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冒険て楽しい(1)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884449661/episodes/16818622173227931522
 子供の頃。【トムソーヤの冒険】や【宝島】を観て冒険というものに心惹かれました。だって胸躍る探索のすえにお宝発見だよ?これでワクワクしなかったら男の子じゃないでしょ!
 だから友達とよく探検ごっこをした。【水曜スペシャル(探検)】のナレーターを物まねしながら。「なんとそこには?!」「そこで我々探検隊が見たものは?!」なんてね。そういえば、楽しすぎて小学校の宿泊訓練で、樹林帯をさまよい集合に遅れて大目玉をくらったのを思い出した。そんな感じだから、はしゃぐし可愛い子にもちょっかいばかりかけてクラスでも目立ってたせいで、不良に目を付けられイジメられたことも思い出しました(苦笑)
 こほん、冒険の話に戻しましょう。
 話したかったのは、何かの雑誌でファンタジーのテーブルトークゲームの存在を知ったときの驚きです。それまではいわゆるボードゲームと呼ばれるものしかありませんでした。ドラキュラハンターやお化け屋敷脱出ゲーム。パーティゲームのシリーズの一作で沈没船から宝物を手にれるゲームもありましたね。楽しかったけど、常に同じ舞台で繰り返し遊ぶため、飽きたらローカルルールでこすり倒すのがセオリーでした。
 ところがです。テーブルトークは既存の枠組みをぶち壊してくれました。洞窟を連想させるフロアタイルに精巧な怪物と冒険者のフィギュアが臨場感を演出。それまでボードに描かれた狭い舞台だけに限定されていた世界が、プレイヤーのイメージするすべてを舞台にできる圧倒的な自由度。そして無限に生み出せる物語。【ダンジョンズ&ドラゴンズ】を知ったときの衝撃と興奮は忘れられませんっ。
 な・の・に。田舎じゃどこにも売ってないのよ!オモチャ屋では「?」て感じよ。そして手に入れてもプレイする相手がいないなんて!! おいおいマジかよ、誰かやろうぜ、やってくれよ?! エロ本買うよりハードル高いなんておかしくない?(いやあの頃はウブでオトナの知識はずっとあとの話)
 とにかく。奇跡的に入手した時には、すでに中学校に入ってたから、ほぼ全員が部活動で忙しくて遊ぶコトなんてできなかった(あの時代は強制入部だから、帰宅部なんて奇蹟の子で逸脱者。超絶マイノリティ)。
 スタートブックとフィギュア1箱を手にして数回しか遊べなかったなあ(ちなみに第一世代)。

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