藤原瑠璃子は7世紀の中頃、飛鳥時代の人です。
父親は藤原虎麻呂といって、太宰府政庁の初代長官だったらしいです。
(虎麻呂についてはまた別のページに書きたいと思っています)
当時、この辺り一帯で疫病が流行り、瑠璃子姫もその病に罹ってしまいました。
父の虎麻呂が一心に祈祷したところ、夢の中に一人の僧が現れて
葦の生い茂る所を掘るようにと告げます。
虎麻呂がそこを掘らせると温泉が湧き、その湯に瑠璃子姫を入れると
たちまち病が治ったそうです。
これが二日市温泉の始まりと言われています。
トーノミア長官の奥方・ルリ姫の名前は、この瑠璃子姫から取りました。
また、筑紫野市のマスコットキャラクター「つくしちゃん」も
この瑠璃子姫がモデルです。
