みなさま。三連休が終わってフル稼働の一週間が始まりましたね。そろそろカクコン11の中間選考も発表されそうですから、ワクワクして待ちましょう。
何日か前に、「カクヨム文芸界の鬼才」、「マルクス・アウレリウス・アントニヌスの再来」として広く知られる青山翠雲さんから、ファンアートやファンソングならぬ、ファンノベルを頂きました!
それがこちら、「星めぐるアホ舟 カクヨム事件簿1 流星に願いを」
https://kakuyomu.jp/works/2912051595387766783 です。わたくしのために1万字超の小説を書いてくれるなんて、キリストのような利他精神の持ち主です!
最初は「そういや翠雲さんの最新作まだ読んでなかったな。ふーん、『嗚呼、無情』をテーマにした話なのか。今回は『精』じゃないんだな。なんでだろう。どれどれ」とパラパラ読み始めたのです。
どうやら、我々カクヨム作家がとても気にしている、お星様をめぐるお話のようで、努力とクオリティが報われない多くのカクヨム作家の心の叫びがひしひしと伝わって参りました。
が、様子がおかしくなり始めたのは第2話から、カクヨムインターポールに、とある凶悪犯罪の告訴が入るのです。「とある作家が、私の作品を読んで『これすげーよ。あんた天才!』みたいな調子のよい応援コメントを書き、そのうえ『感動したので、お星さまをパラパラしておきますー』などと、甘言を並べたのに、結局★を入れなかったのです! これは垢バン級の大罪です! ★の欲しい作家の心を弄びやがって、カクヨムロマンス詐欺です!」
むろんわたくしは、すぐに「ちょ、ちょっと、個人が特定されるような書き方はやめなさいよ! ★つけに行くからどの作品なのか教えて-っ!」とコメントを入れたのですが、回答は「沈黙は金なり。。」ということでダンマリ決め込んでやがる。。
さらに第3話なると、カクヨムインターポールで捜査会議が開かれ、容疑者の特徴が明らかにされて行きます。「性別は男性、作風は、やたらとスタイル良しの巨乳美女を登場させ、己のモテ遍歴を披見しつつ男性諸君の期待感を煽りに煽った上で物語を展開し、余韻たっぷりに唐突に物語を終了。その後、スピンアウト方式にて、ハート数ならびに星数を二重&三重に荒稼ぎしている。何かと言えば、筋肉美を文章中に出し、想像力 & 妄想力が生命線のこのカクヨム住民の特に女性読者たちのイマジネーション力を利用して、さらにモテ力を高めている」「なんだと! こんないけ好かない奴許せない!」「とっ捕まえてギュウギュウにしてやる!」等、捜査官たちの正義感はマックスに達します。
むろんわたくしは、「ひ、ひどい。。こんなの人権侵害だよ。。ちょっと運営様ー!」などと、怨嗟の声をコメントに入れますが、またまた「沈黙は金。。」でダンマリ。。
とまあ、こんな感じですが、さすがに落としただけで終わったら、二人の友情には日本海溝並みの亀裂が入ってしまいますので、そこそこ安心しつつ読み進めますと、ちゃんと最後は評価と礼賛で締めくくって下さいました。いやあ、ドキドキしました。スリルとサスペンスに溢れ、最後は人間の魂の根源を問うような重厚な一作と言えるでしょう。
で、「こんな特定個人の出て来る小説。オレと親しい作家仲間以外には全然面白くないんじゃ。。」と思っていたのですが、これがなんと、カクヨム10コンテスト、ミステリー部門で週間1位を獲得しております! 一体なにがどうなっているのやらw
入賞したら、なんとなく困るなー、と思いつつ、応援したくなる秀作でした。
最後に、ちゃんと褒めておきますが、翠雲さんの卓越した文章力、ちょうどよい修飾、そして本当に深い社会知識に根差した知的表現は、本当にわたくしもあこがれ、評価しているところです。わたくしなどは、職業柄、「読みやすく、丁寧に」書くことしかできませんから、こんな文章書けたらいいなあ、と本当に思ってしまいます。
タイトルには、「カクヨム事件簿1」とありますから、もしかしたら続編があるのかも知れません。誰がターゲットになるのかな。ふふ。
お読み頂けますと、わたくしも嬉しいです。
是非どうぞ!