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四天王憧れという病

私が思うに、
①【情景描写】(風景、幻想的な光景展開)と
②【人間描写】(人間の感情の熱、人間の魅力を描く力)は

一緒ではなく、
①は書くの上手いが②はあまり得意ではない人もかなりいて、
②は書けるが①が全く冴えない人もいます。

風景を捉える脳の部分と、
人間を捉える脳の部分はもしや違うのかもしれません。

しかし何故か、世界観は幻想的な設定で書いているのだが、そこで動く人間たち全然おもろないとかいう作品もあり、


このキャラすごくいいな~~~~~と思うのに、
なにか、世界観が捉えにくいな……魅力がない……世界の設定全然魅力ない……

と思う作品もあり、

この二つはちょっとどっちか書ければこっちも上手く書けるというわけではないらしいのです。


しかし!!!


①も上手いが②も上手い!!!

こういう才を持った人はおられます!!

昨日の興奮冷めやらぬヤスぽろさんなんかも、人間の心境描写書かせたら光り輝きますが、父と娘で見つめたあの日の夜景、圭さんと蓉さんが一緒に見つめた風景、美しい捉え方も本当に素晴らしいです。

ヤスぽろさんは恐らく、風景や情景をご自分でも見るのがお好きなんだと思いますよ。実際に見ても、映像などで見ても、かなり意識の深い所に刻み込めるのです。

これ、私もそうなので非常に分かるのです。
無論実際に見に行った時の感動は一番でしょうが、対象物として捉えた時の集中力、その光景の中に「入り込んで自分の感情や印象を引き出す」集中力が凄ければ、写真一枚だろうと鋭い感受性で、まるでその場所に行ったような文章表現が出来る人がいるのです。

これが出来るには「感受性の高さ」が不可欠であり、

まず風景の中に美しさを感じ取り、美しい風景を好み、喜び、そういうものを鋭く感じ取る感受性が必要なのです。

こういうものを持っている人は、情景描写が非常に上手ですし、それを見た時の人間の喜怒哀楽。普通は美しい風景ですから楽しいとか美しいとか嬉しいとかですが、もっとそこに書き手としての才能が勝って来ると、「怒り」や「悲しみ」すら、情景と共に描き出せます。

つまり、毎日言ってる気がしますが【優れた情景描写】というのは、私が思うに、そこに人間の感情が伴って描かれているかどうかなのだと思います。

作者自身の感情もありです。登場人物の感情もあり。

とにかく、情景を情景でしか書いてない人の情景は、読んでても印象に残りません。

晴れてたか、曇っていたか、朝か夜か、春か秋か、森か、川か、いつも端的にしか景色を捉えていません。

私はよく友人に「何故そんなにずっと同じものを見れるのか」と聞かれることがあります。

確かに私は変化が一見無いような風景を、何時間でも見るのが非常に好きです。
全く苦では無いのです。

というより、その見方が間違っていて、

こうやって万物を何時間も眺めていると「世界とはこんなにも一瞬たりとも変化なく過ごすことがないのだな」と感動するのです。

空をずーーーーっと見上げます。
冬の晴れた空。雲があったら雲はずーーーーっと変化し続けますし、
雲一つない澄み切った空でも、時折鳥や飛行機が通ります。飛行機なんかもずーーーっと動きを目に追って(どういう人たちが乗ってるのかなー😊)など考えるの好きですし、飛行機が見えなくなったら、その頃にはまた何らかの変化が起きているものなのですよ。たまに飛行機だー🌸と思ってずーっと目で追っていたらしばらくしてもう一機来たりするとおい近すぎねえか? 尾行か? 尾行なのか? それとも前のは囮か? 次に来たのに大統領でも乗ってるのか? とかあったりして面白くてついついずっと見てしまいます。

私写経が好きだと前に白状(?)いたしましたが、
写経といえば寺です! 寺もそもそも寺の建造物が見事なのでああいうのもスゴイ作りだな~~~と何時間でも見てられますが、(そうなんですよ。変化が無くてもやっぱり見てられる)、私が特にお気に入りの寺(?)は広い池を保有している寺で、写経をやる→池を小一時間眺める→写経をやる→池を小一時間眺める→写経をやる→池を……この無限地獄……いや! 無限天国ルートが私は大好きなのです!!

広い池は本当に飽きない!!!

