夏野梅様より『スチーム・シンギュラリティ』にレビューをいただきました。ありがとうございます!
本作の緻密な描写を評価していただけたこと、本当に嬉しく思います。
巷のスチームパンクはどうしても“雰囲気寄り”の作品が多い印象で、ここまでリアリスティックに掘った日本語作品はあまり見かけません。(正直、ここまで深掘る必要があるのかは疑問ですが……笑)
「タイムスリップしてきました?」という一言は、作者冥利に尽きる最高の褒め言葉でした。
調べ物は楽しみの一つではありますが、細部を拾うのはやはり骨が折れます。
日本語圏の資料は上流階級やメイド文化に偏りがちなので、英語圏のウェブや論文に当たると情報量が一気に増えるのを実感します。翻訳機能も便利になりましたし、興味のある方にはぜひ英語圏の資料を覗いてみてほしいですね。
ウィルとイザベラの関係性についても触れていただきありがとうございます。
労働者階級の男と貴族令嬢――ロマンスになり得るのか、作者としても若干不安はありますが(笑)、二人の関係は物語が進むほどに変化していく予定です。ラストには、個人的に「ここまで書きたかった」と思える景色を用意していますので、そこまでたどり着けるよう頑張ります。
……さて、最後に、夏野梅様の作品を紹介させてください。
◆紅く燃える森〜人質少年と宿命の巫女〜
https://kakuyomu.jp/works/16818093089039452127王道の現代ファンタジー×青春群像劇。人物造形が丁寧で、義凪くんの葛藤や仲間との関係がぐいぐい読ませます。私の推しは楓ちゃん。
◆オルオーレンの花巡りの旅
https://kakuyomu.jp/works/16818093090804588956主人公オルオーレンが世界中を巡り、花と奇習と事件に出会う旅物語。多彩なエピソードに飽きが来ませんし、主人公がとんでもなくモテるのも面白いです。笑
◆そのバリスタが淹れる珈琲は、ほろ苦い過去の味がする
https://kakuyomu.jp/works/822139837128346509新作。顔が見る人によって変わる呪いのバリスタと、音大生の少女の物語。謎のフックが強く、続きが気になります。私は珈琲はブラック派です。
総じて、非常に完成度の高い作品を生み出される作家さんです。
贔屓目なしに「いずれプロになるのでは」と思っています。
今のうちに読んでおくと、後で古参ぶれるかもしれません。笑
ぜひ、この機会に読んでみてください。