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イマジネーション・ジェネレーション

初恋の人はBさんだとずっと思っていたんですけれども、昨日ふと思い出す。違うわ。Bさんよりも前に初恋した人がいたわ(初恋したってなんだ?)。

それは小学校低学年の頃の春。隣の家の人たちや親の友達が集まって公園で花見をしにいったときのこと。その時に来ていたAさんちの子供で、私と同い年のKと、そのお姉ちゃんのC。たしか3〜4個上。

私を含めた子供軍団は、夜の公園で遊びまくりはしゃぎまくり桜の木にだって登りまくりBBQ食べまくりのやりたい放題。そんなとき、Cが「桜の花って食べれるんだよ」と言ったのでみんなで花びらを食べることに。他の子たちが、まずい〜とかうぇ〜ってしてる中、Cが私に向かって「美味しいから」と桜の花びらを渡してきた。

ライトアップされた夜桜を背景にしたCが、なんだかとても大人びているように見えて、なんか突然ドキッとした。

そう、これがたぶん私の初恋の瞬間。

こんなわりと素敵チックな思い出のはずなのに、なんでスッポ抜けてたかと言うと、その後の出来事が原因でして。

みんなでわいわいしてた時に、その時分はたくさんいた所謂「公園に住んでる人たち」の一人が、乱入してきまして。たしか刃物チックなものも持って、わーわー言っておりまして。

でもですね、私の隣の家は職人家業をされておりまして、そこで働いてる人たちは、なんと言うか昔ヤンチャしてましたって人たちが多くてですね。家の主たるおっちゃんも、その当時からすれば珍しいジム通いのムキムキマッチョメンでして。あと、なんかうちの親世代ってヤンチャ世代だったらしくてですね。

男衆がその人をズラリと取り囲んで、おぅゴラやれるもんならやってみんかい的なね。禅問答をね。アウトレイジ式そもさん!せっぱ!なやりとりをして事なきを得るんですが。まあ、そのインパクトが強すぎて、幼子の初恋的なドキドキなんて消し飛びまよすね。

でもねぇ、今はっきりその時のCを思い出せるんですよねぇ。まあ確かそれっきり会った記憶はないんですけどね。いや、誰かのお葬式だかなんだかで会ったような気もしないでもない。

と、なぜに唐突に思い出したかと言うと、久しぶりに地元に帰ってきてるわけでして。散歩したりしてたら、ふと思い出したわけでございます。

で、「お。これは何かのネタになるんじゃないか」と思うも、瞬で諦めて近況にしましたよね。ええ。

あ、桜の花びらの味ですか?
まるで覚えてないですね。たぶん不味かった気はする。けど、来年あたりに初恋の味を確かめてみるのもいいかもしれませんね。

覚えていたらですけど。
たぶん忘れてるけれど。


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