当然鯉やら魚がおりますから時々跳ねたりしますし 浮島なんてあろうものなら鳥が定期的に来ます! オシドリ夫婦がおります! かわいーオシドリ夫婦だ~~🌸などと微笑ましく見ていたらひょっこり一羽の鴨が浮島に上陸して日向ぼっこを始め
あいつ二人の愛の島に一人で上陸するとは勇気あんな……✨などと見ていたらそのうち白鷺なんかも降り立ち、よく見ればカメさんなんかも上陸していて、なんだあそこはみんなの楽しい浮島なのね🥰と本当に池の人間模様(?)は飽きません!!

池には空が映るので、時間帯によって色も違うように見えるし。

実は私雨も大好きなのですが、

雨など常に波紋が浮き立ち、雨粒が降り注ぐので一秒たりとも同じ風景にならないのが最高!!

雨は私本当に下手すると部屋の窓からとかもじーっと眺めるの好きなのです。

別に何も無いですが、雨に降り注ぐ地上の風景は大好きです。

夜の星も眺めるの大好きなんですよ。

前にも書きましたが「流星群が来る」とかいう夜はさすがにちょっと眺めてみる人とかもいると思いますが、流星群が来るって言って流星見れないと怒る人とか「損した」とか言う人いるじゃないですか。そんな風に考える人。
私はあれが皆無です!!

流星など、見れたら幸運。それくらいに思っています。

流星群が来ない日もしょっちゅう夜空眺めて流れない星を見てても無茶苦茶面白いので、流れたか流れないかとか正直本当どっちでもいいんです。

あんま変化ない車窓の風景とかも、何をそんなに見てるのかと言われるのですが
いや見るもの満載やろ!! 絶対新幹線とか特急とか乗った時外の風景見るよね!?

一人「人が作業している田んぼ幾つあった選手権」とか開催するよね!?
一人「次の駅までに幾つファミマあるか選手権」とか開催するよね!?
一人「次の駅までに学生服の人何人見つけられるかな選手権」とか開催するよね!?
一人「次の駅までに白鷺何羽見つけられるかな選手権」とか開催するよね!!!!!

様々な選手権開催されすぎてやることいっぱいだわこっちは!!!

ってなるよね!!


とにかく、風景に対して抜群の感受性を発揮する人はこの世にはいるのですよ。


これは多くは無いです。
ほとんどの人間は「同じ風景ばかり。飽きる」とか思うようなのです。
私は私自身がこういう考え皆無の人だったので長い間気遣ったのですが、風景を見ても、「何にも感じない人」って相当多いようなのですよ。特に「一見変わらない風景。いつも見ている風景」であるほど感受性脱落者が増える傾向にあるらしいですが、私は日常的風景でも「お気に入りの場所」とかを必ず見つけるので、そこを通る時は毎日楽しかったりします。

本当に風景を見るのが大好きなので、

風景に飽きる、風景を見て何も感じないという感覚が分かりません。

今の現代人なんかは歩いている時は音楽を聴き、
待っている時はスマホ画面を見ていて、
風景なんぞ見ていない人が山ほど多くなりましたね。

こいつらは益々旅行とかに連れて行ってもずーーーーーーっと下向いてスマホ見てんだろうなぁと思わずにはいられませんが、風景に対する感受性が死んでいくぞ貴様らと思いつつも、まあその人たちの好きなのでほっといてますけど。


皆さんはどうですか。

物語を曲がりなりにも書いてる皆さんは。

普段から風景、眺める方ですか?

私は無茶苦茶風景を眺める方です!!!!🥰

尋常じゃないほど凝視する方です!! 

え? そんな尋常じゃないほどは眺めない?

物語を書いているのに!?

ってなります。

それで一体どんな見事な情景描写を書いて………!? 書いてないんかい!!!!!!!!!💢💢ってなるので、

そういうとこも見てますよ見てますよ

情景描写得意な人の描き方には 魂が籠ってるのです!! 心が!!
心が入った情景描写をしている人はやっぱり上手いです!!

これは間違いないですね。


私が本当に日常どんだけ風景をじーーーーーーーーーーーーっと眺めているか知ったら震え上がると思いますよ。
その目で、文章を見ていますからね。


そらなんだ貴様その気合いの入ってない風景描写はァ!!!!


