• に登録
  • 異世界ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

戦争はいかん。

物を書いて、表現するようになって。
自分が経験して来た事の数々が、
その当時には、苦しかったり、悲しかったり、悔しかったりと
負の感情が強かったのだけれど、
それも全て、良い経験をさせて貰っていたんだと、最近になって、
思えるようになった。
(勿論、嬉しかった事は、間違いなく良い経験)

親を選んで生まれる事は出来ませんが、
今風に言うなら『親ガチャ外れた』でしょうか。
なにせ、父親が、12才で軍に徴集されて、満州の戦場と、ソビエトで
生き抜かなければならなかったような経験をした人だったので。

N〇Kの戦後特集で、復員兵の家族の事を放送してましたが、
私が育った家庭も、あんな感じでした。
もっと酷かったかな。(放送出来ない内容はカットしてるでしょうから)
日本は太平洋戦争の敗戦という、辛い経験をした国で。
軍隊から引き揚げて来た、元軍人の彼等が、戦争のPTSDのケアを
受けられないまま、日常生活を送り、家庭を持つと、ああなる。
私がそんな家族に育った事も、後から考えれば、必要な経験だったんだと、
今なら思える。

そんな自分の経験から、戦争物のお話を書いても、何とかして登場人物が
救われるような、設定にしてしまう。
そして、必ず、戦争が終わって、皆が幸せになるように。
何かしら、救いがある結末にしてしまう。

戦後80年経過した現在でも、戦争とは直接関わっていないのに、
思い出すだけで辛いトラウマを負わせてしまう戦争は、いかん。

戦争をしている国の報道を見ると、胸が潰れる思いがする。
ウクライナや、ガザの子供達は、どんなにか辛いだろうと。
小さい子供は、そこから逃げられないのだから……。
みんな、仲良くしようよ。
子供達が泣いてるじゃん。
こんな辛い経験は、させないで欲しいよ。
救いのあるお話には、現実世界ではならないから。

戦争は、いかんよ。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する