木樋とは、水城の内濠から外濠へと水を流す導水管として造られた木製の四角形の管です。
内法116✖️74センチメートルと成人が中に入れるほど巨大な構造物で、水城の土台約80メートルに亘って埋設されています。
現在までに発見された木樋は4箇所で、中には木の部分が抜き取られて跡だけになっている所もあります。
これは木樋が極めて大きな板材だったので、後の時代に建築資材として再利用されたためと考えられています。
作中では木樋の数を「8本」としていますが、実際に何本あったのかはわかっていません。
写真は水城東門跡の近くにある木樋跡です。