一カ月山に籠って山の風景だけ眺める生活して来い!!!!!

とそういう気分になるのも致し方ないわけです。

【ジグラート】のネーリが、ヴェネツィアの干潟の風景が大好きで、同じ干潟の風景を何枚も何枚も描いてる子なのですが、
ああいうのはつまり、私もそうなのです。「世界には同じ景色が一秒たりともない」。この実感が私はあるので、作品を通してネーリにそういう心境を託せるのです。

毎日描いても、飽きない。

風景に感受性の高さを発揮しない作者が、
風景に感受性の高さを発揮する登場人物を、書けると思いますか?

「作者自身が価値がない」と思って、やってないことを、

作中で登場人物が、夢中で楽しい!!! って感情でやっているように書けるでしょうか?

これ恐らく、書けるのです。

人間には想像力がありますからね。

書けない人が大半。
文章を作る技術があれば、想像力で書く人が少し。

しかし、作者自身が価値がないと思っていることを作中で登場人物にやらせても、
書くことは出来ますが、心が入ってないため、観察眼のある読み手には必ず愛情の無さを見破られます。

深みが無いからです。

深みは、作者自身の心が伴っているかで出ますので、


「うわ~~~~~この作者さん、こういう風景きっと見るの好きなんだろうなぁ……」

とかが伝わって来るとか、


「この景色見た時にすごく印象に残ったんだろうな~~~~」


とかが伝わって来るとか、


やはり風景描写に伴って、訴えかけて来る心理描写が桁違いなのですよ!!

そのパワーが!!!

それが情景・風景を描くのが上手い人の描写なのです。



普段の作者の感受性が非常に出る部分です。

作家としての素質の一つとも言えると思いますね。

これが著しく欠落している人は、プロとして書いていくには非常にここが欠点となる部分だと思います。



恐ろしいのがこの【感受性】【情感】【風景を見て、胸が震えるほどの感動を受ける】というものは、

全くAIに聞いても打っても響いて来ない、全く答えを貰えない領域なのです。

自分自身の感受性を鍛えるしかないので。

こういう部分がハイレベルな領域で文章の質を大きく分けるポイントになっています。


「面白い話を作ったのに何故?」


と思う人は恐らく話の小手先の面白さだけに頭を悩ませて、
そこに自分自身の【実感】、思想、考え方、または情景に対しての【感受性の高さ】を疎かにしているため、

文章の【質量】と【鮮やかさ】が欠けているのです。


私はやはりこの文章を読んだ時の
【質量】が、人間描写の上手さであり、
【鮮やかさ】が情景描写の上手さである

のだと思うのですよね。

この二つを文章を読んだ時に感じ取れたら、もう間違いなく良作です。

この二つがあれば、小手先で面白い展開など考えなくても、自然と描く内容は味わい深い唯一無二のものになる。

そんな気がしますね。


さぁ~~~~~~~~~なっがい前置きになりましたが、


いや昨晩から今朝にかけて非常に素敵な話を読ませていただけたので色々とはっきりした部分があって、言いたいことが溢れた


前に【情景描写】が非常に上手い。冒頭から上手いと書きましたが、
さて、人間の描き方の方はどうかな? と読み進めて来た作品。


人間の描き方もいいですね~~~~~~~~~!!!✨✨😊


この情景描写なら人間の感情の細やかさも捉えてるんじゃないかなと思いましたが、やはり捉えてます!!

特に今回いいな……!! と思ったのが、

「大好きな鳥をカラスが殺してしまって、心を閉じてしまった姫君」というのが出て来るのですが、

鳥が大好きなので、色んな鳥にも、カラスにもエサをあげてたそうなんです。
でもそれで、カラスが来て、特に大好きな鳥を殺してしまった。

子供ならこれがトラウマになり「カラス大っ嫌い!!!」ってなるのかと思いきや……

この子は混乱が落ち着くとカラスにも以前通りエサをあげ始めた、と書いてあったのです。

「カラスが悪いんじゃなく、カラスにエサをあげていた自分が悪い(だから今更カラスに罪を押し付けて、排撃するのは違う)」と思うことで、自分を責めて心を閉ざしてしまったらしいのです。


