第十章「兎の目」の第六話「暴動」をアップしました。
騒ぎは一応収まりましたが、リディアが約束してしまった食糧供出問題が残っています。
もちろん赤城市にそんなことをする財政的な余力はありません。
どうするのかな? と思うと、リディアがなかなか優秀なところを見せてくれる……というのが今回の話です。
昨日説明した専売制の弊害ですね。
秋田県は全国でも極端に人口減少が加速しているところで、毎年数万人単位で人が減っています(毎年町がひとつ消滅している感じ)。その中で例外的に人口が増えているのが大潟村です。
日本第二の湖、八郎潟を干拓してできた村ですが、広大な農地で大規模営農をしているので、住民(というか農家)の世帯収入が異常に高く、みんなデカい家に住んでいい暮らしをしています。
この村でかつてある人とそのグループが、農協による全量買い上げが常識だった時代に自主流通米の直販を始めました。
今なら当たり前の話ですが、当時は既存制度に対する反逆で、そのグループと他の一般農家は激しく対立しました。彼らの所にこっそり米を運ぶ者がいないか、道路で検問が行われたくらいです。
現在でも「あの家は××派だから」という根深いしこりが残っています。
今回の話を書いた時、そんなことを思い出しました。