ごきげんよう。
寒い!
マイナスってなによ!(#・∀・)
あ、失礼しました。
鳥尾巻は、ヒマラヤ山脈の最高峰チョモランマの麓付近に滞在したことがありまして。(いきなりなんだ)
事前に渡航危険地域情報をチェックしたのに、迂闊な鳥はすっかり忘れて、観光案内所の奴らに乗せられ「親戚が経営してるホテルがある素敵な場所に案内するぜ!」「いえーい!」というノリでカシミール地方に突進しました。(紛争地域)
長くなるので、詳細は省きますが、シンゴの親戚です。
シンゴ
https://kakuyomu.jp/works/16817330667997852185/episodes/16817330668055721441そのホテルはダル湖の真ん中に浮かぶハウスボート。
ちょうど1月だったので、ただでさえ寒いのに、水の上に浮かんでいるから、命の危険を感じるレベルの寒さです。
それなのにシンゴの親戚たちは、ストーブに火も入れず、平然と歩き回っています。
鳥はガタガタ震えながら、凍りそうな脳味噌を振り絞り、近くを通った老人に話しかけました。
Ca、Ca、Ca、Catch fireeeee!
老人は怪訝そうな顔をしています。
ヒンディー語しか話せないのかしら。
( ゚д゚)ハッ!
しまった。
Light the stove(ストーブに火を入れて)と言うはずだったのに、思いきり「引火しろぉぉ!」と詰め寄る危ない人になっているではないか……。
時既に遅し。
鳥はモジモジしながら、ストーブを指差し「ぷりぃーず……」と、可愛こぶって誤魔化しました。
こういう時はボディーランゲージで乗り切るに限ります。
お爺さんはニッコリ笑って、ストーブに火を入れてくれました。
通じたぁ。(*ノェノ)キャ
しかし、彼らは寒さの中、なぜあんなに平常運転で動けるのだろうか。
宿の主に疑問をぶつけてみると、彼はおもむろに自分のフェラン(分厚い羊毛でできた幅広で裾の長い防寒服)をまくり始めました。
(*ノェノ)キャ
いきなりなに!?
中から出てきたのは、素焼き皿と編みカゴの組み合わせで作られた携帯火鉢です。
その地方の伝統的な暖房道具であるそれは、「カングリ」といいます。
自分たちばっかりずるい!!(#・∀・)
そんな温かいもの隠してたなんて!!
鳥は駄々を捏ね、予備のカングリとフェランをゲットしました。
(・д・)チッ
最初からこれを出してくれれば、放火を強要する人にならずに済んだのによぉ。(盗っ人猛々しい)
やっぱ咄嗟の時に適切な外国語って出ないものですね。
【妖精のメガネ】
https://kakuyomu.jp/works/822139840521658799カングリとはなんら関係ないKFC画像。