この心境の描き方がリアルだし、よく作者の考えが反映されてる文章だな~~~~~~~~~~と思いました。

何パターンかに分かれると思いますね。
①カラス大嫌い!!! の子供描写で行く
②カラスには二度とエサあげない!! という子供ならではの極端な描写で行く
③鳥に罪はないから、何事もなかったかのように鳥は好きなままで行く


①②③は鳥好きな私からすると(😊)ありがちな展開です。


この話は「鳥に罪はないからエサはあげるが、カラスを招いてしまった私の罪は無くならない」という子供ならではの傷つきやすさと、頑固さ、でも他人に罪を押し付けない優しさのようなものも感じ取れます。

まだ実はこの姫君出て来てないのですが、他人の説明でどうやらそういうことらしいと分かったのですけれど、
主人公がこの姫君にどうやら仕えることになるらしいのですが、主人をまずどんな人か、こうして説明することで主人公が彼女に感情移入する自然さがきちんと展開されています。

たまに設定の荒い転生系とかだと「生まれ変わっても仕える」みたいなのありますが、全く死ぬことに一生懸命で何故そんな生まれ変わっても仕えたいと思うほどの主人だと思ったか、の部分が全く丁寧に描かれておらず、そういう根本が雑に書かれていると折角転生しても何故そんなに第一の生に縛られたいのかが理解出来ず、結局主人公にも主人にも感情移入何も出来ないということになるようなのが多く、



こんな主なら仕えたい! という部分が描かれていたのはすごく上手いなと思いました。

あと「四将」みたいなのが出て来るのですが、
実は私はこの「三人衆」みたいなのは非常に警戒していて、

いや!! 違うんですよ!! 四将憧れ異世界ファンタジー作家が持ちがちな気持ちは分かるんですよ!! 私も勿論あります!! 四天王憧れね!! ありますよ!! 勿論!! 戦記好きですから! 確かにあります!! 四大天使憧れとかあります!
書いてます!

だから気持ちはすごく分かるんですが、

だからこそ慎重になろうと自分に課してるんです。

なんでも小説において「多用」はいけません!

またか、などと読み手に思われるのは悪手です!


たまに、ここぞという時に使うのはいいですが、使いまくりはダメです!!


カクヨム全体を通して見ると多いんですよ!!!!😊


また「四天王出たか……」現象です!

一人一人は違う作者なのでそこまとめるのも可哀想ではあるのですが、そこは見るのは私一人なので、そんなに四天王でまくりならやっぱりそれは一人「どこの四天王が一番素敵か選手権」くらい開催させてもらいますよ!! 多すぎんだもん!!

四天王とか四将とか言われるとものすご軍人好きの私からするとハードルが上がるわけです! どんなカッコいい奴が出て来るんだ!? と!! 凄くてカッコいい奴が四天王とか付けられないとおかしいわけですからな!!



結果、えーーーーーーー……四天王とかいって全然凄くも無いし人としての魅力もない……普通の人やん……とか思ってしまうのが一番いかん!!!

何故四天王出した!?💢💢とこれはもう四天王本人よりそんな冴えない四天王を出しやがった作者本人を説教したいくらいです!!

四天王憧れはそーいう事態を引き起こしかねないから慎重にあるべきなのですよ!!

本当にものすごい奴か、
そうでないなら物語でちゃんと凄くなっていく過程書いてから「呼ばれるようになれよ」と!!!!

四天王出したかっただけだろお前みたいなのが透けて見えるのはいけません!!


こちらの話「四将」という言葉が突然出て来たので一瞬ドキッとしたのですが……。


出て来た方、ちゃんと人としての魅力を感じられる方だった……🥰


しかもまだ大して出て来てないけど、初対面の挨拶からちゃんと好ましい人柄が出て来ていたので、これならばきっと素敵な四将が見られるんじゃないかと一瞬警戒したものの、全然嫌悪感とかはなく四将にもスッ✨と入れました。


登場人物を、初登場させる時の描き方が、非常に上手い印象です。


次に私が気になるのはこの方が書く、いわゆる「悪役」などかもしれません。

非常に世界観を透き通った目で見ることの出来る作者さんだなという印象があるので、これでどういった敵や悪を描くのか、注目ですね。

そこが良かったらもう言うことなしなのではないでしょうか?



とても好感持てる作品です。


桜隠し(mamalica)さんの
【乙女月の物語 ~紅穹の月・異世草紙~】


これから楽しみにして読んで行きたいと思います✨

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