ご挨拶、自己紹介がわりの短編たちです。たくさんの感想とレビューを頂き、ありがとうございました

10月30日に更新

わたしが主催した自主企画『おいでよ！いくら（丼）をフィーチャーした作品』への参加作品です。

10月7日に更新

4つの独立した掌編が、最後につながり連作となる──不思議なお話です。 ここは、いくつもの掌（たなごころ）から生まれた世界。 梅雨のコインランドリー、古い喫茶店、閉店間際の書店。日常の片隅で描かれるのは、言葉にならない孤独や、どうにもならない閉塞感です。一見、ばらばらに見えるこれらの静かな物語は、しかし、一つの大きな運命で結ばれています。 すべてが劇的に反転するのは、第四篇「機械の神」。壮絶な過去を持つ主人公が立ち直り、やがてAIに敗北する神話の果てに、真実が明かされます。――最初の三篇は、彼女の絶望から紡がれた「物語」そのものであった、と。 これは、魂の叫びが物語へと昇華される瞬間と、AIが人の心を学習した先に待つ未来を描く連作です。最後にすべてが繋がる衝撃と、切ない救いの光を体験してください。

8月3日に更新

誰かの物語を生きることをやめた少女たちの、 静かな再起と、ささやかな祈りの記録。 悪役令嬢として断罪される運命、誰かが書いた雑な脚本。 そんな「お約束」を脱ぎ捨てた少女たちが出会うのは―― そこは王道からはみ出し、物語のスポットライトも、読者の期待もない安住の地。 鍬を持ち、毒舌の猫と暮らし、 神々の国のアイスを食べながら笑う。 そんな自分で選び直す“生”だった。 このシリーズは、狂った世界の片隅で見つけた、 ささやかなやさしさと、ささやかな革命の記録です。 少し笑えて、少し泣けて、じんわり残る何かが、きっとある。

4月20日に更新