」として魔王を隷属させ、ふたりは「一定距離以上離れられない」(ふたりの絆が強くなれば離れられる距離も伸長する)、「一方が死ねば他方も死ぬ」という呪縛で結ばれる。
さらには「主」であるリュウジが究極戦闘形態「ソリチュード・エテルネル」を発動すれば、リュウジと魔王は身体を融合させることができるという(ただし、発動にはふたりの強固な「絆」が必要)。
これにくわえて「主」のリュウジには、指輪の力のひとつとして「ドレイン」と「アスピル」が付与されていた。それは対象者に「抱き着く」(ホールドする)ことによって「ドレイン」は生命力、「アスピル」は魔力を吸収するスキルだった。
封印が解けたのも、魔王がリュウジに隷属することになったことから、封印は意味をなさなくなり役割を終えて解けてしまったのである。
「主」として魔王に「ルシェ」という「名前」を与えたリュウジは魔王から「ご主人様」と呼ばれ、リュウジは元の世界への帰還を、ルシェは世界への復讐を誓い、くわえてリュウジは魔王ルシェに抱き着いて生命力や魔力を吸収するという奇妙な共助関係が始まる(対立から利害一致へ)。
凶暴な魔物や魔王ルシェを狙う冒険者、王国の騎士たちに追われ、ふたりは嫌々ながらときにケンカもしつつ共闘する。
一方、リュウジの幼馴染のヒカリも、リュウジと同じ異世界へ飛ばされていた。彼女は勇者候補として王城へ召喚される。ヒカリはリュウジと離れ離れになったばかりか、わけのわからない異世界へ来てしまったショックで、「味覚」を失っていた。「……リュウくん、会いたいよ。ここの食事は、あの時(リュウジがプロポーズする際にセッティングしたBar。店長がリュウジの高校時代の先輩で、リュウジのために貸し切りにしてくれた)よりもずっと豪華だけれど、ぜんぜん味が分からないの」
王都の神殿で神の啓示を受けたヒカリ。「お前の愛する者も、この世界に存在している」と。はじめのうちは勇者となることを躊躇っていたヒカリだったが、自分の「幸福な記憶」を代償に勇者としての訓練を受けることを決意する。
[第二章]
リュウジとルシェのふたりは、ひとまず魔王国再建のために仲間を探す旅を始める。
その旅の先々で、高名な冒険者、王国の騎士たちに襲撃されるふたり。襲撃者たちを撃退するなかで、リュウジは旅の途中で仲間になった忠臣ジークから、ルシェの孤独と、彼を魔王に仕立て上げた世界の理不尽さを知らされる。
ジークによれば、かつての彼の配下たちが人間たちと結託し、ルシェが最も愛していた妹を捕らえられ人質にして地下迷宮に誘い込んだ。地下迷宮の一室(リュウジとルシェが出会った場所)にルシェが踏み入れた途端、足元の魔法陣が発動して、ルシェは「名前」を奪われ、封印の鎖に繋がれた。
その後、王国は聖剣の「燃料」を得るために、ルシェの魂から「愛」をつかさどる部分までも抜き取ったという。
つまりルシェが封印されていたのは、彼の配下の裏切りによるものだった。信頼していた配下たちが人間と手を組みルシェを地下迷宮に誘い出して封印したのだ。
出会った頃はケンカばかりしていたふたりだったが、いつしかリュウジにとってルシェは最大の理解者であり身を挺して危険を排除してくれる頼りになる友に、ルシェにとってリュウジは暴力的なまでに強大な力を知恵で制御できる「唯一無二の手綱」であり信頼できる友と呼べる存在になる(友情の成立)。
地下迷宮に封印されていた魔王が解放されたと知らされた国王は、魔王ルシェの報復を恐れ、切り札である勇者ヒカリに魔王の討伐を要請する。
その夜、ヒカリに再び神の啓示が。「魔王を討ち、指輪を奪え。そうすればお前は愛する者とともに元の世界へ戻ることができる」(指や腕だけ切り落として指輪を奪うだけではダメ→魔王自体を討たないと契約魔法が解けないから。ヒカリが指輪の「所有権」を得なければならないということ)。
仲間たちとともに魔王ルシェ討伐とリュウジ捜索の旅に出るヒカリ(ヒカリはリュウジが魔王ルシェとともにいることを知らない)。
[第三章]
リュウジとヒカリの最初の邂逅。そして魔王ルシェと勇者ヒカリが対峙する。はじめのうちは互角の戦いを繰り広げていたが、長らく封印されていたルシェは力が回復しておらず、次第に劣勢に立たされる。魔王ルシェはやむを得ずリュウジとともに退散。なぜかルシェの下を離れないリュウジ(指輪の力で離れられない)。
長い旅の末に再会を果たしたのに、リュウジが魔王ルシェとともに去って行ったことを悲しむヒカリ。「リュウジ、どうして?」ヒカリは仲間の魔導士から「おそらく、リュウジは魔王との間で交わした契約魔法のようなものに縛られているのでしょう」と聞く。「あの魔王を討てば、リュウくんを救えるのね」
そして王国軍との最終決戦。当初、魔王軍が優勢に戦いを進めていたが勇者ヒカリ、そしてルシェを裏切ったかつての配下ヴェルトールの登場(ルシェを封印した黒幕)により、国王軍が巻き返す。魔王側の重要人物が次々と国王軍の刃にかかり斃れ、もっとも頼りにしていた忠臣ジークまでも仲間カインの裏切りにあい斃れてしまう。
圧倒的不利な戦況に立たされた魔王軍。国王軍が総攻撃を開始。魔王城になだれ込む。
魔王城内、リュウジとルシェの前に立ちはだかる勇者ヒカリ。彼女の手にはかつてルシェの魂から抜き取った「愛」の宝珠を嵌め込んだ聖剣。リュウジが愛していた人は、彼を捜索する旅のなかで冷徹な勇者に変貌していた。そしてヒカリの隣には、かつてルシェの配下だったヴェルトール。
「うふふふ、やっと会えた。リュウくん、寂しかったでしょう? 辛かったでしょう? いま助けてあげるから。……その化け物を殺して!」
「ヒカリ!?」
愛する女性は、自分を「救う」ため精神も身体もボロボロになっていた。
けれども「指輪の力」により、魔王ルシェが死ねばリュウジも死ぬ。リュウジは正解のない残酷な選択を突きつけられた。
……てな、カンジに。
いかがでしょう? ブロマンスっぽくなってますか?
ご感想・ご助言等、ご教示を賜れれば幸いです。