https://kakuyomu.jp/works/1177354054902247720/episodes/1177354054906943950今回は1万字を超していて結構長いです。
ユニたちが出会う私設警備団は、帝国軍の装備を利用しています。
帝国は年中戦争をしている国なので、ごく当たり前に中古の装備(武器・防具)が市中に流れていて、一般人でも普通に購入することができます。
当然それを装備することも違法ではありませんが、階級章は外さないといけません(というか、商品として流通する段階で外される)。
こうした装備は圧倒的に中古品で、多くは戦場から〝拾ってきた〟(要するに戦死者から引っ剥がした)ものです。
さて、私設警備団の連中は剣や短槍のほか、弩(いしゆみ=クロスボウ)も所持していました。これも帝国軍では一般的な武器で、携帯用の小型の弩です。
弩は一般の弓より射程が長く、威力も格段に高いのですが、矢の装填に時間がかかるのが欠点で、ついでに言えば持ち運びには嵩張るし結構重たいのです。
そこで歩兵用に小型化して携行しやすくし、張力も弱めて装填速度を上げています(装填はレバー式)。
当然、本来の弩に比べると威力は格段に落ちますが(射程も三十メートル程度)、同じ携帯用の短弓よりは遥かに強力です。
ちなみに帝国では携帯用ではない普通の弩も運用していて、これは弩隊(いしゆみたい)という専門部隊で使用されます。彼らの弩は、百メートル以上先のプレートアーマーを楽々貫通するほどの威力があります。