完結してもレヴューコメントをいただきましてありがとうございます!
あまりこちらに顔を出さなくなったのにレビューをいただいて本当に幸せな作品です!
ギフトもありがとうございます!
更新する予定はないので無理はせずにお楽しみください!
本当にありがとうございます!
トイレ、想像以上に大切です!
文明のレベルを現す者かと思います!!!(それほどか?)
ヒロインは残念ながら雪ではなれません。
一応オスだからね(そこか?)
恋愛要素はうっすら程度しか投入しませんでしたが、代わりにトイレへの愛を叫ばせていただきました。
ほんと残念な主人公ですね。ほんと。
借金鳥複数集合して餌付けとはwww
花梨が一人逆切れしそうな予感。
いつか気力が残ってた時は挑戦したい内容ですね!
そんな事で没祭り
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整理整頓、無理な話<私の事だと言うなかれ
モンスターはとにかく好かれるモンスターと嫌われるモンスターがある。
嫌われるモンスターの理由は主に見た目。
一階からいきなりラスボスの出現するダンジョンが恐ろしくて誰が入るかと言う俺の主張はその先に待っている美味しい食材モンスターの前にあっさりと消滅されてしまうけど。
まあ、文明のおかげでひっくり返ってる姿は見る事があっても遭遇する事もなくイチゴチョコ大福の雨の日の散歩コースに出来たのはラッキーだった。
そうやってダンジョンの中をうろうろしたから勝手に出入りするお犬様になってしまったのは言うまでもない。
ほら、ダンジョンが落とし物を回収してくれるからね。
飼い主としては拾って持ち歩かなくて済むのでありがとうございます!と頭を下げる所だろう。が、それもダンジョンの糧となれ。
そんなモンスターは置いといて。
「食材モンスター、いい加減に整理したいんだけどな」
「結城さんに連絡すれば?」
こたつにこもりながら岳はスマホのゲーム画面を睨みつけながらもどうでもよさげに言うが
「倉庫がいっぱいだから待っててくれ状態なんだよ。
いっそのこと地方の自衛隊の倉庫にまで向かいましょうか?って聞いたらそれなりに潤っているから大丈夫だって秒で断られた。
よく考えたら水井さん達が暗躍してたのが原因だよな」
ダンジョン攻略がそこそこ浸透したので自衛隊と言う数の投入でそれなりに食材は集まっているという。
それどころか今では海上自衛隊とか航空自衛隊の人達とかもトレーニングを兼ねてダンジョンで訓練しているという。
そこに橘さん達がレベルアップ訓練とマゾを倒す方法の伝授と言う巡回をしていてさらに食材はむしろ溢れているらしい。
むしろマンパワーが怖い。
そして全滅しないモンスターの生産力もすごい。
「いっそのことダンジョンで都市機能の止まった国に行って炊き出しでもやるとか?」
花梨の提案に俺はため息を吐きながら
「結城さん曰く、二度とこの国の土を踏めなくていいのなら予定を組むがと言われて即行でなかったことにしてもらった」
「無理っしょ?!」
花梨もさすがにそれは嫌だとコロンと転がれば
「にゃー」
梁の上から雪の呆れたような鳴き声に話は聞いていたんだなと俺も畳の上にひっくり返る。
「そりゃ俺の収納どれだけでも入れられるから問題は無いよ。
たださ……」
外から聞こえてくるにゃーにゃーと言った大合唱。
視線を向ければ納屋に住み着くにゃんズが今日の戦果をお披露目しながら俺に収納してくれと大騒ぎをしている。
戦利品は持ち帰る。
そんな自分のご飯は自分たちで狩ってくる逞しい野生のお猫様達の努力の結果、俺の収納は膨れ上がる一方だ。
「だったらあの借金鳥に一度引き取ってもらったらどうだ?
足つきの魚をいつまでも死蔵させておくくらいなら引き取ってもらった方がいいだろ。そんなにも値段が付かないのならあいつの餌ぐらいたらふく食べさせてやればいいんじゃないのだろうか?」
こたつの隣のテーブルから死蔵しているモンスターの処分ではなく活用方法の提案をしてきたけど
「千賀さん、何を言ってるの?時代遅れな事を言わないで。
あの脚付きのキモ魚たちは新しく煮干しになって今じゃ大高騰してるんだから。和食世界で大ブームになってるのよ?!」
「はっ!所詮はダンジョン産かよ」
あの生臭さを知る工藤は冗談じゃねえと呻くも
「あー、だから最近のお味噌汁の味が変わったんですね。
あご出汁とか合わせたのかと思ったら全くの別物になってたんだ」
まさかの味のわかる男がいた。
「村瀬分かってる!
ったく、ここの男たちは誰も気づかないんだから情けない」
「にゃ~」
そうだと言うような相槌の雪を村瀬は見上げ
「雪もお出汁に使った後の煮干し楽しみにしてるもんな」
「にゃ~ん」
生魚の時には近寄りもせず、猫パンチでさばいていた雪なのに
「猫に煮干し、定番だな。足付きでも一応煮干しか……」
「足は取ってるわよ。頭と内臓もだけど。
頑張って試作作ってダメ出しされながらもやっと形になって業者に委託できるまでになったんだから。
今いろんなダンジョンで足付き魚の乱獲が流行ってるんだから」
「乱獲って流行るの?っていいの???」
あまり興味ないので全く情報を仕入れていなかった俺は素直に驚いてしまうも
「あ、しょせんはダンジョン産のモンスターか」
「そうそう。数は減っても絶滅しないからね」
「なー」
村瀬が本当にどうでもよさげに言い、雪は苦手な水中モンスターと言うか水と係りたくないと言うようにため息をこぼす。
「そう聞くと借金鳥に渡すのももったいないな」
「まあ、さすがに泣きながらでも引き取る姿はちょっとねぇ……」
花梨も同情して
「こんど使用後の煮干しを粉末にして煮物に大量に振りかけて食べさせてみようかしら?」
それは美味しいのだろうかと気になる所だが……
「花梨、今度その煮干し屋さんに行くとき俺も着いて行く。
紹介してほしいんだけど?」
「って、どれだけ足つき魚をお前は持っている」
ドン引きの千賀さんにさすがに俺はそっと目を反らす。
カラスにも食べさせ借金鳥にも大量に引き取らせ、白様、黒様にも毎度大量に投げつけたのに一向に減らない足つき魚のモンスター。
「川の水抜いてみましたで乱獲した魚、マジ数ヤバっていう所?」
漁獲量が数ではなく重量なのを嫌でも理解すればいちいち桁数を数えるバカいるのだろうかと言う数に頭を痛めながら
「量り売り考えた人天才だな」
まじめに言えば何かを察したようにそっと視線を反らす皆々様。
「林さんの突っ込みが少し恋しいね」
ゲームをしながらどうでもよさげに呟く岳の言葉に全員が頷く、本当にどうでもいいよ特に俺!
なんて少しのむなしさを覚えて
「ちょっとダンジョン行ってくる」
「いてらー」
「あまり乱獲してきちゃだめよ?」
心配のかけらのないそれこそどうでもいいという岳と花梨のお見送りの声にダンジョンでこのむなしさを爆発させるのは言うまでもない。