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和の食器

最近、こだわりの物が大好物な連れ合いが
メル〇リで購入したのが、漆塗りの和食器。ペアで2種。

輪島塗かな?
綺麗な塗りで、一見してプラスチック製みたいに見える。
でも、とても軽くて、上品。

元値ではとても手が出せない品だと思う。
こうして手元で鑑賞してみて、その手仕事の丁寧さに感動してしまった。

10代の頃に習っていたお茶の教授が、正月の初釜では
漆塗りの食器で、お客様に懐石料理を出していたっけ。

後片付けでは、ガーゼとぬるま湯で漆器をすすぎ洗いをして、柔らかい布で
素早く拭き上げていく。
その事を、懐かしく思い出した。

「この食器は、毎日使おう。せっかくの食器を、使わないのはもったいない。」
連れ合いが、そう言った。
そういえば、33年目の結婚記念日だった。
水につけ置き厳禁、食洗器や乾燥機は厳禁。
使用後に即洗いと拭き上げ必須。
(漆塗り食器が敬遠されるのは、忙しい家庭では扱いきれないからよね。)

実は、陶器の茶碗にご飯を盛ると、術後の左腕では持ち上げられなかったのが、
漆塗りの茶碗だと、難なく持ち上げられた。

やった!

いいよ。残りの人生、毎食食器を手洗いして拭き上げましょう。
(「あなたもやってね。」と、ちゃんと言ったよ。)
拭き上げた後の光沢は、まろやかにしっとりとしていて、美しい~。
見惚れながら使っております。

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