ごきげんよう。
昨日は仕事が早めに一区切りついたので、家の用事を片付けていました。
時間ができたからといって、100%自分のために使えるわけでもないですわね。
先々週からゴミ出しに行きそびれて、ゴミ袋が溜まっている状態でしたし。
如何に神経ゴン太なおばちゃんになってきたとはいえ、ゴミ収集のおにいさんに2階の窓から「ちょっと待ってぇぇ!」と叫ぶ図々しさは持ち合わせておりませんでした。
まあ、そんなこんなで、長女に頼まれていたエコバッグの補修をしたり、末っ子の部屋のカーテンを縫ったりしていました。
お米も残り少なくなっていたので、精米しに出かけました。
年末だからなのか、精米所は混んでいて、私の前に2人待っていました。
30kg✕2袋精米している豪快な紳士に続き、2kg袋を大事そうに抱えたご婦人。
大きめのサングラスを掛け、まるで小型犬を抱っこして散歩しているような優雅なお姿。
私は何故かアントン・チェーホフの「子犬を連れた貴婦人」を思い出しながら、それとなく観察をしておりました。
ちなみにチェーホフのその話は「女たらしのヤ◯◯ン夫が真実の愛に目覚めちゃったかもしれない」泥沼不倫劇です。(言い方)
この辺の地域は豪族の子孫が多いので、やけに上品な方に時々出くわします。
ご婦人は一仕事終えた紳士に頭を下げ、自分の連れてきたお米ちゃんを精米し始めました。
コインを入れて待つお姿も実に優美。
JA精米所の糠臭漂う空間が、高級サロンのように見えるではありませんか。(著しい錯覚)
精米、下々の者に任せたりしないんか……。
やがて精米を終えた彼女は、ぼんやりしていた私に声をかけました。
「おさきに」
その瞬間、根っからの平民根性の私は、平伏したいような気持ちに見舞われながら、深々と頭を下げ、優雅に立ち去るご婦人を見送ったのでした。
もちろん寝癖爆発をパーカーのフードで隠していた私ごときが精米したところで精米所がサロンになる奇跡が起こるわけもなく。
近所でも身なりには気を使うべきだなあとイチミリくらい反省しました。
ウソ。
ウソなんかい。( °□°)ノ
だってめんどくさいピヨ。
【妖精のメガネ】
https://kakuyomu.jp/works/822139840521658799ケーキ2個もらった。( 'ω')モグモグ メリクリ