ごきげんよう。
\(^o^)/オワタ
もちろん仕事が。
かなり肉体を酷使しつつも、年内の仕事は根性で終わらせて倒れて寝ました。
ずっと寝てていいはずなのに、いつもと同じ時間に目が覚めるとか、セルフブラック企業・一人社畜が極まっとるなと思います。笑
何故か昨日は手塚治虫の「どろろ」を観ていたのですよ。
1969年版の白黒アニメの方を。
原作もそうですが、今観てもとても面白い。
放送禁止用語もバシバシ出てくるし、倫理的にどうなの? という表現も多くて、突っ込みながら観るのが楽しかったです。
まず主題歌。
「ホゲホゲタラタラホゲタラポン」という謎のフレーズが続き、歌は1分半程度なのに、体感時間は3分くらい。
無声映画時代の名残りなのか、活動弁士ばりのナレーションが最初に全部説明してくれます。
本編観る意味ある? (゜゜)
百鬼丸の生い立ちから始まる冒頭。
時は室町時代、武家の嫡男として生まれたが、父親の野望のせいで、魔物に身体のほとんどを取られてしまった少年が、それらを退治することによって、自らの肉体を取り戻していく物語。
そこへ、泥棒のどろろが彼の刀を狙ってまとわりつき、一緒に旅をする軸も絡んできます。
百鬼丸は原作では14歳でしたが、アニメではおそらく数え年で16歳くらい。
百鬼丸……だいぶ仕上がってるが、16歳少年。
茶店で「店主、茶を頼む」と渋く告げる姿は既に30年は生きていそうな貫禄。
人生何周め?
そこで武士に囲まれて「ついてこい」と言われているのに、「店主、茶はまだか」と落ち着き払って拒否。
その後、武士に連行される際、何故か湯呑を持って歩いています。
よっぽど喉乾いてたのねえ。(゜゜)
百鬼丸自身は徹頭徹尾ドシリアスなので、ここは手塚先生のお茶目なのかしらと思って観ていました。笑
ところで百鬼丸……きみは主人公なのか?
特殊な生い立ちと、チート能力を有しているイケメン。
ラノベなら無双してるわよぉ。
でも、ラノベや少年漫画なら、主人公はどんどん強くなるのがセオリーですが、百鬼丸は生身の肉体を取り戻すごとに弱くなる。
手足が戻ったら、両腕の仕込刀や、酸? が噴射できる義足も使えなくなっちゃう訳です。
善と悪、武士と農民、強者と弱者などの二項対立を描き、最終的にはどろろに次世代を託して去る、みたいな終わり方です。
西部劇や黒澤映画などの無頼漢的役割なのですね。
だからタイトルは「どろろ」なんだなあ。
インパクトもあるし。
「百鬼丸」だったら、多分惹かれない。
幼い子供が「泥棒」と言えずに「どろろう」と言っていたのが気に入ったというエピソードもあって、なんだか微笑ましいです。
長々と語っちゃいましたけど。
今日は台所のお掃除しなきゃですわ。
にしても、頭の中で主題歌が巡る〜。
ホゲホゲタラタラホゲタラピン
ホゲホゲタラタラホゲタラポン
【妖精のメガネ】
https://kakuyomu.jp/works/822139840521658799爪が剥がれぬように補強の図。